【イベントレポート】鬼龍院翔、危機一髪。ファントムらに襲われるも仮面ライダーウィザードが救出
<仮面ライダーウィザード主題歌「Life is SHOW TIME」購入者イベント>が11月16日に竹芝にあるニューピアホールにて開催され、主題歌を歌う鬼龍院翔(from ゴールデンボンバー)が登場。イベント中にファントム(怪人)とグール(戦闘員)が乱入するも、間一髪のところで仮面ライダーウィザードが駆けつけ、事なきを得た。
◆鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー <仮面ライダーウィザード主題歌「Life is SHOW TIME」購入者イベント> 画像
ライブと握手会の2部構成で、のべ2000人のキリショーファン、仮面ライダーファンが会場を埋めたこの日のイベント。東映の女性スタッフに呼び込まれたキリショーは、いつもの笑顔で登場する……が、次の瞬間、危機感を煽るBGMとともに、ファントムの恐ろしい声が響く。
「お前が鬼龍院翔かー! きゃわゆいじゃねーか。お前が、確か、俺たちファントムのテーマを歌っているんだよな?」
姿を現したファントムは、キリショーに詰め寄る。「ファントムのテーマでしたっけ……? ちょっと違うような……。」と、思わずのけぞるキリショー。ファントムは、「違うの? じゃあ何の歌だ?」と、さらに詰め寄る。
「あの……仮面ライダーウィザードの……」
キリショーがそう呟いた瞬間。ファントムは「カチーン。気に食わん。これからたっぷりと可愛がってやる!」と、激怒。呼び込まれたグールに羽交い絞めにされ、なんだか少し恥ずかしい格好となったキリショーは「きゃー。いやー」と思わず声を漏らす。
「まずは鬼龍院翔、この後の歌に差し支えるほど、お前をコチョコチョしてやる。」
「ほら、腹筋を使え!」と、グールにコチョコチョされて、絶望の淵に叩き落されるキリショー。そんな姿を目の当たりにして、なぜか笑い声と拍手が起こる客席。
「次はここにいるねーちゃんたち(観客)が持っている「Life is SHOW TIME」のCDケースをバキバキ割ってやる。そうすれば、ショボくなるぜ。みんな絶望するに違いない。」
ファントムがそう客席に呼びかけると、イベント参加にCD自体は不要だったため持ってきていなかった観客が多かったのか、はたまた攻撃がちょっと地味過ぎたのか、なんだか微妙な反応。「……まぁいいか。」と、なんだか少し残念そうなファントムは「二度と歌を歌えなくしてやる! グールども、こいつにとどめを刺してやれ。」と、再びキリショーに牙を剥く。鬼龍院翔、危うし。
「たっ、助けてー!!」
キリショーが叫び声を上げた瞬間、「待て、ファントム!」と、仮面ライダーウィザードがフレイムスタイルで登場。会場は、黄色い歓声と大きな拍手に沸く。
「さあ、ショータイムだ!」
ウィザードは、ギリギリのところでキリショーを救出。「大丈夫か? ここは俺に任せて!」と、怯えるキリショーに言葉をかけて、襲い掛かってくるグール、そしてファントムを圧倒していく。その活躍ぶりに目を輝かせるキリショー。
「ええい、一旦引くぞ!」
このままでは勝ち目がないと悟ったのか、ファントムの退却命令にステージから姿を消すグールたち。すると「まだ、この会場にはファントムが潜んでいる。気をつけてくれ。」と、キリショーに言い残し、奴らの後を追っていく仮面ライダーウィザードだった。
「あの、鬼龍院さん。大丈夫ですか?」
司会を務めていた女性スタッフが声をかけると、「ああ、大丈夫だ。無傷です。ウィザードのおかげで。だけどウィザードも言っていたけど、まだ悪いグールが潜んでいるということで安心できないな。今日は(イベントを)中止にしたほうがいいんじゃないか?」とキリショー。その言葉を受けて、女性スタッフは、「私より、鬼龍院さんにいくつか質問させていただいていいですか?」と、まだ心臓がバクバクしているキリショーを尻目に(半ば強引に)質問コーナーへ。
襲われたショックが隠せないキリショーは、「Life is SHOW TIME」が主題歌に決まった時の心境を訊かれ、「仮面ライダーシリーズ? どうせほかにも勢いのあるボーカリストさんとかに声かけてるんだろうな。あとでマネージャーに聞いたら「あの話、なくなったよ。」とか言われるんだろうな、って思ったら、完全に決まっていて、記者会見やったあたりで嘘じゃないことを実感しました。その時からプレッシャーに押しつぶされそうです。」と、狼狽しながらコメント。また、子供の頃、兄弟3人で『仮面ライダーブラックRX』を観ていたといったエピソードを披露する。
トークの途中には、再度、グールたちが登場し、キリショーに襲いかかる。ウィザードが駆けつけて間一髪のところで撃退するも、ファントムとグールは引き続きキリショーを狙っている様子だ。「危ない危ない」と怯えるキリショーに、「鬼龍院さん、では、お話を。」と、質問コーナーを進めようとする女性スタッフ。キリショーは「いろいろあったでしょ!今!」と、訴えるも、とにもかくにもトークコーナーは続行。そんなやり取りに会場は爆笑となる。
そしていよいよライブへ。スタッフから歌うことを促され、キリショーは「あー。あー。二人を~夕闇が~♪」と、加山雄三の名曲「君といつまでも」を口ずさんで喉の調子を確認し、準備万端。「Life is SHOW TIME」をパワフルに披露する。すると、仮面ライダーウィザードに追い詰められたファントムとグールがついにステージに乱入して大暴れ。しかし、キリショーの歌声で力を得たウィザードにもはや敵なし。ファントムらをバッサバッサとなぎ倒し、ついに会場の希望を守ることに成功した。
「歌っている途中で死ねるなら本望だと思ったんですが、よかった。」
と、胸を撫で下ろした鬼龍院翔。仮面ライダーウィザードとガッチリと握手を交わし、最後に、「とってもいい曲に仕上がっているので、たくさん聞いていただきたいのとともに、これからも末永く、仮面ライダーシリーズとゴールデンボンバーをよろしくお願いします。」と、コメント。イベントを無事に締めくくったのだった。
text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
(c)2012 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
◆BARKSの主題歌を歌う鬼龍院翔のコメント動画
◆VARKS
◆仮面ライダーウィザード公式サイト
◆エイベックス仮面ライダー公式サイト
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