現代の痛みにシンクロする、新山詩織の苦しみともがき
現役の女子高生であるシンガーソングライター新山詩織が、4月17日に「ゆれるユレル」でメジャーデビューを果たすことが発表された。
◆「ゆれるユレル」ティーザー映像
これまでもお伝えしてきたとおり、新山詩織のアーティストとしての姿は、これまでの幾多のアーティストのデビュー姿とは趣がずいぶんと違う。「メジャーデビュー前のアーティストが、そこまで赤裸々な姿を見せるのか」とドキュメンタリーフィルム映像が反響を呼んでいる状況にあるが、そこに映し出されているのは、原石の輝きこそあれど、メジャーシーンで戦っていく頼もしいアーティスト姿とは程遠いものだ。
感情が高ぶると、自己表現もままならない。あふれる涙は止めることが出来ず、のどが開かない。<いい子ぶってどうしよう… 好かれたいわけじゃない じゃあ何故愛想笑いするの? いくら言葉重ねてみても 綺麗事ばかりだ 本当の私はどこ?>と歌詞に綴った思いは、今もなお変わらず巨大な力で自分自身を押しつぶそうとしている。押しつぶされまいと必死に吐き出したこの歌詞は、彼女が初めて吐き出した初期衝動とも言えるソングライターとしての第一声だった。
吐き出すことによって救われたと思ったのもつかの間、そんな自身の言葉が、時を重ねるごとに更なるリアリティーを持って自分自身に再度襲い掛かってくることになるとは、本人にとって思いもよらなかったこと。彼女の持つ魅力に引き寄せられたスタッフでさえも、吐露された言葉が、彼女自身の柔らかく繊細で清らかな心の核を容赦なく切り刻むことになるとは、想定外だったのではないか。
メジャーデビューを目前に控えながら、自らの感情に必死に戦い乗り越えようとする姿は、プロとして活動するための準備などではなく、16歳の女子高生が自分自身を見つけることに邁進している姿そのものに過ぎない。
もがく姿をそのまま見せる新山詩織の類まれなるアーティスト性は、皮肉なことに本人だけが何も気付いていない。でもそれでいいのだろう。メジャーデビューの準備なんか、何もいらない。人が自身の殻を破る時、そこから放たれる眩い輝きを、ひとつずつ丁寧に曲に変換してくれればそれでいい。そして、その自身の軌跡に対峙し、動揺しながら次の扉を開けてくれれば、それが芸術の連鎖を生み出すはずだ。
そして、4月17日にリリースされるシングル「ゆれるユレル」。ここには、違う扉が開かれたまだ見ぬ新山詩織の姿が映しだされている。エレキギターを抱え、美久月千晴(B)、河村カースケ(Dr)といった大御所ミュージシャンとビートを重ね、グレッチを触らせてもらって喜ぶ無垢な姿の向こうには、目くるめく音楽の波に乗る喜びに満ち溢れる表情が見え隠れする。
“音楽が天職の人”とは、サウンドプロデューサー笹路正徳の弁だ。このメジャーデビューシングルのレコーディングを通し、新山詩織は、また新たな一面を輝かせはじめたようだ。
なお、シングルリリースに合わせ、4月17日(水)大阪、4月18日(木)東京にてメジャーデビューイベントの開催が決定となった。現在、ダイジェストで隔週に公開されているオーディションからメジャーデビューまでの軌跡を追いかけたドキュメンタリーフィルムが、完成版として上映されるという。類まれなる彼女の存在が、映像から伝わってくることだろう。
彼女の涙は、今我々が、今社会が、今地球が抱えている、閉塞感に押しつぶされそうなもがき苦しむ痛みと、恐ろしい程にシンクロする。彼女の存在は、むしろ必然ですらあるような気がする。感度を高めたアンテナは感情のほとばしりを受けて、新山詩織と同調をみせるのだ。
text by BARKS編集長 烏丸
<GIRLS限定・女子高生の語り場イベント“GIRLS MEETING”>
新山詩織の17歳のバースデイ2月10日から、GIRLS限定のイベント<GIRLS MEETING>がスタート。「魔法のiらんど」と新山詩織がタッグを組み、新山詩織が高校を卒業するまでの1年間、実施となる。親や先生や友達にもなかなか言えない想いをホンネでトークする現役女子高生の語り場として、パネラーは、全員女子高生。読者モデルや、シンガーソングライター新山詩織も、パネラーとして参加する。第1回はJOL原宿にて開催。第2回はGIRLSファッション誌CUTiEとコラボレーションするほか、今後は全国各地の高校や、ラジオ番組とのコラボでも開催。
GIRLS MEETING http://niiyama-shiori.com/girlsmeeting
●第1回GIRLS MEETING
2月10日(日)
@JOL原宿(東京都渋谷区神宮前1-8-2ソラド竹下通り2F)
イベント開始19:00/イベント終了20:00予定
※GIRLS限定の観覧フリーイベント
https://jol.me/join/event/girlsmeeting
◆新山詩織オフィシャルサイト
