復活の最強ピアノ・ロック・トリオ、ベン・フォールズ・ファイヴの来日公演決定

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ベン・フォールズ・ファイヴが、2013年2月に来日公演を開催することが決定した。

ベン・フォールズ・ファイヴは米ノース・キャロライナ州のチャペル・ヒルで1993年に結成されたグループ。バンド名に“ファイヴ”とあるが、5人編成ではなく、ピアノのベン・フォールズを中心としたロックトリオだ。1995年に発表したデビューアルバム『ベン・フォールズ・ファイヴ』は、粗削りなパンキッシュな雰囲気の中、ピアノを打楽器のように豪快に演奏するパワフルさと、類まれなるメロディ・センスが同居するユニークなサウンドが高く評価された。とくに日本では早くから注目されていて、1996年2月には初来日公演を大成功させ、この年放送されたテレビドラマ「ロングバケーション」で大々的にフィーチャーされたことで一気にブレイクし、1stアルバムは30万枚以上のセールスを記録した。

これに続く1997年発表の2nd『ワットエヴァー・アンド・エヴァー・アーメン』は日本で再び30万枚以上を売り上げ、英米でもチャートに食い込むヒット作となり、このギターレスのロックトリオは世界的な存在になった。その後未発表音源集を挟んで1999年に発表された3rdアルバム『ラインホルト・メスナーの肖像』はジャジーは雰囲気も漂う秀作で、英22位、米35位とさらにチャート上位を記録するが、翌2000年、日本のフェス出演を最後に惜しまれながら解散してしまう。

そのベン・フォールズ・ファイヴのメンバーが再び結集したのが2008年9月だった。SNS「MY SPACE」による音楽番組の第一弾として1日だけの再結成が実現し、『ラインホルト・メスナーの肖像』の再現ライヴが行なわれたのだ。このときの顔合わせが呼び水となり、1日だけではない本当の再結成、アルバム制作へと話が進んでいくことになる。そして2012年に発表された最新作『サウンド・オブ・ザ・ライフ・オブ・マインド』は、ベン・フォールズ・ファイヴの歴史の中で最高のチャート・アクションを記録していて、変わらぬ実力と人気を見せつけている。

ベン・フォールズ・ファイヴは現在、12年ぶりのワールドツアーを敢行中で、最新作からのナンバーはもちろん、「フィロソフィー」「金を返せ」「ジャクソンカナリー」といったおなじみのヒット曲でオーディエンスを沸かせているという。日本では13年ぶりとなるステージ、最強のピアノ・ロック・トリオが年月を経てさらに進化した姿を必ず見せてくれることだろう。

<公演日程>
2013年2月16日(土) 東京 昭和女子大学 人見記念講堂
2013年2月18日(月) 東京 渋谷公会堂
[問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999
2013年2月20日(水) 広島 クラブクアトロ
[問]広島クラブクアトロ 082-542-2280
2013年2月21日(木) 名古屋 クラブクアトロ
[問]名古屋クラブクアトロ 052-264-8211
2013年2月22日(金) 大阪 メルパルクホール大阪
[問]大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506
チケット発売日:12/22(土)

◆ウドー音楽事務所
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