【ライブレポート】倖田來未が日本武道館でバースデーライブ。「うちのファンが一番素晴らしい!」
倖田來未が、初の日本武道館公演にしてバースデーライブ<Koda Kumi Premium Night~Love & Songs~>東京公演を11月13日に行なった。
◆倖田來未 バースデーライブ<Koda Kumi Premium Night~Love & Songs~>東京公演の画像
結婚・出産を経て、先日、本格的に復帰。そして11月7日の大阪城ホールからスタートさせたのが<Koda Kumi Premium Night~Love & Songs~>ツアー。またこのツアー中となる11月13日に、倖田來未は30歳の誕生日を迎える。そこで、ファンとともに創りあげ、ともに過ごすというコンセプトのもと、節目となるタイミングをみんなで一緒に過ごしたいという本人の想いから今回のバースデーライブが実現した。
ライブは大人のラグジュアリースタイルがテーマ。50万票を超えるファン投票から選ばれた上位30曲をベースとしたセットリストを生バンドを従えてのパフォーマンスとなった。
開演時間を少し周り、期待が歓声へと変わっていくかのように、“倖田組(ファン)”からは、BGMをかき消す大きな「くぅちゃん!」のコールが発生。そして今にもバーストしそうになった瞬間、ついにメモリアルとなる13日の公演(同時に東京公演初日)がスタートした。
直径10メートル、高さ6メートルにもなる、ステージと一体となったドレスに身を包んだ倖田來未。それは、会場のファン誰もが待ち望んでいた瞬間だった。倖田が客席に顔を向けていくと、その方向に位置したオーディエンスから悲鳴にも似た大歓声が巻き起こる。倖田は、会場を埋め尽くした1万3000人の大歓声を身体中で浴びて、両手を広げ、胸に抱く仕草。もちろん彼女自身も笑顔だ。
「みなさん楽しんでますかー? 倖田來未、本日、30ちゃいになりまーす(ペコリ)。 こんなにたくさんの人が集まってくれて嬉しいです。私、初めて実は武道館でライブやるんです。結構緊張系ー!! なので、みなさんで一緒に歌ってもらったらなと思います。」
テレビ番組の出演こそあったものの、いわゆる公の場に登場するのは、2011年末『NHK 紅白歌合戦』以来。今回の公演で倖田來未は、ゴージャスなドレスからセクシーなものまで全8パターンの衣装、レーザーはじめ趣向を凝らした様々な演出とともに「好きで、好きで、好きで。」「Moon Crying」「愛のうた」「POP DIVA」、さらに12月5日リリースの新曲「恋しくて」などを情感たっぷりに、そしてパワフルに歌い上げた。
また、バースデーライブということで、ライブ後半にはこの日限りのバースデーサプライズも用意された。MC中に衣装をチェンジするため、倖田來未はステージを降りる。すると、“その隙を狙ったかのように” 高さ1.5メートル、直径1メートルの巨大ケーキバースデーケーキがステージへと運び込まれてくる。やがて、何も知らない倖田來未がポップアップでステージに再登場。そしてバンドメンバーが倖田の楽曲「Birthday Eve」の生演奏をスタートさせる(バンドは倖田に内緒でこの曲を練習していたらしい)。突然の事に「ちょっとちょっと!」と、驚きの倖田來未。会場からの、歌詞の一部を“くぅちゃん”に変えた「Birthday Eve」の大合唱と「くぅちゃん、誕生日おめでとう!!」の声で、顔をくしゃくしゃにして、倖田は笑顔に涙を浮かべた。
「もう、すぐ涙腺がくるね。だってさ、「TAKE BACK」って、デビュー曲も歌いましたけど、18歳の時やったから、レコーディング自体も17歳の夏休みとか。早かったなって。私、早く30歳になりたかったわけ。なんでかっていうと、18の時に見てた環境っていうかさ。ライブ会場行っても3人くらいしかお客さんいない時期があったりさ。スタッフの人に『デブ、デブ』言われたりとか。軽くイジメ入ってたんじゃないかっていうのもあったんですよ(笑)。テレビも、昔は出ない戦略でやってましたけど、まぁ、デブすぎて出れへんかっただけじゃないかって思っているんですけど。いろいろホントに、当時のこと思い出すと、10年以上、こうして倖田來未やらせていただけるのは幸せなことだなってすごく思います。」
