ローランドからハイビジョン対応の小型ビデオ・コンバーター「VC-1」シリーズ3機種

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▲3機種はサイズ、重量とも同じ。左からVC-1-HS、VC-1-SH、VC-1-DL。
ローランドは、ハイビジョン対応の映像変換機(以下、ビデオ・コンバーター)「VC-1シリーズ」の3機種を4月下旬より発売する。

「VC-1シリーズ」は、映像の画質を損なうことなく映像信号を変換する、小型でハイビジョン対応のビデオ・コンバーター。HDMI信号をSDI信号に変換する「VC-1-HS」、SDI信号をHDMI信号に変換する「VC-1-SH」、音と映像のタイミングのズレを補正する「VC-1-DL」の3機種がラインナップされる。

近年、さまざまな分野における映像システムの多くがハイビジョン対応となっている。ビデオカメラやテレビなどの民生用機器と業務用機器を直接接続するには、端子や信号が異なるためビデオ・コンバーターが必要となるが、低価格のビデオ・コンバーターでは、変換時に画質が損なわれる場合があった。それに対するローランドの回答が「VC-1」シリーズだ。


▲使用例。VC-1-HS:民生用ビデオカメラの映像を業務用システムへ接続(左上)。VC-1-SH:業務用システムの出力を民生用テレビに接続(左下)。VC-1-DL:コンサートやイベントの映像収録/映像と音声が別経路で処理され発生したタイミングのズレを「ビデオ・ディレイ」や「オーディオ・ディレイ」で補正(右)。
「VC-1シリーズ」は、民生用機器の「HDMI」信号と、業務用機器の「SDI」信号を、元の画質を保ったまま「ロスレス」で変換する。完全に元の映像のクオリティを保つため、高品位かつコストパフォーマンスの高い映像・音響システムを実現する。

3機種共通の特長としては、上記のロスレス変換に加え、本体、ACアダプターともに低発熱設計で熱に起因するトラブルが減らせること、本体側面のくぼみを利用して、ビデオ三脚部とセンター部を結ぶステーにベルトで取り付けることが可能な点などが挙げられる。専用のラック・マウント・アダプター(別売)でシステム・ラックへの固定にも対応。1Uのスペースに3台の「VC-1シリーズ」が設置できるようになっている。また、映像信号に加え、音声信号を入出力可能。 映像信号に音声を乗せる(オーディオ・エンベデッド)そして、映像信号から音声を分離する(オーディオ・ディエンベデッド)も可能だ。

「VC-1-DL」は、映像と音声を独立して遅延させる「ディレイ」を搭載。音と映像のタイミングを合わせることができる。どちらも最大4.5フレームの範囲で映像と音声のズレを補正することが可能だ。

3機種とも外形寸法は150(幅)×130(奥行)×30(高さ)mm、質量は500g(AC アダプターを除く)。

◆VC-1-HS(HDMI to SDI)
価格:54,600円
◆VC-1-SH(SDI to HDMI)
価格:54,600円
◆VC-1-DL(FS Delay)
価格:99,750円
発売日:2013年4月下旬

◆VC-1-HS 製品詳細ページ
◆VC-1-SH 製品詳細ページ
◆VC-1-DL 製品詳細ページ
◆VC-1シリーズ プロモーション・ムービー
◆ローランド
◆ローランド チャンネル
◆BARKS 楽器チャンネル
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