マーキー・ラモーン「ラモーンズの伝記映画などあり得ない」

ミュージシャンの伝記映画がブームといえるほど多く作られているご時勢だが、ラモーンズに関しては難しいようだ。少なくとも、マーキー・ラモーンが納得、承諾する作品は…。

◆ラモーンズ画像

ジョニー・ラモーンの未亡人は映画制作に乗り気らしいが、マーキーは『WENN』にこう話したという。「映画の話は本当にたくさんある。でも、家族や2人目のカミサン、兄弟なんかはいつもそこにいたわけじゃない。俺ら、彼女やカミサンのツアー同行を許可してなかったからな。なのに、どうやって正確に語れるってんだ？」

「俺は、家族や新しいマネージメントに許可は与えない…。彼らは最初からいたわけじゃないんだ。俺はバンドの始めの頃を描く映画のほうに興味がある。フォレスト・ヒルズでバンドがどうやってスタートし、どうやってそのサウンドが作られたかのほうが見たい」

ジョニーの未亡人は彼の伝記をもとにラモーズの映画を作りたいと考えているそうだ。しかし、たとえ実現したとしても、マーキーは自身の役を登場させることは許可しないだろうという。

大物アーティストでは、現在、クイーンのフレディ・マーキュリー、エルトン・ジョンらの自伝映画制作の話が進んでいる。

Ako Suzuki, London