アデル、007のテーマ・ソングは10分で収録

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007シリーズの最新作『Skyfall』のテーマ・ソングを歌ったアデル。同トラックのヴォーカルのレコーディングはたった10分で完了したそうだ。

プロデューサーのポール・エプワースは曲誕生の経緯をHollywood.comにこう話している。「(過去のテーマ・ソングのコードを研究し)これだって思う曲ができて、彼女に電話を入れたんだ。“暗すぎるかもしれない”って言ったんだけど、好きだって言われてた」。そして、2人はすぐにスタジオへ入ったそうだ。「10分もしないで、彼女はヴォーカルのほとんどの録音を済ませてしまった。彼女は車で向かう途中に歌詞を考えてたんだ。あまりにも荒唐無稽だったよ」

また、彼はこの曲であらためてアデルのヴォーカル・スキルに感嘆したという。「それまで、オープニングで披露した(シャーリー・)バッシーのような歌い方ができるなんて言われたことなかったんだ」「彼女は本当にコントロールの利いたヴォーカリストだ。巧妙なテクニックを持っている」

アデルが歌う「Skyfall」は、ゴールデン・グローブ・アワーズの最優秀オリジナル・ソング部門にノミネートされている。同カテゴリーはほかにキース・アーバンの「For You」(映画『Act Of Valor』)、ジョン・ボン・ジョヴィの「Not Running Anymore」(映画『Stand Up Guys』)、テイラー・スウィフトの「Safe & Sound」(映画『The Hunger Games』)、クロード・ミシェル・シェーンベルグの「Suddenly」(映画『Les Miserables』)が候補に。受賞作は2013年1月13日に発表される。

Ako Suzuki, London
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