ガレス・ピュー、エルトン・ジョン・エイズ基金のイベントのためにポータブル・バーをデザイン

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デザイナーのガレス・ピューが、エルトン・ジョン・エイズ基金が主催するチャリティーイベント「グレイ・グース・ウィンター・ボール」のためにポータブル・バーをデザインした。

◆ガレス・ピュー画像

11月10日に開催される毎年恒例の同イベントでガレスがデザインしたポータブル・バーはチャリティー・オークションにかけられる予定で、オークションの収益は同基金に全額寄付されるという。ガレスは「基金側から受けたコンセプトはすっごくオープンだったよ。それが良かったね。とにかくコンパクトにするよう心掛けたよ。家のバーエリアにすんなり収まるくらいのサイズさ。もちろんウォッカのボトルを入れるスペースも十分あるよ。僕の好きなようにやらせてもらったさ。シンプルで落ち着いた感じのただの黒いボックスを開くと、あっという間に色んな断面や仕切りのある機能的なバーに早変わりっていうとこが大好きなんだ。とってもシックだよね!」と出来を満足げに語っている。

またガレスは、エルトン・ジョンとパートナーのデヴィッド・ファーニッシュがエイズに対する意識を世界的に高めようと「精力的な活動や努力をしていること」に感銘を受けて、今回このプロジェクトに参加することを決めたと説明している。

さらに、ガレスは今回のデザインを始めてから自然にバーのアイデアが湧いてきたとvogue.co.ukに話している。

「実は僕がデザインする時はいつもキューブから始めるんだ。それが僕のスタートの仕方なんだよ。僕の真っ白なキャンバスとも言えるね。もちろんそのプロジェクトによって展開の仕方は違うけど、たいていは外に向かって展開させて形作っていくのさ。だから今回のデザインはキューブという意味では僕にとっては完璧だったんだ。それから中のスペースをどうするか考えていったのさ。実用的にすることを考慮に入れてデザインしていくのは本当に興味深いプロセスだったよ」
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