【イベントレポート】<THE SOLAR BUDOKAN>の実験イベント、無事成功
武道館でのコンサートを太陽光発電の電源でまかなうという一大イベント<THE SOLAR BUDOKAN>の12月20日開催に先立ち、実際の公演に使用する蓄電池電源を用いて実験ライブが行なわれた。
◆佐藤タイジ画像
11月24日、東京渋谷のTOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA STUDIOで行われたこの実験では、武道館出演メンバーである仲井戸“CHABO”麗市、浜崎貴司、和田唱(TRICERATOPS)、インディーズ電力ら4組のミュージシャンが集い、主宰者の佐藤タイジと共に2時間超に及ぶトーク&ライブを繰り広げた。
最初に登場したのは仲井戸“CHABO”麗市。まずは挨拶代わりにとふたりで渋いブルース・ジャムセッションを披露。「最初はあんまりよくわからなかったけど、タイジの意思に賛同したい!」と武道館イベント参加の理由を仲井戸はコメント。続いて、ジェリー・ガルシア(グレイトフル・デッド)が亡くなった時に書いたという「ガルシアの風」を演奏し「友だち誘って(武道館へ)行こうぜ!天気がよかったら俺も行くぜ!」と告げ、仲井戸がステージを降りる。
次いで登場したのは浜崎貴司だ。1990年代初頭、佐藤タイジが池袋のレコード店で店員をしていた頃、お店に表れた浜崎を見つけ「お~!FLYING KIDSの浜崎さんや!」と感激しレジでの支払時に、ちゃっかりTHEATRE BROOKのライブ・チラシを渡したのがふたりの出会いだという。20年近いつきあいである盟友が発案したイベントに「友だちが燃えているものに対して全力を尽くす!的な…」と少しはにかみながら、浜崎はエールを送りFLYING KIDSのデビュー曲「幸せであるように」をふたりで演奏した。
3番目にステージにあらわれたTRICERATOPSの和田唱とは先輩後輩の間柄だ。トライセラのデビュー時にイベントの打ち上げで、先輩風吹かしていじられたエピソードを披露し、佐藤タイジを赤面させる一幕も。「タイジさんと出会った頃の曲です」と「SHORT HAIR」を歌った後は、佐藤も合流しロバート・ジョンソンのブルース・ナンバー「CROSSROAD」を演奏。間奏ではふたりの息のあったギター・プレイを披露し会場を沸かせた。和田唱は「やろうぜ!という先輩のポジティブなパワーについて行きます!」と、先輩をたてたコメントを残しステージを去った。
4番目のゲストは、佐藤タイジの別ユニット:インディーズ電力から高野哲が登場。もうひとりのメンバー・うつみようこが欠席という事もあり、この日は「インディーズ(予備)電力です!」と紹介し新曲「オリジナル電力」を初披露。最後は佐藤タイジがソロで、12月12日リリースのTHEATRE BROOKのニューアルバムから「愛と死のミュゼット」、TAIJI at THE BONNETのレパートリー「ROCK STAR WARS」、自身の曲を新録セルフカバーした「(最近の)ありったけの愛」の3曲を歌い、2時間超に及んだイベントは終了となった。
この夜のライブに使用した音源は、当日の昼間に100枚のソーラー・パネルを使って蓄電したものだった。佐藤は「通常の電気と違ってノイズが無く、もの凄くクリアな音です!」とソーラー蓄電の品質の良さをアピール。「ライブの途中、いつ電源が落ちるかが、ずっと心配でした!」という懸案も解消。終演後に測定すると50%の消費にとどまり、実験は大成功となった。
本番では、この夜の60倍の規模の電源が必要となるが、「太陽光で武道館運営という初の試みも成功の目処がたった。このイベントがうまくいった暁には、武道館の屋根をソーラー・パネルへ張り替えを提案したい!」と意気込みを語った。
<THE SOLAR BUDOKAN>は12月20日に日本武道館で開催、¥6,900というロック(69)なプライスでチケットも発売中だ。
<THE SOLAR BUDOKAN公演概要>
2012年12月20日(木)
@東京・日本武道館
17:30開場/18:30開演
チケット価格:全席指定6,900円(税込)
出演予定アーティスト(順不同):佐藤タイジ プロジェクト(A100%SOLARS、THEATRE BROOK、TAIJI at THE BONNET、The Sunpaulo、インディーズ電力) / 奥田民生 / 加藤登紀子 / 吉川晃司 / 斉藤和義 / 田中和将(GRAPEVINE) / 土屋公平 / 仲井戸“CHABO”麗市 / 浜崎貴司 / 藤井フミヤ / 増子直純(怒髪天) / 屋敷豪太 / 和田 唱(TRICERATOPS) / Char / Leyona / LOVE PSYCHEDELICO / Salyu / Decoration by Candle JUNE
