『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』圧倒的臨場感を演出、サウンドの秘密を語る&ホイットニー役キャストが選ばれた理由とは?
あの伝説の歌姫ホイットニー・ヒューストンの没後10年を迎えた今年、『ボヘミアン・ラプソディ』の脚本家が彼女の半生を描く映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』が、2022年12月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国の映画館にて公開される。
◆ 『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』 関連映像&画像
ホイットニー・ヒューストンはビートルズの記録を破り、シングル「Saving All My Love For You」以降7曲連続で全米シングル・チャート1位を獲得。その圧倒的な歌声は“THE VOICE”と称され、アルバムやシングルなどこれまでのトータル・セールスは2億枚を超える。さらにグラミー賞6冠など400を超える受賞歴はギネス世界記録に認定、音楽史に残る大偉業を成し遂げた。本作はそんな彼女の、ジャンルも人種も超えた“グレイテストソング”誕生の瞬間や、「歌いたい曲を、自分らしく歌う」ことに命を燃やした栄光の半生を、数々のNo.1ヒットソングとともに臨場感たっぷりに描ききる。
ホイットニーの圧倒的な歌声と、歌っている時の彼女の感情も浴びるように体験できる本作。その秘密は、映画スタッフたちが、ホイットニーの音楽を管理するあらゆる権利者やアーカイブと協力し、マスターミックスや、生のボーカルを含む複数の音に分かれたマルチトラック・レコーディングなど、22曲分のあらゆる音源のパターンを入手し、ホイットニーを演じたナオミ・アッキーの演技やシーンごとに最適な音の再構成を行うことが出来たからだという。
「これらの録音は、もともと(当時音楽を聞くために)主流であった車や家庭用ステレオに最適な音を出すためにミキシングされたものでした」と本作ではスーパーバイジング・サウンド&ミュージック・エディターを担当、大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』を世に送り出したサウンドチームの一人でもある、ジョン・ウォーハーストは明かす。しかし「現代は映画館、特にドルビー・アトモスの映画館では、至る所にスピーカーが設置されています」。そのためウォーハーストは、手に入れたオリジナル音源をリミックス、“劇場の最新音響設備に相応しい完璧なサウンド”を再現すると同時に、マルチトラック音源からは、シーンやナオミ・アッキーの演技ごとに音の再構築を実施し、圧倒的な臨場感と没入感を実現することに成功した。
彼は、ベースとなる音源はもちろんホイットニー本人のものだが、ナオミ・アッキーがホイットニー・ヒューストンとしてキャスティングされた理由の一つに、アッキーの素晴らしい演技力に加え、彼女が優れた歌い手であったことも挙げる。ホイットニー役を演じるには、声を鍛え、撮影現場で音に合わせ、たとえ録音されていなくても実際に歌うことが必要だったからだ。顔、エネルギー、鼓動、声帯の伸⻑、笑い声、喉や呼吸……それらは観客の目に見え、ごまかしが効かない。そのためナオミは綿密にリハーサルを重ね、ケイシー・レモンズ監督も「彼女はホイットニーの呼吸を知り尽くしていました」と感嘆するほど、その努力に賛辞を送る。
例えば、ウォーハーストがケイシー・レモンズ監督と共に、物語のポイントとして作り上げたアッキーのパフォーマンスがある。映画の中で、クライヴ・デイヴィスがホイットニーのパフォーマンスを見るためにクラブ、スウィートウォーターズに到着した際、何の予告もなしにホイットニーが突然ステージに押し出され、「Greatest Love of All」を披露するよう求められるシーンだ。この時の彼女は緊張のせいで、歌い出した彼女の歌は洗練されておらず、荒っぽさが目立つ。
しかし、誰もが知るとおり、録音されたホイットニー本人の「Greatest Love of All」は、決して荒削りなものではない。しかし監督は物語のポイントを強調するため、アッキーに緊張した面持ちで歌い始めるよう指示をした。「そして曲の途中から、彼女は自信と“声”を見つけ出す。彼女がホイットニーになる瞬間でした」とレモンズ監督は説明する。そしてその“瞬間”にウォーハーストは音声をナオミの歌声から、ヒューストンの見事なオリジナル音源に切り替えた。「その瞬間から、この映画の最後まで、すべてがホイットニーの世界なんです」とレモンズは言う。
ナオミ・アッキーが本作の魅力をこう語る。「彼女の素晴らしい声を思い出しながら、映画館でその追体験をすることができ、音楽伝記映画として、これまであまり知られていなかった彼女の人生と音楽が描かれます。そして彼女の人生の功績を讃えながら、あまりにも早く私たちの前から彼女を奪った悲劇をはっきりとした視点で捉えています」。
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
監督:ケイシー・レモンズ
脚本:アンソニー・マクカーテン
出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース
原題:I WANNA DANCE WITH SOMEBODY US公開日:12月21日予定
10/21(金)より、ムビチケ前売券(カード、オンライン)発売開始
●ムビチケ前売券(カード) 一般1,500円(税込)
※全国の上映映画館(※一部除く)およびメイジャー通販サイトにて販売予定です。
※数量限定のため、なくなり次第終了となります。
※前売特典はござません。
●ムビチケ前売券(オンライン) 一般1,500円(税込)
詳細はこちら→ https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=somebody1
◆オフィシャルTwitter
◆オフィシャルInstagram
◆オフィシャルTikTok
この記事の関連情報
英国ラジオ局のリスナーが選ぶベスト・ソング・ランキング、ジョージ・マイケルが5年連続1位
オジー・オズボーン、ホイットニー・ヒューストンとの対面にビビる
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』、メモリアル・イヤーに新企画が続々登場
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』、最新予告映像&場面写真解禁
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』、予告映像&日本版ポスター解禁
ホイットニー・ヒューストン、バイオグラフィ映画の予告編公開
ホイットニー×クリーン・バンディットのコラボ「How Will I Know」MVはオリジナル版へのオマージュ
21世紀に入りUKのテレビ/ラジオで最も音楽が流れた女性アーティスト・トップ20
ホイットニー・ヒューストンのバイオグラフィ映画、ホイットニー役が決定