ローランドからハイビジョン対応オールインワン&マルチフォーマットAVミキサー「VR-50HD」登場、USB3.0でPCにフルハイビジョン出力も

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ローランドは、カメラやパソコンなどのハイビジョン映像と、マイクからの音声を一台で操作し、収録/ライブ配信から演出まで可能な省スペース型のAVミキサー「VR-50HD」を、米国で開催される設備用音響/映像機器展「InfoComm 2013」で発表する。

ローランドの音響・映像ミキサー「VRシリーズ」は、小型ながら一台で音響ミキサー、映像ミキサー/モニター、映像信号変換など、音響・映像設備やライブ配信に必要なすべての機能を備えたシリーズ。今回登場の「VR-50HD」は、ほぼA3サイズの省スペースでありながら、音響・映像に必要な機能をすべて備えた上、ハイビジョンに対応。また、USB3.0対応により、パソコンに接続すれば、より手軽にフルハイビジョンでの収録やライブ配信が可能となり、セミナーや授業/行事のライブラリー化などネットワークを活用した情報共有を実現する。

1つめの特徴は、オールインワン・モデルであるということ。映像・音響設備やライブ配信スタジオに必要な機能「オーディオ・ミキサー」「ビデオ・スイッチャー」「メディア・コンバーター(映像信号変換機)」「モニター・ディスプレイ」をすべて備えたソリューション・モデルとなっている。さらに「パソコン用USB3.0インターフェース」を装備し、パソコンによる収録やライブ配信など、インターネットへのスムーズな連携にも対応する。

マルチフォーマット対応も特徴の1つ。異なる映像信号でも、変換機なしで直接「VR-50HD」本体に接続でき、それぞれの映像に合わせて最適な縦横比の変換や、サイズの拡大/縮小が可能。端子は「HDMI」はじめ「RGB」、「コンポジット」、業務用の映像信号である「SDI」を合計12系統装備。HDMIとSDIは一緒に送られてくる音声も活用可能だ。対応フォーマットは、1080/60Pにも対応する高画質のデジタル信号(「HDMI」「SDI」)から、パソコンで長く使われてきた「アナログRGB」まで幅広く対応する。

そして、音響・映像一体型のAVミキサーとして世界初となるUSB3.0の音声・映像出力を搭載。パソコンとUSBケーブル一本の接続で収録やライブ配信を実現している。ミックスした映像と音声をUSBで出力し、USB接続したパソコンで収録、できあがったファイルをネットワーク上で共有したり、Ustreamなどライブ配信を高画質で行うことが可能だ。USB3.0では1080/60pでの高画質接続を実現。また、汎用性に優れたUSB2.0接続にも対応し、720/30pのハイビジョン接続が可能となっている。

2013年6月12日より米国で開催される設備用音響/映像機器展「InfoComm 2013」で発表されるほか、国内では6月12~13日に開催する「ローランド Audio & Visual 新製品内覧会」で発表、展示が行われる。

◆マルチフォーマットAVミキサー VR-50HD
価格:未定
発売日:2013年10月

◆VR-50HD 製品詳細ページ
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◆BARKS 楽器チャンネル
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