カーミン、ホイットニーの死後、「サタデー・ナイト・ライヴ」で感動体験

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多くの音楽ファンにとって、2/11はホイットニー・ヒューストンが48歳で亡くなった夜として記憶に残ることだろう。しかし、デビュー・アルバムをリリースもしていないうちに「サタデー・ナイト・ライヴ」でデビューを飾ろうとしていた新進のポップ・デュオ、カーミンにとって、その夜はショッキングな悲劇の結果として実現したキャリアにおける画期的大事件となったのだった。

カーミンのエミー・ハイドマンとニック・ムーナンはビルボードCOMに、ヒューストンの死を知ったのは「SNL」のステージに立って彼らの歌「ブロークンハーテッド」と「アイ・トールド・ユー・ソー」を歌うほんの数時間前だったと語った。「メークアップ・チェアに座っていたら、私たちのパブリシストがそのことを話しているのが聞こえたの。『いいや、そんなの本当じゃない。噂に過ぎないよ。真実のわけがない』とかって」とハイドマンは言う。「そして、そのあと彼は、やっぱり事実だったって言ってた」

「椅子に座って、すべてが何だか消えていくみたいに思えたのを覚えているわ。私にとってすごく感情的に圧倒されるようなことだったの」と彼女は続ける。

「私とニックには素晴らしい一年だった。私はよく夜にベッドに横になってホイットニーが歌うのを聞いていたのよ。小さな子供の頃、ネブラスカでひとりぼっちでね。いつかは私もこんなことをキャリアにできたらいいなって夢見ながらね。だから、ほんとに大変だったわ。メークアップ・アーティストの仕事もずっと大変になっちゃった。私の涙を拭かなくちゃならなかったから」

しかし、そんな体験から2,3日して、ハイドマンはありがたいことにショッキングな知らせがカーミンのパフォーマンスを邪魔することはなかったという。「とてもとても悲しいことだったけど……私はそのエネルギーを自分たちのパフォーマンスに向け直したんだと思う。実際、ステージに出て行くときちょっと力づけられるような気がしたし、リハーサルはサウンドチェックよりはるかにうまく行った。驚異的だったわよ。それから、もちろん生放送でも、私たちは自分たちのショーについてすごくいい気分だった」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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