音楽を視覚的に加工できるソフト ローランド「R-MIX」が「CEDEC AWARDS 2012」優秀賞を受賞

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ローランドは、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会主催の「CEDEC AWARDS 2012」のサウンド部門において、「R-MIX」が優秀賞を受賞したことを発表した。

「CEDEC AWARDS」は、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称え表彰することで、開発者全体の士気高揚を図ると同時に、開発技術の普及・啓蒙とコンピュータエンターテインメント産業全体の発展を目指している賞であり、コンピュータエンターテインメント(ゲーム)分野の技術に関するものとしては、最高峰の賞とされるもの。今回、5回目となる「CEDEC AWARDS 2012」のサウンド部門において、ローランド「R-MIX」が優秀賞を受賞した。

「R-MIX」は、音楽をビジュアル化し、直感的かつわかりやすくリアルタイムにコントロールすることのできるソフトウェア。ローランドが新開発したV-Remastering技術とVariPhrase技術をベースに、音楽に対してさまざまな信号処理を実現。ステレオ・ミックスとして完成された音楽を周波数、定位、音量の3つのパラメーターで分析し、楽器音をグラフィカルに表示。それらの楽器音を選択して音量バランスを変える、消す、残す、エフェクトをかけるなど、従来では不可能とされていた信号処理をシンプルな操作で可能にする。

選考を行った「CEDEC AWARD 2012ノミネーション委員会」による、受賞にあたっての選考理由などは、以下のとおり。

ノミネート部門:サウンド
ノミネート対象:音楽の楽器音をビジュアル化し、任意の楽器音のみオーディオ加工できる新技術の開発
受賞者:「Roland R-MIX」開発チーム(ローランド株式会社)
選考理由:
ステレオ音楽の楽器音をリアルタイムにビジュアル化し、任意の楽器のみ「消す」「残す」「エフェクトをかける」など従来できなかったオーディオ加工が可能な技術を開発。マスタリングにおける新概念とデジタル信号処理技術の新たな可能性を示した。

◆ニュースリリース
◆R-MIX 製品詳細ページ
◆ローランド
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◆BARKS 楽器チャンネル
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