ヤマハ、演奏性追求&新音源で表現力強化、ドラムがうまくなる電子ドラム「DTX562K」「DTX532K」「DTX522K」
▲すべてのタムパッドをDTX-PADとし、上位モデルと同じパッド構成としたDTX562K。
「DTX562K」「DTX532K」「DTX522K」は、音源部に新開発のドラムトリガーモジュール「DTX502」を搭載し、最新のドラムパッドなどを組み合わせることで、高い演奏性と表現力を実現したモデル。さまざまなジャンルに対応する最新の音色を備え、スティックの動きに対する感度と音色変化をチューニングして自然で幅広い表現力を追求。また、エントリーキットであるDTX drums 400シリーズで好評の多彩な練習機能の追加により、ドラムがうまくなる電子ドラムを実現している。
まずチェックしたいのが、音源部となるドラムトリガーモジュール「DTX502」。DTX drums 500シリーズからのモデルチェンジで最も変わったのがこの部分だ。250以上もの新規音色を追加し、計691音色を搭載。自社開発の音色に加え、音楽制作ソフトウェアの音源としても使われている実践的なドラムやシンバル音色をDTX drums用に最適化して加えたことで、幅広いジャンルにわたり高い表現力の音色を揃えた。これはドラム音源BFDのサウンドプロデュースを手がけるジョン・エメリックによるキットをDTX用に最適化したものだという。ダブステップ、エレクトロニカ、ヒップホップ、メタル、パンクなどの最新のキットも用意する。
演奏性と表現力の向上のために用いられたのが、レーザー技術を応用した独自技術。これにより、スティックの動きやストロークを徹底的に分析。より自然な表現ができるようにトリガーの感度設定と音色変化をチューニング。シンバルミュート、自然なシンバルのうねり、スムーズなスネアロールなど、ハイエンドモデルのような高度な演奏表現を可能にした。さらに、叩き続けたくなる打感を追求した「DTX-PAD」や、打感と感度を向上させた新開発のラバーパッドとの組み合わせにより、演奏性と表現力をさらに向上している。
演奏がうまくなりたい人なら要注目の機能が、8種類搭載されるトレーニング機能。これはDTX drums 400シリーズで好評の機能を取り入れたものだが、400シリーズではなかった画面表示が加わったことで設定と確認も簡単になり、ドラムが上達する電子ドラムとしての機能が進化。任意の音符を2小節単位で正確に叩けるかを採点する「チェンジアップ」、正確なショットのみを発音する「リズムゲート」、時間内にどれだけ激しく叩けるかを競う「ファストブラスト」など、グルーブやリズム感を究める上級者向けのストイックなものから初心者向けのゲーム感覚のものまで搭載し、幅広く効率的な練習が可能だ。
アコースティックドラムとの組み合わせも可能な拡張性も見逃せない。電子ドラムのキットとして演奏するだけでなく、アコースティックドラムのセットに組み込んで、サイドスネアやサウンドエフェクトとしても簡単かつ即戦力的な音源として使用可能。リアパネルは、アタッチメント(別売)を使用してスタンドなどにも設置しやすいコネクタ配置としている(スタンドに接する中央部を避けるようにコネクタが配置されている)。また、USB端子を備え、Windowsに対応したソフトウェア「ミュージックソフトダウンローダー」を使って、最長12秒までのサンプルデータ(波形)を音源部本体に取り込んで演奏することができるのもポイントだ。
▲スネアにDTX-PADを採用したDTX532K(写真左)と、クラッシュをより大型にし、上下可動式ハイハットパッドを採用したDTX522K(右)。
▲新製品内覧会でDTX562Kの演奏を披露した今井善頼氏。「いつまでも叩き続けたくなる」とそのサウンドを評価。
▲新しいドラムトリガーモジュールのDTX502は液晶を搭載、音量調整もやりやすくなっている(写真左)。DTX532K(写真中)、DTX522K(写真右)も同じモジュールを採用する。
◆DTX562K
価格:オープン
◆DTX532K
価格:オープン
◆DTX522K
価格:オープン
発売日:2013年6月25日
◆DTX562K 製品詳細ページ
◆DTX532K 製品詳細ページ
◆DTX522K 製品詳細ページ
◆DTX502シリーズ 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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