倖田來未、15万人動員の全国ツアーが豪華絢爛にファイナル。「エンターテイメントを届け、『愛』を届けたい」
2011年に行なわれた<KODA KUMI LIVE TOUR 2011 Dejavu>以来、約2年ぶりとなる倖田來未の全国ツアー<KODA KUMI LIVE TOUR 2013 JAPONESQE>が、千秋楽を迎えた。
◆倖田來未 <KODA KUMI LIVE TOUR 2013 JAPONESQE> 画像
2013年3月から全国9会場、16公演で行なわれた今回の全国ツアー。ステージでは、2012年にリリースしたオリジナルアルバム『JAPONESQUE』と2013年2月にリリースされたカバーアルバム『Color The Cover』の世界観が融合され、それはまさしく圧巻の一言だった。
「今回ライブは、『JAPONESQUE』というアルバムを制作しているときから、この曲ではこういう演出をしたいな、など、曲を作りながら、演出も浮かんでいて、早くライブで実現させたい! と楽しみにしていたライブでした。このライブは、出産前に中止になってしまっていたライブなので、待っていただいていたファンのみなさんの期待を裏切らないように、最後の最後まで、アイディアをだして作り上げたライブなので、最初から最後まで隅々まで楽しんでいただけたらと思います。」── 倖田來未
これまでのライブと同様に、プロデューサー・倖田來未としてのこだわりが随所に見られた今回のライブ。オープニングでは高さ30cmある下駄を履き、重さ30kg以上あるという豪華絢爛な花魁風衣装に身を纏った彼女が登場するという華々しいスタートで会場を沸かせた。
「毎回ライブでは、一番最初のオープニングを大事にしているのですが、今回のライブは『和』がテーマなので、花魁を是非取り入れてみたい! と思い、セットももちろんですが、映像、ヘアメイク、衣装など、隅々まで倖田來未の花魁を表現できるように、すごくこだわりました。」── 倖田來未
また、“和”“DANCE”“バラード”“ROCK”というコンセプトのもと構成されたステージの合間に、彼女自身がドラムを演奏するという演出も初披露。
「ライブの構成を考えているときに、ここでドラムがでてきて、自分が叩けたらかっこいいだろうな、とふと頭に浮かんで、そのイメージを実現するために、練習をしました。」── 倖田來未
また、アンコールでは7月31日にリリースする3曲入りニューシングル「Summer Trip」から「LALALALALA」を初披露した。
「気づいたら13年目です! 早いですね。みんなの笑顔が見たくて一生懸命、今日このステージを創りあげています。今日はたくさんの笑顔を本当にありがとうございました!本当に私はいいファンの方に囲まれて、恵まれた環境で歌わせて頂いています。いつもたくさんの人たちに私は支えられているから、私はもっともっと音楽を通して、一人でも多くの人に、元気とか勇気とか、もっと頑張ろうっていう気持ちになってくれたら嬉しいなと思ってます。誰かが頑張っているときは、誰かが犠牲になってるってことを忘れたらいけないなって常に思うんですね。みんなもきっと人生の中で、どっちに進んだらいいかなっていう人生の迷いがあるとき、なかなか現実と理想は近づかないものだけど、でも、夢はあきらめた者負けかなって私は思います。今日私が伝えた言葉をいつか思い出してもらえたら嬉しいです。」── 倖田來未
そして何よりファンを第一に考える彼女だからこその細部への気配りも。たとえば倖田來未のライブには、子供連れで来ても楽しめるような工夫が施されている。
「新たにではありませんが、3年前のツアーから、お子様連れのお客様が着席して見やすい席で見れるようにファミリーシートを、お子様が安心して楽しめるように音を抑えるイヤーマフを導入しており、今回もその数を増やして、ライブに来てくれるみんな全員が、ライブをより楽しんでいただけるような環境作りを徹底しました。また、これも以前からですが、ライブに来ていただいたお子様には、お土産を用意しており、今年のライブは和がテーマなので、倖田クマの福笑いをプレゼントしました。ですが、アーティスト倖田來未として、エンターテイメントを届け、『愛』を届けたい、という根本的なものは変わらず、より一層の『愛』を届けることのできるライブをしたいと思っています。」── 倖田來未
過去総動員数100万人を突破したという倖田來未のライブ。彼女の次のステージは3年9ヶ月ぶりとなる台湾でのワンマン。今秋開催決定ということなので、こちらも気になるところだ。
なお今回のツアー「KODA KUMI LIVE TOUR 2013 JAPONESQE」はWOWOWにて9月放送予定となっている。
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