【イベントレポート】ホイットニー・ヒューストン追悼コンサート、アッシャー、ジェニファー・ハドソン、ブリトニー・スピアーズらが登場
10月11日、ロサンゼルスのダウンタウンにあるノキア・シアターで、2012年2月に亡くなったホイットニー・ヒューストンを追悼するイベント<We Will Always Love You: A GRAMMY Salute to Whitney Houston>が行われた。グラミー賞で知られるレコーディング・アカデミーが主催し、11月16日夜にCBSにて全米で放映されるこのショウには、様々な年齢層、人種の観客がグラミー賞の授賞式と同じような盛装で集った。ホイットニーの娘、ボビー・クリスティーナもステージ前の席に座っていた。
◆ホイットニー・ヒューストン画像
ショウはホイットニーの数々の名パフォーマンスを次々に振り返る映像で幕を開けた。アカデミー賞女優ハル・ベリーの涙をこらえながらのスピーチに続き、ジェニファー・ハドソンが登場。「アイム・エヴリ・ウーマン」「恋は手探り(How Will I Know)」「すてきなSomebody(I Wanna Dance With Somebody)」をメドレーで熱唱し、観客も総立ちで合唱した。
次に、2人目のプレゼンターとしてブリトニー・スピアーズが登場。幼い頃にホイットニーの曲を歌っていたことや、ジャイヴ・レコードに「アイ・ハヴ・ナッシング」を歌ったデモ・テープを送って契約を獲得したエピソードを語った後、「ホイットニーは最初から私の傍にいてくれたと思います」とホイットニーへの想いを伝えた。
その後、ホイットニーの取材映像やパフォーマンス映像を挟み、ホイットニーを見出した伝説的プロデューサー、クライヴ・デイヴィス(現Sony Music Entertainment / Chief Creative Officer)の挨拶。
ホイットニーの代表曲といえる「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は、L.L.クールJが「この曲を歌えるのはこの人しかいません」という紹介で、ホイットニー自身の圧倒的なパフォーマンス映像が披露され、観客は総立ちで拍手と歓声を送った。
アッシャーは「アイ・ビリーヴ・イン・ユー・アンド・ミー」(映画『天使の贈りもの』サウンドトラック収録)を見事なヴォーカルで歌い上げ、「彼女はこの生涯でもっとも素晴らしい声の持ち主のひとりでした」と語った。
また、セリーヌ・ディオンは過去に「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」を歌った時の映像を流す形で参加していたが、11月の番組放送時には、改めてカナダで実際にパフォーマンスをした映像に差し替えられるとのこと。
コンサートのラストは「カウント・オン・ミー」(映画『ため息つかせて』サウンドトラック収録)でホイットニーとデュエットをした女性ゴスペル・シンガーの大御所シー・シー・ワイナンスとヨランダ・アダムスが圧巻のデュエットを披露して幕を閉じた。
プレゼンター同様、出演者は世代の異なる人選がなされていて、ホイットニーの影響力の幅広さを物語るものになっていた。また、出演者たちのパフォーマンスも素晴らしかったが、ホイットニー自身の数々の歴史的なパフォーマンス映像に重きを置き、彼女の類い稀なる歌声と多くの人々に愛された人柄とを再び讃えるという、コンサートのタイトル通り、ホイットニーへ最大限の敬意を払った追悼イベントになっていた。
文:鈴木美穂/L.A.
ホイットニー・ヒューストンの新たなベスト・アルバム『I Will Always Love You - the Best of Whitney Houston』は、USでは11月13日にリリースされることが発表されている。日本盤も近日発売される予定だ。このベスト・アルバムには、名曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」をはじめとして、「すべてをあなたに(Saving All My Love for You)」、「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」「すてきなSomebody」などホイットニーの代表曲が年代順に収録され、彼女のキャリアを振り返る究極の追悼盤といえる内容になっている。さらに、遺作となったオリジナル・アルバムに参加したR&Bシンガー/プロデューサーのR.ケリーとのデュエットによる「アイ・ルック・トゥ・ユー」など2曲の未発表曲が収録される。
『アイ・オールウェイズ・ラヴ・ユー~ベスト・オブ・ホイットニー・ヒューストン』
近日発売予定
Standard edition:
1.You Give Good Love
2.Saving All My Love For You
3.How Will I Know
4.Greatest Love of All
5.I Wanna Dance With Somebody
6.Didn't We Almost Have It All
7.So Emotional
8.Where Do Broken Hearts Go
9.I'm Your Baby Tonight
10.All The Man That I Need
11.I Will Always Love You
12.I'm Every Woman
13.I Have Nothing
14.Exhale (Shoop Shoop)
15.I Believe in You and Me
16.My Love Is Your Love
17.I Look To You featuring R. Kelly (*Unreleased) 18. Never Give Up (*Unreleased)
Deluxe edition (2CD)
DISC-1
Standard Editionと同内容
DISC-2
1.Love Will Save The Day
2.One Moment In Time
3.It Isn't, It Wasn't, It Ain't Ever Gonna Be (with Aretha Franklin)
4.My Name Is Not Susan
5.I Belong To You
6.Run To You
7.Queen Of The Night
8.Count On Me (with CeCe Winans)
9.Step By Step
10.It's Not Right but It's Ok
11.I Learned From The Best
12.If I Told You That