◆新山詩織オフィシャルYouTube Channel
◆「ゆれるユレル」ティーザー映像
これまでもお伝えしてきたとおり、新山詩織のアーティストとしての姿は、これまでの幾多のアーティストのデビュー姿とは趣がずいぶんと違う。「メジャーデビュー前のアーティストが、そこまで赤裸々な姿を見せるのか」とドキュメンタリーフィルム映像が反響を呼んでいる状況にあるが、そこに映し出されているのは、原石の輝きこそあれど、メジャーシーンで戦っていく頼もしいアーティスト姿とは程遠いものだ。
感情が高ぶると、自己表現もままならない。あふれる涙は止めることが出来ず、のどが開かない。<いい子ぶってどうしよう… 好かれたいわけじゃない じゃあ何故愛想笑いするの? いくら言葉重ねてみても 綺麗事ばかりだ 本当の私はどこ?>と歌詞に綴った思いは、今もなお変わらず巨大な力で自分自身を押しつぶそうとしている。押しつぶされまいと必死に吐き出したこの歌詞は、彼女が初めて吐き出した初期衝動とも言えるソングライターとしての第一声だった。
吐き出すことによって救われたと思ったのもつかの間、そんな自身の言葉が、時を重ねるごとに更なるリアリティーを持って自分自身に再度襲い掛かってくることになるとは、本人にとって思いもよらなかったこと。彼女の持つ魅力に引き寄せられたスタッフでさえも、吐露された言葉が、彼女自身の柔らかく繊細で清らかな心の核を容赦なく切り刻むことになるとは、想定外だったのではないか。
メジャーデビューを目前に控えながら、自らの感情に必死に戦い乗り越えようとする姿は、プロとして活動するための準備などではなく、16歳の女子高生が自分自身を見つけることに邁進している姿そのものに過ぎない。
もがく姿をそのまま見せる新山詩織の類まれなるアーティスト性は、皮肉なことに本人だけが何も気付いていない。でもそれでいいのだろう。メジャーデビューの準備なんか、何もいらない。人が自身の殻を破る時、そこから放たれる眩い輝きを、ひとつずつ丁寧に曲に変換してくれればそれでいい。そして、その自身の軌跡に対峙し、動揺しながら次の扉を開けてくれれば、それが芸術の連鎖を生み出すはずだ。
そして、4月17日にリリースされるシングル「ゆれるユレル」。ここには、違う扉が開かれたまだ見ぬ新山詩織の姿が映しだされている。エレキギターを抱え、美久月千晴(B)、河村カースケ(Dr)といった大御所ミュージシャンとビートを重ね、グレッチを触らせてもらって喜ぶ無垢な姿の向こうには、目くるめく音楽の波に乗る喜びに満ち溢れる表情が見え隠れする。
“音楽が天職の人”とは、サウンドプロデューサー笹路正徳の弁だ。このメジャーデビューシングルのレコーディングを通し、新山詩織は、また新たな一面を輝かせはじめたようだ。
なお、シングルリリースに合わせ、4月17日(水)大阪、4月18日(木)東京にてメジャーデビューイベントの開催が決定となった。現在、ダイジェストで隔週に公開されているオーディションからメジャーデビューまでの軌跡を追いかけたドキュメンタリーフィルムが、完成版として上映されるという。類まれなる彼女の存在が、映像から伝わってくることだろう。
彼女の涙は、今我々が、今社会が、今地球が抱えている、閉塞感に押しつぶされそうなもがき苦しむ痛みと、恐ろしい程にシンクロする。彼女の存在は、むしろ必然ですらあるような気がする。感度を高めたアンテナは感情のほとばしりを受けて、新山詩織と同調をみせるのだ。
text by BARKS編集長 烏丸
<GIRLS限定・女子高生の語り場イベント“GIRLS MEETING”>
新山詩織の17歳のバースデイ2月10日から、GIRLS限定のイベント<GIRLS MEETING>がスタート。「魔法のiらんど」と新山詩織がタッグを組み、新山詩織が高校を卒業するまでの1年間、実施となる。親や先生や友達にもなかなか言えない想いをホンネでトークする現役女子高生の語り場として、パネラーは、全員女子高生。読者モデルや、シンガーソングライター新山詩織も、パネラーとして参加する。第1回はJOL原宿にて開催。第2回はGIRLSファッション誌CUTiEとコラボレーションするほか、今後は全国各地の高校や、ラジオ番組とのコラボでも開催。
GIRLS MEETING http://niiyama-shiori.com/girlsmeeting
●第1回GIRLS MEETING
2月10日(日)
@JOL原宿(東京都渋谷区神宮前1-8-2ソラド竹下通り2F)
イベント開始19:00/イベント終了20:00予定
※GIRLS限定の観覧フリーイベント
https://jol.me/join/event/girlsmeeting
◆新山詩織オフィシャルサイト
◆新山詩織オフィシャルYouTube Channel
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