ブルゼッケン88【インタビュー】「僕らと似てるバンドいますか?」ってことを世に問いたい
■すべてにおいて“異端”でいいんじゃないのってところがすべての基本(SEBASTIAN)
──そのアルバムなんですが、こういっちゃうと失礼かもしれないんですが、どの曲も音数多いわ、濃いわ、テクニカルだわと、あまりにもインパクトが凄すぎて疲れるアルバムだなと。
全員:そうだと思います(爆笑)。
栄二郎:アルバムなのにバラード1曲もないですからね。
IKUO:ベストだと思って聴かないと疲れますね、間違いなく。アルバムにしては濃過ぎですからね。音数多くてすみません。で、テクニカルなところも、やってる僕らとしても難しすぎてライヴで演奏したくない曲もありますからね。
──ええーーっ?
IKUO:そういうものもあるんですよ(笑)。再現不可能なものとかありますから。制作過程でライヴを意識しないわけではないんですけど、どうしてもオーバーアレンジになってしまうんですよ。音源だけに必死になっちゃって「あ!やっちゃった」って。
SEBASTIAN:その後、ライヴでどうやって再生しようか悩むという。
──収録曲のなかで一番再生が難しいのはどの曲なんですか?
IKUO:いま一番ビビってるのは新曲の「モンスター ~3/4 no good job night one show~」。
SEBASTIAN:「覇烏」のときも「カモン ~メガトン未来~」のときもそうでしたけど。
IKUO:この辺はかなりのオーバーアレンジで、自分たちはどこまでやれんのかっていうのをどんどん追求し始めたところなんですよ。それで今回さらに「モンスター ~3/4 no good job night one show~」で追求しちゃったという(笑)。
──なんでそこまでやっちゃうんですか?
IKUO:なんかねー、限界までチャレンジしたいんですよ(笑)。聴いた瞬間に“圧倒的”なものを提示したいんです。アルバムもライヴも。
──圧倒的なものじゃないとダメ?
IKUO:なんでだろう……負けず嫌いなんじゃないですか。
SEBASTIAN:みんないい歳なんで“若手”とかに負けてらんないんですし。“普通”のものを出しても絶対つまんないってこともこの歳だと分かってるんですよ。BULL ZEICHEN 88は、元々そういうコンセプトで始まったバンドですからね。普通のことやってもつまんねぇって。普通のことはいままで各々やってきましたし。だから、僕らってラウドだパンクだヘヴィだ何だっていう既成概念のなかに納めると、かなりはみ出してると思うんです。ジャンルのなかからは、僕たち“はみ出し者”なんです。それなら曲しかり、構成しかり、タイトル、衣装……すべてにおいて“異端”でいいんじゃないのってところがすべての基本になってるんですよ。
IKUO:「僕らと似てるバンドいますか?」ってことを世に問いたい。例えばヴィジュアル系、ヘヴィロック系、似てるバンドは必ずいるけど、僕らはいない。そういうところが好きというリスナーが僕らを広めてくれてる気がしますね。
──なるほど。
IKUO:僕ら、決してテクニカルで複雑怪奇って音じゃないですからね。サビはキャッチーですから。そこはリスナーさんが入りやすいところなのかなと。
──そこなんですよ。さっき疲れると言いましたが、その一方でそんな楽曲をキャッチーなところへ持って行くメロディ、歌があるから、爽快感は1曲ごとにすごくあるんです。けしてマニアックな音楽にはなってない。
IKUO:僕らはテクニック至上主義ではないんですよ。そこじゃないんです。やりたい音楽は。
栄二郎:勢いは絶対殺したくないし。
IKUO:そこはライヴを意識してるところかもしれないですね。みんなでシンガロングしたいですから。僕ら、ライヴをやらないってことはあり得ないんですよ。それだけライヴ意識してて「この曲ライヴでやったら超カッコいい」って思って曲を作るんだけど、演奏するのは難しい。それを毎回更新してる感じですね。
SEBASTIAN:しかも、難しいからってプレイに専念するんじゃなくてパフォーマンスでも圧倒的でありたいんですよ。
IKUO:そこを重視するならもっと簡単な曲作ってものすごいパフォーマンスやるってのもありなんだけど、それだと普通でしょ? そういうのは若い人がやればいい。僕らは僕らで、パフォーマンスしつつもテクニックでも圧倒したい。
◆BULL ZEICHEN 88 インタビュー続き
▲『アルバム』 |
▲栄二郎 |
▲SEBASTIAN |
▲IKUO |
▲淳士 |
全員:そうだと思います(爆笑)。
栄二郎:アルバムなのにバラード1曲もないですからね。
IKUO:ベストだと思って聴かないと疲れますね、間違いなく。アルバムにしては濃過ぎですからね。音数多くてすみません。で、テクニカルなところも、やってる僕らとしても難しすぎてライヴで演奏したくない曲もありますからね。
──ええーーっ?