「やっぱりこう、家庭ができてね、結婚して、赤ちゃんできて、こんなに幸せでいいんかなっていう。こんなに素晴らしいファンのみなさんに待ってもら……私、絶対、いっぱいアーティストさんいると思いますけど、こんだけ(ファンに)愛されてるアーティストいないと思いますよ。『うちのファンが一番素晴らしい!』と、勝手に(笑)。ほかのアーティストさん知らないですけど。ホンマに愛されてるなぁ、と感じる中ですね、ライブが決まってたんですけど、私の事情で赤ちゃんができたというのをきっかけにツアーが1本なくなったりして、やっぱり悲しんでるみなさんたくさんいらっしゃったと思うんですね。私自身もすっごい残念だったわけですよ。運命の人と出会って、赤ちゃん授かって、私、幸せやなーって半面、待たせてるみんながいるし、『実際問題、待っててくれはるんやろか?』とか。やっぱり思いますよ。でも、こうやって「おかえりー」って。ホントにあの、幸せものやなって、すごくあらためて感じてます。そんな中、家でさ10ヶ月間過ごして、テレビでいろんなアーティストさん観て、CDとか送ってもらって。すごい勉強になった時間ではあったんですけど。私、帰った時、みんな待っていてくれるんだろうか? って、すごい不安で。ほかのアーティストさんをすごいなーって思う半面、すごい不安だったし。ホントに今日というライブに、こんなにたくさんの人に足を運んでもらって、すごい幸せだなって思います。」
なお、この日の公演では、2013年、倖田來未にとって3年ぶりのアリーナツアーの開催決定が発表された。全国8都市11公演、観客動員10万人となるこのツアーは、3月16日と17日のさいたまスーパーアリーナからスタートする。
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆ライブイベントレポートチャンネル
◆倖田來未 オフィシャルサイト
◆倖田來未 バースデーライブ<Koda Kumi Premium Night~Love & Songs~>東京公演の画像
結婚・出産を経て、先日、本格的に復帰。そして11月7日の大阪城ホールからスタートさせたのが<Koda Kumi Premium Night~Love & Songs~>ツアー。またこのツアー中となる11月13日に、倖田來未は30歳の誕生日を迎える。そこで、ファンとともに創りあげ、ともに過ごすというコンセプトのもと、節目となるタイミングをみんなで一緒に過ごしたいという本人の想いから今回のバースデーライブが実現した。
ライブは大人のラグジュアリースタイルがテーマ。50万票を超えるファン投票から選ばれた上位30曲をベースとしたセットリストを生バンドを従えてのパフォーマンスとなった。
開演時間を少し周り、期待が歓声へと変わっていくかのように、“倖田組(ファン)”からは、BGMをかき消す大きな「くぅちゃん!」のコールが発生。そして今にもバーストしそうになった瞬間、ついにメモリアルとなる13日の公演(同時に東京公演初日)がスタートした。
直径10メートル、高さ6メートルにもなる、ステージと一体となったドレスに身を包んだ倖田來未。それは、会場のファン誰もが待ち望んでいた瞬間だった。倖田が客席に顔を向けていくと、その方向に位置したオーディエンスから悲鳴にも似た大歓声が巻き起こる。倖田は、会場を埋め尽くした1万3000人の大歓声を身体中で浴びて、両手を広げ、胸に抱く仕草。もちろん彼女自身も笑顔だ。
「みなさん楽しんでますかー? 倖田來未、本日、30ちゃいになりまーす(ペコリ)。 こんなにたくさんの人が集まってくれて嬉しいです。私、初めて実は武道館でライブやるんです。結構緊張系ー!! なので、みなさんで一緒に歌ってもらったらなと思います。」