13.Heartbreak Hotel (featuring Faith Evans & Kelly Price)
14.Million Dollar Bill
◆ホイットニー・ヒューストン・オフィシャルサイト
◆レコーディング/アカデミー公・オフィシャルサイト
◆ホイットニー・ヒューストン画像
ショウはホイットニーの数々の名パフォーマンスを次々に振り返る映像で幕を開けた。アカデミー賞女優ハル・ベリーの涙をこらえながらのスピーチに続き、ジェニファー・ハドソンが登場。「アイム・エヴリ・ウーマン」「恋は手探り(How Will I Know)」「すてきなSomebody(I Wanna Dance With Somebody)」をメドレーで熱唱し、観客も総立ちで合唱した。
次に、2人目のプレゼンターとしてブリトニー・スピアーズが登場。幼い頃にホイットニーの曲を歌っていたことや、ジャイヴ・レコードに「アイ・ハヴ・ナッシング」を歌ったデモ・テープを送って契約を獲得したエピソードを語った後、「ホイットニーは最初から私の傍にいてくれたと思います」とホイットニーへの想いを伝えた。
その後、ホイットニーの取材映像やパフォーマンス映像を挟み、ホイットニーを見出した伝説的プロデューサー、クライヴ・デイヴィス(現Sony Music Entertainment / Chief Creative Officer)の挨拶。
ホイットニーの代表曲といえる「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は、L.L.クールJが「この曲を歌えるのはこの人しかいません」という紹介で、ホイットニー自身の圧倒的なパフォーマンス映像が披露され、観客は総立ちで拍手と歓声を送った。
アッシャーは「アイ・ビリーヴ・イン・ユー・アンド・ミー」(映画『天使の贈りもの』サウンドトラック収録)を見事なヴォーカルで歌い上げ、「彼女はこの生涯でもっとも素晴らしい声の持ち主のひとりでした」と語った。
また、セリーヌ・ディオンは過去に「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」を歌った時の映像を流す形で参加していたが、11月の番組放送時には、改めてカナダで実際にパフォーマンスをした映像に差し替えられるとのこと。
コンサートのラストは「カウント・オン・ミー」(映画『ため息つかせて』サウンドトラック収録)でホイットニーとデュエットをした女性ゴスペル・シンガーの大御所シー・シー・ワイナンスとヨランダ・アダムスが圧巻のデュエットを披露して幕を閉じた。
プレゼンター同様、出演者は世代の異なる人選がなされていて、ホイットニーの影響力の幅広さを物語るものになっていた。また、出演者たちのパフォーマンスも素晴らしかったが、ホイットニー自身の数々の歴史的なパフォーマンス映像に重きを置き、彼女の類い稀なる歌声と多くの人々に愛された人柄とを再び讃えるという、コンサートのタイトル通り、ホイットニーへ最大限の敬意を払った追悼イベントになっていた。
文:鈴木美穂/L.A.
ホイットニー・ヒューストンの新たなベスト・アルバム『I Will Always Love You - the Best of Whitney Houston』は、USでは11月13日にリリースされることが発表されている。日本盤も近日発売される予定だ。このベスト・アルバムには、名曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」をはじめとして、「すべてをあなたに(Saving All My Love for You)」、「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」「すてきなSomebody」などホイットニーの代表曲が年代順に収録され、彼女のキャリアを振り返る究極の追悼盤といえる内容になっている。さらに、遺作となったオリジナル・アルバムに参加したR&Bシンガー/プロデューサーのR.ケリーとのデュエットによる「アイ・ルック・トゥ・ユー」など2曲の未発表曲が収録される。
『アイ・オールウェイズ・ラヴ・ユー~ベスト・オブ・ホイットニー・ヒューストン』
近日発売予定
Standard edition:
1.You Give Good Love
2.Saving All My Love For You
3.How Will I Know
4.Greatest Love of All
5.I Wanna Dance With Somebody
6.Didn't We Almost Have It All
7.So Emotional
8.Where Do Broken Hearts Go
9.I'm Your Baby Tonight
10.All The Man That I Need
11.I Will Always Love You
12.I'm Every Woman
13.I Have Nothing
14.Exhale (Shoop Shoop)
15.I Believe in You and Me
16.My Love Is Your Love
17.I Look To You featuring R. Kelly (*Unreleased) 18. Never Give Up (*Unreleased)
Deluxe edition (2CD)
DISC-1
Standard Editionと同内容
DISC-2
1.Love Will Save The Day
2.One Moment In Time
3.It Isn't, It Wasn't, It Ain't Ever Gonna Be (with Aretha Franklin)
4.My Name Is Not Susan
5.I Belong To You
6.Run To You
7.Queen Of The Night
8.Count On Me (with CeCe Winans)
9.Step By Step
10.It's Not Right but It's Ok
11.I Learned From The Best
12.If I Told You That
13.Heartbreak Hotel (featuring Faith Evans & Kelly Price)
14.Million Dollar Bill
◆ホイットニー・ヒューストン・オフィシャルサイト
◆レコーディング/アカデミー公・オフィシャルサイト
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