【インタビュー】CREAM、「夏に向けて、“こういう遊びがしたいでしょ!”って煽れる曲になればいい」

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── アルバムに続いてニューシングル「Wonderland」がリリースされます。非常に夏らしいパーティーチューンです。

Staxx T:この曲は、トラックがプロデューサーの John Fontein(RE:LABEL®)から届いた時にすごい鳥肌が立って、絶対いい曲になる! って確信して作り込んでいきました。最終的にはその確信通りにいい曲に仕上がりましたね。夏フェスに出演させていただくことがちらほら決まりだしてきてた時期で、そういう場で盛り上がるような風景も意識しました。目をつぶったらフェスで「ワァーーー!」って騒いでるのが想像できるような。昼に聴く四つ打ちの明るい曲って日本ではなかなか作り出すことが難しいし、切ないメロウな恋愛ソングが流行るシーンの中で、あえてこういう曲で勝負をしたかった。それがCREAMのスタイルだとも思うし。

Minami:アルバムのリード曲だった「Shooting Star」とはまたひと味ちがうEDM感を出したかったですね。切ないメロディの「Shooting Star」に対して、「Wonderland」はよりパーティー感を意識しました。

── まさに「Wonderland」のミュージック・ビデオでは、強烈に楽しそうなパーティーが繰り広げられてますよね。すごい参加したくなる(笑)。

Staxx T:夏に向けて、“こういう遊びがしたいでしょ!”って煽れる曲になればいいですね。この曲を聴いて、ガチで遊ぶモチベーションをみんなに上げまくってほしいし、今年の夏の思い出の曲、夏のBGMになってほしいですね。

── カップリングに収録されている「BABY I LOVE U (CREAMIX)」はYouTubeの映像チャンネル「CREAM VISION」でも300万回を超える再生回数を記録してます。ファンの皆さんはリリースされるのを待っていたと思います。

Minami:そうですね。応援してくれてる“CREAM TEAM=ファン”の方々へのプレゼントという気持ち。「CREAM VISION」が注目を集めるきっかけにもなった曲でもあるので、私たちもすごく思い入れが強いです。

Staxx T:再生回数の伸びが一気に上がったもんね。あの曲でCREAMのことが好きになりましたって言ってくれる子がいたりしたので、ようやく届けられて嬉しいです。

── 「CREAM VISION」は1年間、毎週月曜日に映像をアップしていったということですが、つづけていくのは相当しんどかったんじゃないですか?

Minami:もう、それをやってるだけで1年が終わったという。

Staxx T:1年を費やした価値はあったよね。CREAMを始める前にメンバーがひとり抜けて、まわりの期待感が薄れるのを感じたんです。

Minami:ふたりで活動するイメージが想像できないって言われたりね。

Staxx T:そういう状況を自分たちの力で打破したくて始めたプロジェクトだったから、ファッションとか髪型にも気を使ったし、どんなことをしたら観てもらえるかっていうこともすごく試行錯誤しながらやってました。

Minami:時機が来るのをただ待ってるんじゃなくて、「CREAM VISION」を通して、自分たちの手で音楽をより早くみんなのもとに届けたかったっていうのもありますね。

── ふたりが唄ってる姿もいいですよ。

Minami:(ふたりが唄っている映像を左右に並べる)スプリット映像にした時は、キタ感あったよね(笑)。

Staxx T:実は苦肉の策だったんですよ。背景に貼った壁紙の横の尺が足りなくて、だったらそれぞれ撮って、あとで編集でくっつけちゃおうと。並べたらめっちゃイイやん! ってなってね(笑)。不具合から生まれたミラクル。

── 最後にCREAMが目指していくヴィジョンを聞かせてください。

Staxx T:世界的に見ても唯一無二のグループになりたい。ファッションもサウンドも含めていいものを作り出していって、日本といえばCREAMでしょって言われたいですね。

Minami:うん、世界で戦えるアーティストになりたいです。


Interview by 小林“こばーん”朋寛


◆BARKSインタビュー
◆CREAM オフィシャルサイト
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