世界初Thunderbolt接続対応オーディオインターフェイス、Universal AudioからDSPシステム搭載、Firewire接続も可能な「APPOLO」登場

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フックアップは、Universal Audio社のDSPシステムを搭載したFirewire/Thunderbolt接続の高品位オーディオインタフェース、APOLLOを2製品のラインナップで、3月16日より発売する。

Universal Audioが今年1月のNAMMショーで発表した「APPOLO」は、高音質オーディオインターフェイスにUniversal Audio伝統のアナログ設計思想とUADプラグインシステムを合体させ、あらゆる環境で最適の選択となるレコーディングシステム。この発表会では、デジタルオーディオに関連する世界中のメーカー、ディーラー、ミュージシャン、エンジニア、プロデューサーから多くの賞賛の声が上がり、ショーで最も注目を浴びた製品の1つとなった。

「APOLLO」は、18イン/24アウトの多入出力を備え、コンピューターとはFireWireあるいはThunderbolt接続の高速なインターフェイスを採用。何より特筆すべきは、強力なUADプラグインを「APOLLO」中でリアルタイムに使用でき、クラス最高峰の高音質24bit/192kHzでの録音が可能となっている。

発売開始時はMacintoshコンピューター専用で、接続はFireWireのみ。2012年夏にはWindows 7への対応と、Thuderboltオプションボードがリリースされる予定となっている。

「APPOLO」の特徴の1つは、Universal Audio社が持つアナログ技術を結集した超高品位18イン/24アウト、FireWire接続オーディオインターフェースであるという点。プレミアムなマイクプリアンプと最高級のコンバーターを搭載した非常に精度の高いこのオーディオインターフェイスは、同クラス製品に比べて最低のTHDと最大のダイナミックレンジを提供する。そして、Core AudioとASIOドライバーはすべての主要DAW(Pro Tools、Logic Pro、Cubase、Liveなど)との互換性を持っている。

その上、APOLLO同梱のコンソールアプリと、コンソールセッティングをリコールするプラグイン(VST/AU/RTAS)が、DAWセッションの中からすべてのインターフェイスとUADプラグインをコントロールすることが可能となる。

さらに注目すべきは、UADパワードプラグインを録音時にリアルタイムで使用可能であること。搭載されたオンボードのUAD-2 DSPアクセラレーションにより、他の数あるオーディオインターフェイスとの大きな差別化に成功しているというわけだ。

このオンボードプロセッシングによりUAD-2パワードプラグインを使ってレイテンシー2ms以下での掛け録りが可能。つまり人気の高いあらゆるアナログエミュレーションプラグインを使い、エンジニア/プロデューサーがストレスなくトラックをモニターし、録音することを可能としているのだ。もちろんオンボードなので、ホストコンピューターのCPUに負担をかけることはない。

そして、ミキシング/マスタリング時にもUADパワードプラグインを使用可能だ。このUAD-2 DSPアクセラレーションはもちろん他のUAD-2製品同様に、DAW中でUADパワードプラグイン(VST/AU/RTAS)として使用できる。つまり録音時だけではなく、ミキシングやマスタリングでも大活躍するのだ。なお、標準付属以外のプラグインは、UAオンラインストアにてユーザー自身でライセンスを購入する必要がある。購入前にプラグイン個別に14日間のデモ試用が可能となっている。

次世代のインターフェースThunderboltに対応する世界初のオーディオインターフェースであるという点も見逃せない。Thunderboltは、インテルの最新テクノロジーで、最新のiMacやMacBook Pro、MacBook Airに搭載されている次世代のインターフェース。高速なデータ転送が特徴だ。Thunderboltは低レイテンシーと低オーディオバッファーサイズ、高サンプルレイトでのパフォーマンス、UADプラグインの安定性など、どれをとってもFireWireを凌駕する性能を持っている。APOLLOにこのThunderboltを追加するオプションカードは、今年の夏のリリース予定となっている。

その他、おもな特徴は以下のとおり。

・18イン/24アウト FireWire/Thunderbolt接続 Mac/Win両対応(ThunderboltとWindowsは今夏対応予定)
・UADパワードプラグイン(Neve、Studer、Lexicon、Roland、SSLなどの認定プラグイン)を用いた録音時のリアルタイムUADプロセッシングとミキシング/マスタリングのプロセッシング(VST/AU/RTAS)
・プレミアムなマイクプリアンプと最高級のコンバーター、妥協のないアナログデザインによるクラス最高峰の音響特性
・フロントパネルコントロール:プリアンプレベル、モニターレベル、チャンネルセレクション、マイクセッティング、ヘッドフォンアウト×2など
・コンソールアプリやコンソール呼び出しプラグイン(VST/AU/RTAS)を用いて、DAWセッション上からインターフェイスやプラグインのコントロール可能
・アナログインプット8系統:デジタル制御アナログマイクプリアンプ×4、バランスラインイン×8、フロントパネルJFET DI×2
・アナログアウトプット14系統:バランスラインアウト×8、デジタル制御アナログモニターアウト×2、ステレオヘッドフォンアウト×2
・10チャンネルデジタルI/O:ADAT 8チャンネル、S/PDIF 2チャンネル、ワードクロックI/O
・FireWire 800ポート(スタンダード)×2 デイジーチェーン接続可
・Thunderbolt I/O オプションカード(今夏リリース予定、Mac/Win両対応、別売)
・搭載DSPアクセラレーターによって、DUOタイプとQUADタイプの2機種を用意
・Analog Classicsプラグイン3種をバンドル(LA-2A Classic Audio Leveler、1176LN Limiting Amplifier、Pultec EQP-1A Program Equalizer)
・追加ライセンス購入に使えるバウチャーを$100分付属

<APOLLO各製品共通の最低動作環境>
・IntelベースのMacintoshコンピューター
・Mac OS X 10.6.8 (Snow Leopard)、または10.7.2 (Lion) 以降
・Firewire 800の空きポート
・1024 x 768以上の高解像度モニター
・1GBの空きハードディスク容量(UAD-1と同時使用の場合は500MB)
・CD-ROMドライブ、またはインターネット接続環境(ソフトウェアのインストールのため)
・インターネット接続環境(製品登録と追加プラグイン購入のため)
・VST、AU、RTASプラグインが動作するホストアプリケーション

◆APOLLO DUO(アポロデュオ)
価格:オープン(実勢価格 178,500円)
※SHARCプロセッサーを4基搭載、Analog Classics*プラグイン付属、$100バウチャー付属
◆APOLLO QUAD(アポロクワッド)
価格:オープン(実勢価格 220,500円)
※SHARCプロセッサーを4基搭載、Analog Classics*プラグイン付属、$100バウチャー付属
発売日:2012年 3月16日
※発売日が2012年 4月10日に変更になりました。

◆APPOLO 製品詳細ページ
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
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