カニエ・ウェスト、音楽業界にも人種差別があることを主張

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カニエ・ウェストは、音楽業界でも黒人アーティストに対して差別があると主張している。

◆カニエ・ウェスト画像

カニエは、2010年に行われた第52回グラミー賞でテイラー・スウィフトの『フィアレス』がビヨンセの『アイ・アム…サシャ・フィアース』を抑えて年間最優秀アルバムを受賞したことを受けて、アワードでは音楽自体は考慮されることがないため、白人アーティストがたいていの場合受賞することに不公平さがあると主張した。

「テイラー・スウィフトがグラミー賞でビヨンセを破っただって?ビヨンセはヒールを履きながら踊ってるんだぜ?あり得えねえよ」「音楽業界ってのは公平で平等である必要があるんだ。俺は白人相手にグラミー賞を勝ち取ったことなんかねえよ。俺は天下のカニエ・ウェスト様だぜ?俺達が本気になればユートピアだって創れるっていうのに」

そんなカニエは、2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでもテイラーの受賞スピーチを遮ってまで「ビヨンセが取るべきだった」と叫んだこともあり、さらに3月23日(土)にロンドンで行った自身のギグでは、ライブを中断してまで20分間に渡って金儲けのためだけに活動するアーティスト達を批判している。さらにザ・サン紙によると、カニエは、名声を盾に「自分の顔をパッケージに使ってシャンプーを売る」ような売名行為をしているアーティストも切って捨てたと報道されている。
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