AC/DC、ボン・スコットの生涯を描く伝記映画が製作中

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AC/DCのボーカル、故ボン・スコットの生涯が伝記映画『ボン・スコット:ザ・レジェンド・オブ・AC/DC』として製作されている。俳優兼シンガーのロブ・リオッティをボン役に迎え、製作陣はアメリカですでに同伝記映画のプロダクションに入っているという。

◆AC/DC画像

『ボン・スコット:ザ・レジェンド・オブ・AC/DC』は、『ハイ・ヴォルテージ』『地獄のハイウェイ』などのヒットアルバムを世に送り出して一世を風靡した1970年代後半に焦点を当てた作品になるようだ。本作で監督を務めるJ.R.・ゲッチズは「ボン・スコットのストーリーは、古典的な悲劇と言えるでしょう。世界各地を巡りその名を轟かせ、そして若くしてこの世を去ってしまったのです。世間のハミ出し者だったボンでしたが、ロック・ミュージックという居場所を見つけ、夢を追い続けたことで不滅の存在になったんです。語る価値のあるストーリーですよ」と語っている。

マルコム・ヤング、アンガス・ヤング、マーク・エヴァンス、フィル・ラッドといったAC/DCのメンバーに加え、ボンの元恋人マーガレット・スミスなどの役柄もすでにキャストが決定しているという。本作の公式サイト上には「AC/DCを一気にスターダムにのし上げるに至った成功の立役者でありながら、その名声に酔いしれる間もなくこの世を去ったボン・スコットが築き上げたバンドの黄金期を描き出す作品」「ファンにもてはやされ、社交的に振舞っていたボンだったが、実際には孤独と闘っていた」と記載されている。

AC/DCはボン亡き後に解散も考えたというものの、ボンの残された家族に励まされて活動を続行している。残されたバンドメンバーらは、新たにブライアン・ジョンソンをボーカルに迎え、ボンへのトリビュートとしてアルバム『バック・イン・ブラック』をリリースし、音楽史に残る大ヒットを記録した。ボン・スコットは、1980年にロンドンにて過度の飲酒により33歳の若さでこの世を去った。
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