モニカ、RCA移籍第一弾『ニュー・ライフ』で再出発
「ずっと“ウェイティング・トゥ・エクサール“的なことをやりたかったの」とモニカは言う。最新シングル「イット・オール・ビロングス・トゥ・ミー」のビデオ撮影のセットで車を吹き飛ばすという目の眩むような体験について話している。リコ・ラヴがプロデュースした歌(長年の同僚であるブランディとのデュエット)で、二人は結託して浮気な男をやっつける。1995年のロマンチックな映画のクレジットに流れたらピッタリだったろう。
この曲はかつてのライバルの再結成となる。二人は1998年にグラミー賞を受賞したコラボ曲「ザ・ボーイ・イズ・マイン」を出している。しかし、そんなふられた恋人の復讐劇とは裏腹に、彼女の最新アルバム『ニュー・ライフ』はそんなドラマチックな発想から生まれたものではないという。
彼女はNBA選手、シャノン・ブラウンとの結婚について語る。「ひとりでいるのは居心地良かったし、二人の息子で十分楽しかった。ずっとこんなふうだと思ってたんだけど、神様の意志に任せていたら夫に出会ったの。このアルバムは人生で私に起こったもっとも素晴らしいことを表しているのよ」
4/10に発売される7作目となるアルバムは、2011年にアリスタを離れたあと、RCAに移籍して初の作品。聖歌隊で歌い始めた彼女は1995年のデビュー時に13歳だった。
「大人になって“ゴッド・イズ・ア・グッド・ゴッド”のような歌を歌うなら声にほんとのパワーがなくちゃだめ。ギミックは通用しないのよ」
実際『ニュー・ライフ』は心に染みるボーカルと削ぎ落とされた言葉がいっぱい詰まっている。アルバムにはブランディ、ウェイル、ミッシー・エリオット、ジャーメイン・デュプリ、リック・ロスらとの共演がフィーチャーされている。
RCAの関係者はモニカがアルバムのプロモートのためにABCの「グッド・モーニング・アメリカ」や「ライヴ・ウィズ・ケリー」、AOLセッションなどさまざまなメディアに登場すると語っている。
モニカは今年後半にブランディとのツアーを望んでいる。14年前にやるはずだった短期間のジョイント・ツアーだ。「私たちのどちらもしばらくツアーに出ていないの。“イット・オール・ビロングス・トゥ・ミー”のプロモーションの仕事をするのは楽しくて高揚感があったわ。私と同じようなことをくぐり抜けてきたもうひとりの女性と仕事をするっていうのは……まだまだやれることがたくさんあるはずなのよね」
◆ニュース提供:ビルボード
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