◆<THE SOLAR BUDOKAN>オフィシャルサイト
◆佐藤タイジ画像
11月24日、東京渋谷のTOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA STUDIOで行われたこの実験では、武道館出演メンバーである仲井戸“CHABO”麗市、浜崎貴司、和田唱(TRICERATOPS)、インディーズ電力ら4組のミュージシャンが集い、主宰者の佐藤タイジと共に2時間超に及ぶトーク&ライブを繰り広げた。
最初に登場したのは仲井戸“CHABO”麗市。まずは挨拶代わりにとふたりで渋いブルース・ジャムセッションを披露。「最初はあんまりよくわからなかったけど、タイジの意思に賛同したい!」と武道館イベント参加の理由を仲井戸はコメント。続いて、ジェリー・ガルシア(グレイトフル・デッド)が亡くなった時に書いたという「ガルシアの風」を演奏し「友だち誘って(武道館へ)行こうぜ!天気がよかったら俺も行くぜ!」と告げ、仲井戸がステージを降りる。
次いで登場したのは浜崎貴司だ。1990年代初頭、佐藤タイジが池袋のレコード店で店員をしていた頃、お店に表れた浜崎を見つけ「お~!FLYING KIDSの浜崎さんや!」と感激しレジでの支払時に、ちゃっかりTHEATRE BROOKのライブ・チラシを渡したのがふたりの出会いだという。20年近いつきあいである盟友が発案したイベントに「友だちが燃えているものに対して全力を尽くす!的な…」と少しはにかみながら、浜崎はエールを送りFLYING KIDSのデビュー曲「幸せであるように」をふたりで演奏した。
3番目にステージにあらわれたTRICERATOPSの和田唱とは先輩後輩の間柄だ。トライセラのデビュー時にイベントの打ち上げで、先輩風吹かしていじられたエピソードを披露し、佐藤タイジを赤面させる一幕も。「タイジさんと出会った頃の曲です」と「SHORT HAIR」を歌った後は、佐藤も合流しロバート・ジョンソンのブルース・ナンバー「CROSSROAD」を演奏。間奏ではふたりの息のあったギター・プレイを披露し会場を沸かせた。和田唱は「やろうぜ!という先輩のポジティブなパワーについて行きます!」と、先輩をたてたコメントを残しステージを去った。
4番目のゲストは、佐藤タイジの別ユニット:インディーズ電力から高野哲が登場。もうひとりのメンバー・うつみようこが欠席という事もあり、この日は「インディーズ(予備)電力です!」と紹介し新曲「オリジナル電力」を初披露。最後は佐藤タイジがソロで、12月12日リリースのTHEATRE BROOKのニューアルバムから「愛と死のミュゼット」、TAIJI at THE BONNETのレパートリー「ROCK STAR WARS」、自身の曲を新録セルフカバーした「(最近の)ありったけの愛」の3曲を歌い、2時間超に及んだイベントは終了となった。
この夜のライブに使用した音源は、当日の昼間に100枚のソーラー・パネルを使って蓄電したものだった。佐藤は「通常の電気と違ってノイズが無く、もの凄くクリアな音です!」とソーラー蓄電の品質の良さをアピール。「ライブの途中、いつ電源が落ちるかが、ずっと心配でした!」という懸案も解消。終演後に測定すると50%の消費にとどまり、実験は大成功となった。
本番では、この夜の60倍の規模の電源が必要となるが、「太陽光で武道館運営という初の試みも成功の目処がたった。このイベントがうまくいった暁には、武道館の屋根をソーラー・パネルへ張り替えを提案したい!」と意気込みを語った。
<THE SOLAR BUDOKAN>は12月20日に日本武道館で開催、¥6,900というロック(69)なプライスでチケットも発売中だ。
<THE SOLAR BUDOKAN公演概要>
2012年12月20日(木)
@東京・日本武道館
17:30開場/18:30開演
チケット価格:全席指定6,900円(税込)
出演予定アーティスト(順不同):佐藤タイジ プロジェクト(A100%SOLARS、THEATRE BROOK、TAIJI at THE BONNET、The Sunpaulo、インディーズ電力) / 奥田民生 / 加藤登紀子 / 吉川晃司 / 斉藤和義 / 田中和将(GRAPEVINE) / 土屋公平 / 仲井戸“CHABO”麗市 / 浜崎貴司 / 藤井フミヤ / 増子直純(怒髪天) / 屋敷豪太 / 和田 唱(TRICERATOPS) / Char / Leyona / LOVE PSYCHEDELICO / Salyu / Decoration by Candle JUNE
◆<THE SOLAR BUDOKAN>オフィシャルサイト
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