摩天楼オペラ【インタビュー】疾走するメタル・サウンドに眩いばかりのクワイアが降り注ぐ「GLORIA」
■疾走するメタル・サウンドと合唱が感動を生む
■壮大かつドラマティックなナンバーに感動
◆摩天楼オペラ「GLORIA」~拡大画像~
――ある意味、神の視点ですね。
苑:ただ、この曲はあくまでも一人の人間がみんなと共に歌い、摩天楼を照らして……結局は“一人じゃないんだよ”っていうことを歌っているので、僕はいち人間として歌いました。なので走り続けて疲れてしまった人や、心が弱っている人にとって、この曲が癒しだったり明日への力になればいいなと。
悠:歌詞がすごく前向きなので、何か一歩踏み出そうとしているときに聴いてほしいですね。僕からすると、苑の歌詞が新境地に行った感じもするんですよ。例えばBメロの“翼を休めて”みたいなストレートな表現、今までは無かったよね?
苑:……うん。あんまりしなかった。
悠:合唱部分の英語の発音も思ったより良かったし、5人くらいでカラオケに行ったら、すごく楽しめる曲なんじゃないかな。
Anzi:僕はオリンピック選手とかで、競技前にこれをBGMとしてセレクトしてくれる人がいたら、メッチャ嬉しいです。それでテンション高めて金メダルでも取ってくれたら、万々歳ですね!
▲悠 ――疾走するメタル・サウンドに合唱が被さって感動を生む、壮大かつドラマティックなナンバーですものね。そのシチュエーションには確かにピッタリ。
苑:個人的にも、こうして合唱曲を創り上げられたことには、すごく感動しました。こういう曲を中学生のときからやりたくて、でも当然できるわけがなく。“いつかやりたい”という夢を抱きながら、いろんなバンド経験を経て、今、やっと最初にやりたかった音楽に戻ってきた感じなんですよ。しかも、メジャーという環境のおかげで、声楽を本職とする10人以上の方々に合唱していただくことができて、本当に嬉しいです。
Anzi:僕は楽曲以上に、今、こういった曲をリリースする勇気のある、このバンド自体に感心しましたね。バンドって音楽を始めた当初は好き勝手にやっていても、たいてい活動を続けていくうちに邪念が増えてくるものなんですよ。例えば、本当はやりたくても“こんな曲だと今の子たちは聴かないんじゃないか”とか。でも、そうやって時代の流れに乗ってるだけの人って、結局残らないんですよね。後々まで評価されるのは、それまでに無かったシーンを切り拓いた人。そこで僕らは『Justice』で自分たちの信じたものを貫こうと決意を新たにして、さまざまなバンド状況やタイミングが合致した今、原点だった音楽を自信を持ってリリースできた。もちろん、そこにリスクもあるけれど、だからこそ新たな可能性も生まれるわけで、そんなギャンブル的なところもロックだと思うんです。なので、これを見て“カッコいい”と真似するバンドが増えたら、してやったりですね(笑)。
――いや、これだけ壮大な楽曲を表現する演奏力、歌唱力を併せ持ったバンドは、そうそういないですよ! 1枚の作品として見ても、表題曲+カップリング3曲というボリュームに、しかも1種売りというのが嬉しい。
Anzi:タイプ別にいろいろ出すより、わかりやすく1枚で売るほうが男らしいじゃないですか。それこそ、このご時世にこういう売り方ができるバンドって、そうはいないと思うんですよ。音楽に自信が無いとやれないだろうから、その自信の表れだと思っていただければ。
悠:いいこと言ったね!
▲Anzi ――素晴らしい! では、カップリングについても伺っていきますが、まず「Psychic Paradise」はループする鍵盤フレーズが頭に残る、非常に中毒性の高い曲。
苑:これはライヴを思い浮かべて書いた曲ですね。身体の芯から発散させるような、ロックで、丸裸のぶつかり合いみたいなイメージ。
Anzi:苑からコード進行と歌メロを聴かせてもらった瞬間に、これは四つ打ちが合うんじゃないかと直感で思ったんですよ。クラブというか、ダンスっぽいというか。
悠:そのAnziの提案に沿って、ドラムもループな感じにしました。あとは単純にノリやすい曲にもしたかったので構成もシンプルにしつつ、今までやったことないビートで新しいところにも行けましたね。
――最後には“人間らしく”という歌詞もありますし、人間味という意味では「GLORIA」とも通じるのでは?
苑:ちょっと種類は違いますけどね。誰でも騒いでバカになってしまいたいときがあるように、こっちは理性を忘れて感情を剥き出しにするような人間らしさ。それに最適の場所がライヴだし、そこに目に見えない不思議な力が生まれて、会場を飽和状態にしてゆくイメージからタイトルもつけました。
――ちなみに皆さん、理性を解き放つとどうなります?
