ボン・ジョヴィ・チケット1600円に、ロニー・ウッド「俺達はリハーサルのためにもうすでに何億も使ってるんだぜ」

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ボン・ジョヴィのライブチケットが、わずか12.5ポンド(約1600円)で売り出される。先日、ザ・ローリング・ストーンズが結成50周年のライブチケットを95ポンド(約1万2000円)から375ポンド(約4万8000円)と高額で売り出し物議を醸していることを受け、ボン・ジョヴィは、来たるツアーのチケットを全てのファンが購入可能なように低価格に設定したとのだという。

◆ボン・ジョヴィ画像

米音楽会社AEGライブにて同バンドのUKツアープロモーターを務めるロブ・ハレット氏は、ライブチケットが一般のロックファン達には手が届かない金額になっているため、同バンドが何とかしたいという気持ちで今回行動を起こしたと語っている。

「ボン・ジョヴィのメンバー達が私の所にやって来て、2013年に予定している<ビコーズ・ウィ・キャン>ツアーのチケット価格はファン全員が購入できる価格にするべきだと言ってくれた時は非常に嬉しい気持ちでした」「この音楽業界で生き抜くためには、高額なライブ・チケットのイメージを取り払う必要があります」「結局、ロックンロールとは、今までずっとそうだったように、常に大衆のための音楽であり続けなければいけません。つまりみんなのための音楽なのです」

また他の関係者はデイリー・ミラー紙に「今は不景気の真っ只中ですから、ボン・ジョヴィは12.5ポンド(約1600円)というチケット価格が最適だと考えているわけです」とコメントを残している。

一方、375ポンド(約4万8000円)が最高金額だったザ・ローリング・ストーンズのチケットだが、実際には何千ポンドにまで釣り上がったという。しかし、ザ・ローリング・ストーンズのコンサート主催元ヴァージン・ライブのスポークパーソンは、チケット価格は公平なものであったと反論している。「チケット価格はコンサート費用をカバーするためのもので、今回のザ・ローリング・ストーンズのチケットも他の大物ミュージシャン達のライブと同じような価格ですよ」

そんなローリング・ストーンズのメンバー、ロニー・ウッドは「俺なら払うね。だって俺達はリハーサルのためにもうすでに何億も使ってるんだぜ。なのにまだ準備の半分も終わってないんだ。ステージだってその何倍もかかるわけだしな」と語っている。
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