音波を利用して店舗にチェックイン ぐるなびのスマートフォン向けアプリ「imaココデ」にヤマハが「INFOSOUND」を技術提供

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▲INFOSOUND概念図
ヤマハは、同社が開発した音波による新しい情報伝送手段「INFOSOUND(インフォサウンド)」を、ぐるなびが提供するスマートフォン向けアプリ「imaココデ」に技術提供したことを発表した。6月10日より、「INFOSOUND」を用いた来店検知システムが、対象となる商業施設に順次導入される。

「INFOSOUND」は、ヤマハが2008年から研究を進めてきた音響通信技術。デジタル情報を音響信号に変調して伝送する技術により、人間にはほとんど聞こえないようにデータの伝送を行うことが可能。Wi-FiやGPSに比べて狭い範囲でのサービスエリア制御ができる音響通信の強みを活かし、「伝達エリアの制御がしやすい」「信号取得の精度が高い」等の特長を持つ技術として、店舗や公共施設、各種放送での利用、音楽CDへの組み込みなど、幅広い分野での応用を目指している。


▲imaココデのウェブサイト。
「imaココデ」は、ぐるなびが提供するおでかけ先でポイントが貯まるスマートフォン向けアプリで、6月3日より無料で提供されている(対応環境はiOS 5.1.1以上、Android 1.3以上)。ユーザーはアプリに表示される店舗やイベント会場へ行った際、スマートフォンの位置情報を活用して現地でチェックインしたり、クチコミ投稿を行ったりすることで「おでかけポイント」を獲得可能。「指定された複数店舗への来店」、「店内のチェックイン場所を全てまわる」などの限定イベント「ミッション」へ参加することで、その内容に応じた「おでかけポイント」を追加で獲得できる仕組みだ。貯まった「おでかけポイント」は、「ぐるなびスーパー『ぐ』ポイント」や商品券、他サービスポイントへ交換することができる。

今回ヤマハが「INFOSOUND」の技術を、ぐるなびが提供するアプリ「imaココデ」に対して提供。「INFOSOUND」を用いた来店検知システムが対象となる商業施設に導入されることにより、「imaココデ」のユーザーは、店内でアプリを起動しワンクリックするだけで正確に対象店舗にチェックインしてポイントを獲得することが可能となる。6月10日より大型商業施設に順次導入が予定されている。

◆imaココデ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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