Anzi:ベースの燿あたりは上半身裸になりますね。昔は衣装もロングマントとかの重厚な感じで、逆に隠してるのが好きなタイプだったんですよ。なのに、鍛えて良い肉体になってきたら……。
悠:去年くらいからかな。急速に見せたがるようになってきたんですよ。
◆摩天楼オペラ~インタビュー その3へ
■壮大かつドラマティックなナンバーに感動
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――ある意味、神の視点ですね。
苑:ただ、この曲はあくまでも一人の人間がみんなと共に歌い、摩天楼を照らして……結局は“一人じゃないんだよ”っていうことを歌っているので、僕はいち人間として歌いました。なので走り続けて疲れてしまった人や、心が弱っている人にとって、この曲が癒しだったり明日への力になればいいなと。
悠:歌詞がすごく前向きなので、何か一歩踏み出そうとしているときに聴いてほしいですね。僕からすると、苑の歌詞が新境地に行った感じもするんですよ。例えばBメロの“翼を休めて”みたいなストレートな表現、今までは無かったよね?
苑:……うん。あんまりしなかった。
悠:合唱部分の英語の発音も思ったより良かったし、5人くらいでカラオケに行ったら、すごく楽しめる曲なんじゃないかな。
Anzi:僕はオリンピック選手とかで、競技前にこれをBGMとしてセレクトしてくれる人がいたら、メッチャ嬉しいです。それでテンション高めて金メダルでも取ってくれたら、万々歳ですね!
▲悠
苑:個人的にも、こうして合唱曲を創り上げられたことには、すごく感動しました。こういう曲を中学生のときからやりたくて、でも当然できるわけがなく。“いつかやりたい”という夢を抱きながら、いろんなバンド経験を経て、今、やっと最初にやりたかった音楽に戻ってきた感じなんですよ。しかも、メジャーという環境のおかげで、声楽を本職とする10人以上の方々に合唱していただくことができて、本当に嬉しいです。
Anzi:僕は楽曲以上に、今、こういった曲をリリースする勇気のある、このバンド自体に感心しましたね。バンドって音楽を始めた当初は好き勝手にやっていても、たいてい活動を続けていくうちに邪念が増えてくるものなんですよ。例えば、本当はやりたくても“こんな曲だと今の子たちは聴かないんじゃないか”とか。でも、そうやって時代の流れに乗ってるだけの人って、結局残らないんですよね。後々まで評価されるのは、それまでに無かったシーンを切り拓いた人。そこで僕らは『Justice』で自分たちの信じたものを貫こうと決意を新たにして、さまざまなバンド状況やタイミングが合致した今、原点だった音楽を自信を持ってリリースできた。もちろん、そこにリスクもあるけれど、だからこそ新たな可能性も生まれるわけで、そんなギャンブル的なところもロックだと思うんです。なので、これを見て“カッコいい”と真似するバンドが増えたら、してやったりですね(笑)。
――いや、これだけ壮大な楽曲を表現する演奏力、歌唱力を併せ持ったバンドは、そうそういないですよ! 1枚の作品として見ても、表題曲+カップリング3曲というボリュームに、しかも1種売りというのが嬉しい。
Anzi:タイプ別にいろいろ出すより、わかりやすく1枚で売るほうが男らしいじゃないですか。それこそ、このご時世にこういう売り方ができるバンドって、そうはいないと思うんですよ。音楽に自信が無いとやれないだろうから、その自信の表れだと思っていただければ。
悠:いいこと言ったね!
▲Anzi
苑:これはライヴを思い浮かべて書いた曲ですね。身体の芯から発散させるような、ロックで、丸裸のぶつかり合いみたいなイメージ。
Anzi:苑からコード進行と歌メロを聴かせてもらった瞬間に、これは四つ打ちが合うんじゃないかと直感で思ったんですよ。クラブというか、ダンスっぽいというか。
悠:そのAnziの提案に沿って、ドラムもループな感じにしました。あとは単純にノリやすい曲にもしたかったので構成もシンプルにしつつ、今までやったことないビートで新しいところにも行けましたね。
――最後には“人間らしく”という歌詞もありますし、人間味という意味では「GLORIA」とも通じるのでは?
苑:ちょっと種類は違いますけどね。誰でも騒いでバカになってしまいたいときがあるように、こっちは理性を忘れて感情を剥き出しにするような人間らしさ。それに最適の場所がライヴだし、そこに目に見えない不思議な力が生まれて、会場を飽和状態にしてゆくイメージからタイトルもつけました。
――ちなみに皆さん、理性を解き放つとどうなります?
Anzi:ベースの燿あたりは上半身裸になりますね。昔は衣装もロングマントとかの重厚な感じで、逆に隠してるのが好きなタイプだったんですよ。なのに、鍛えて良い肉体になってきたら……。
悠:去年くらいからかな。急速に見せたがるようになってきたんですよ。
◆摩天楼オペラ~インタビュー その3へ
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