浜松発、管楽器の国際的祭典 世界トップクラスの演奏家によるレッスンとコンサート<第18回 浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル>
▲第17回浜松国際管楽器アカデミー W・フックス講師によるレッスン。
<浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル>は、世界の一流アーティストによるマン・ツー・マンのハイレベルなレッスンのほか、<講師選抜受講生プレミアムコンサート>、さらに成績優秀者には、アクトシティ浜松での<浜松若きヴィルトォーゾコンサート>など、コンサート出演の機会が用意される管楽器奏者のためのイベント。<第18回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル>は、浜松市が財団法人浜松市文化振興財団、浜松市アクトシティ音楽院、ヤマハ株式会社、財団法人ヤマハ音楽振興会との共催により実施。アカデミーの受講生・聴講生の募集が3月6日から開始されている。
イベントは、特別講師による管楽器奏者育成レッスン<管楽器アカデミー>と、講師・受講生によるコンサート<フェスティヴァル>からなる。概要は以下のとおり。
■注目の若手トランペッター G.ゾンマーハルダーが初参加、世界トップクラスの奏者や教授14名の特別講師による<管楽器アカデミー>
<管楽器アカデミー>は、世界的に著名な演奏者が講師としてレッスンを行い、次世代の優れた管楽器奏者を育成していくもの。レッスンには全クラスにピアノ伴奏が付き、受講生は音楽性の高いレッスンが受けられる。また、聴講生はこれらを自由に聴講できる。
今年のアカデミー募集定員は、受講生112名(1クラス8名、14クラス)と聴講生250名の計362名。
アカデミー講師陣は、国際的フルート奏者工藤重典、地元浜松出身サクソフォン奏者須川展也ら2名の国内講師、そしてパリ管弦楽団首席テューバ奏者のステファン・ラベリら海外講師12名。継続参加の講師が多い中、初参加は、英国ロイヤル・オペラハウス管弦楽団首席ホルン奏者リチャード・ビッシルと、トランペット界のサラブレッドとして脚光を浴びているジュリアーノ・ゾンマーハルダーの2名。
これまでのアカデミーの延べ修了者数は2,381名を数え、内外を通じて最も参加者の多いアカデミーの一つとして、内容とともに評価されている。また、今回リニューアルした<管楽器アカデミー&フェスティヴァル>のホームページ(下記リンク参照)では、講師からのメッセージを動画で閲覧することができる。
▲第17回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル<ガラコンサート>より。
<フェスティヴァル>には、トップアーティストであるアカデミー講師による<オープニングコンサート>、昨年に引き続き2度目の開催となる<フルートライブin浜松>、受講生選抜メンバーによる<プレミアムコンサート>などがある。吹奏楽を志す学生をはじめ、浜松市民ほか多くの方々が演奏を堪能できるよう、アクトシティ浜松・中ホールなどで開催予定となっている。
●アカデミー講師による<オープニングコンサート>
(7月31日(火)アクトシティ浜松・中ホール)
講師であるトップアーティストが一堂に会するコンサート。浜松市民など広く一般の聴衆を対象とした、管楽器の祭典のオープニングにふさわしい、この場でしか聴くことができない豪華な組み合わせ。入場料は一般3,500円、高校生以下1,500円。
●フルートによる華やかな協演<フルートライブin浜松>
(8月2日(木)アクトシティ浜松・音楽工房ホール)
工藤重典、フィリップ・ピエルロほかによる、華やかなフルート・アンサンブルが堪能できる。 入場料は、一般2,000円、高校生以下1,000円。
●選抜受講生による<プレミアムコンサート>
(8月4日(土)アクトシティ浜松・音楽工房ホール)
アカデミー講師が推薦する優秀な受講生たちがピアノ伴奏付で演奏するコンサート。優秀者は浜松市主催の<第10回浜松若きヴィルトォーゾコンサート>(12月2日(日)アクトシティ浜松・音楽工房ホール)に出演することができる。入場料は無料。
アカデミーの受講・聴講は有料。参加方法や受講料・聴講料、コンサート入場料はリンクを参照してほしい。
◆管楽器アカデミー&フェスティヴァル
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事の関連情報
【インタビュー】「演奏データを未来へ残す」という、規格外れのヤマハのイノベーション
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話033「ライブの真空パック」
【俺の楽器・私の愛機】1689「公立高校への進学を条件に」
Guild、トラベルサイズのアコースティックギター『TRAVELER』が登場
ヤマハ、アコギのフラッグシップモデルにコンサートスタイルが登場
2024年の楽器・作品・プレイヤー」を決定する<楽器店大賞 2024>スタート
島村楽器、ヤマハ電子ピアノ『SCLP-8450』『SCLP-8350』のオリジナルカラーを9/5発売
【俺の楽器・私の愛機】1622「ヴィンテージ」
【俺の楽器・私の愛機】1619「母に借金して買ったレブスター」