IKUO:そういうものもあるんですよ(笑)。再現不可能なものとかありますから。制作過程でライヴを意識しないわけではないんですけど、どうしてもオーバーアレンジになってしまうんですよ。音源だけに必死になっちゃって「あ!やっちゃった」って。
SEBASTIAN:その後、ライヴでどうやって再生しようか悩むという。
──収録曲のなかで一番再生が難しいのはどの曲なんですか?
IKUO:いま一番ビビってるのは新曲の「モンスター ~3/4 no good job night one show~」。
SEBASTIAN:「覇烏」のときも「カモン ~メガトン未来~」のときもそうでしたけど。
IKUO:この辺はかなりのオーバーアレンジで、自分たちはどこまでやれんのかっていうのをどんどん追求し始めたところなんですよ。それで今回さらに「モンスター ~3/4 no good job night one show~」で追求しちゃったという(笑)。
──なんでそこまでやっちゃうんですか?
IKUO:なんかねー、限界までチャレンジしたいんですよ(笑)。聴いた瞬間に“圧倒的”なものを提示したいんです。アルバムもライヴも。
──圧倒的なものじゃないとダメ?
IKUO:なんでだろう……負けず嫌いなんじゃないですか。
SEBASTIAN:みんないい歳なんで“若手”とかに負けてらんないんですし。“普通”のものを出しても絶対つまんないってこともこの歳だと分かってるんですよ。BULL ZEICHEN 88は、元々そういうコンセプトで始まったバンドですからね。普通のことやってもつまんねぇって。普通のことはいままで各々やってきましたし。だから、僕らってラウドだパンクだヘヴィだ何だっていう既成概念のなかに納めると、かなりはみ出してると思うんです。ジャンルのなかからは、僕たち“はみ出し者”なんです。それなら曲しかり、構成しかり、タイトル、衣装……すべてにおいて“異端”でいいんじゃないのってところがすべての基本になってるんですよ。
IKUO:「僕らと似てるバンドいますか?」ってことを世に問いたい。例えばヴィジュアル系、ヘヴィロック系、似てるバンドは必ずいるけど、僕らはいない。そういうところが好きというリスナーが僕らを広めてくれてる気がしますね。
──なるほど。
IKUO:僕ら、決してテクニカルで複雑怪奇って音じゃないですからね。サビはキャッチーですから。そこはリスナーさんが入りやすいところなのかなと。
──そこなんですよ。さっき疲れると言いましたが、その一方でそんな楽曲をキャッチーなところへ持って行くメロディ、歌があるから、爽快感は1曲ごとにすごくあるんです。けしてマニアックな音楽にはなってない。
IKUO:僕らはテクニック至上主義ではないんですよ。そこじゃないんです。やりたい音楽は。
栄二郎:勢いは絶対殺したくないし。
IKUO:そこはライヴを意識してるところかもしれないですね。みんなでシンガロングしたいですから。僕ら、ライヴをやらないってことはあり得ないんですよ。それだけライヴ意識してて「この曲ライヴでやったら超カッコいい」って思って曲を作るんだけど、演奏するのは難しい。それを毎回更新してる感じですね。
SEBASTIAN:しかも、難しいからってプレイに専念するんじゃなくてパフォーマンスでも圧倒的でありたいんですよ。
IKUO:そこを重視するならもっと簡単な曲作ってものすごいパフォーマンスやるってのもありなんだけど、それだと普通でしょ? そういうのは若い人がやればいい。僕らは僕らで、パフォーマンスしつつもテクニックでも圧倒したい。
◆BULL ZEICHEN 88 インタビュー続き
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