テレビ番組の出演こそあったものの、いわゆる公の場に登場するのは、2011年末『NHK 紅白歌合戦』以来。今回の公演で倖田來未は、ゴージャスなドレスからセクシーなものまで全8パターンの衣装、レーザーはじめ趣向を凝らした様々な演出とともに「好きで、好きで、好きで。」「Moon Crying」「愛のうた」「POP DIVA」、さらに12月5日リリースの新曲「恋しくて」などを情感たっぷりに、そしてパワフルに歌い上げた。
また、バースデーライブということで、ライブ後半にはこの日限りのバースデーサプライズも用意された。MC中に衣装をチェンジするため、倖田來未はステージを降りる。すると、“その隙を狙ったかのように” 高さ1.5メートル、直径1メートルの巨大ケーキバースデーケーキがステージへと運び込まれてくる。やがて、何も知らない倖田來未がポップアップでステージに再登場。そしてバンドメンバーが倖田の楽曲「Birthday Eve」の生演奏をスタートさせる(バンドは倖田に内緒でこの曲を練習していたらしい)。突然の事に「ちょっとちょっと!」と、驚きの倖田來未。会場からの、歌詞の一部を“くぅちゃん”に変えた「Birthday Eve」の大合唱と「くぅちゃん、誕生日おめでとう!!」の声で、顔をくしゃくしゃにして、倖田は笑顔に涙を浮かべた。
「もう、すぐ涙腺がくるね。だってさ、「TAKE BACK」って、デビュー曲も歌いましたけど、18歳の時やったから、レコーディング自体も17歳の夏休みとか。早かったなって。私、早く30歳になりたかったわけ。なんでかっていうと、18の時に見てた環境っていうかさ。ライブ会場行っても3人くらいしかお客さんいない時期があったりさ。スタッフの人に『デブ、デブ』言われたりとか。軽くイジメ入ってたんじゃないかっていうのもあったんですよ(笑)。テレビも、昔は出ない戦略でやってましたけど、まぁ、デブすぎて出れへんかっただけじゃないかって思っているんですけど。いろいろホントに、当時のこと思い出すと、10年以上、こうして倖田來未やらせていただけるのは幸せなことだなってすごく思います。」
「やっぱりこう、家庭ができてね、結婚して、赤ちゃんできて、こんなに幸せでいいんかなっていう。こんなに素晴らしいファンのみなさんに待ってもら……私、絶対、いっぱいアーティストさんいると思いますけど、こんだけ(ファンに)愛されてるアーティストいないと思いますよ。『うちのファンが一番素晴らしい!』と、勝手に(笑)。ほかのアーティストさん知らないですけど。ホンマに愛されてるなぁ、と感じる中ですね、ライブが決まってたんですけど、私の事情で赤ちゃんができたというのをきっかけにツアーが1本なくなったりして、やっぱり悲しんでるみなさんたくさんいらっしゃったと思うんですね。私自身もすっごい残念だったわけですよ。運命の人と出会って、赤ちゃん授かって、私、幸せやなーって半面、待たせてるみんながいるし、『実際問題、待っててくれはるんやろか?』とか。やっぱり思いますよ。でも、こうやって「おかえりー」って。ホントにあの、幸せものやなって、すごくあらためて感じてます。そんな中、家でさ10ヶ月間過ごして、テレビでいろんなアーティストさん観て、CDとか送ってもらって。すごい勉強になった時間ではあったんですけど。私、帰った時、みんな待っていてくれるんだろうか? って、すごい不安で。ほかのアーティストさんをすごいなーって思う半面、すごい不安だったし。ホントに今日というライブに、こんなにたくさんの人に足を運んでもらって、すごい幸せだなって思います。」
なお、この日の公演では、2013年、倖田來未にとって3年ぶりのアリーナツアーの開催決定が発表された。全国8都市11公演、観客動員10万人となるこのツアーは、3月16日と17日のさいたまスーパーアリーナからスタートする。
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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◆倖田來未 オフィシャルサイト