清春、黒夢でデビューした記念日にファンクラブライヴ開催

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黒夢でデビューした記念日にあたる2月9日、清春がファンクラブ・オンリーライヴ<8/18>を東京・恵比寿LIQUIDROOMで行なった。

◆清春 画像@2012.02.09 恵比寿LIQUIDROOM

満員の会場に、ジャケットを羽織り、黒で統一したコーディネイトで、アコースティック・ギターを持って姿を現した清春。三代堅(G)、中村佳嗣 (G)、沖山優司(B)、そして清春のライヴは初参戦のGO(Ds/サッズ)という顔ぶれのサポートメンバーと、ソロ1stアルバム『poetry』収録の「唯一遠くへ」を奏で始める。

その歌と声は、味わい深く、圧倒的で、曲世界を描いていく。

ブリティッシュロックの香りと至高のメロディが融合した「流星」をはじめとした数曲の新曲のほか、「シクラメンのかほり」「ボヘミアン」というこれまで清春がリリースしたカヴァー曲も披露。また、2度目のアンコールでは、黒夢の「Happy Birthday」も久しぶりに聴かせるなど、ファンと共に特別な日を祝うスペシャルな内容となった。

3度目のアンコールのとき清春は、「デビューしてから18年、19年目になるね。20年やってる自分の姿が見えるようになりました」という話をし、数年前には、20年間も第一線で音楽活動をしている自分の姿が明確に想像できなかったけれど、今はそのビジョンがハッキリ見通せていることを集まったファンに伝える。そして、「20年目まで一つひとつの景色を共に観ていきましょう」と続けた。その姿からは、ここまでをサバイヴしてきた自信、重ねて来た時間と経験で得たミュージシャンとしての充実が伝わってきた。

2010年はサッズ、2011年は黒夢をメインに活動してきた清春だが、現在、ソロのレコーディングに突入している。デビュー19年目は、3月に行なう黒夢のアジアツアーが決定しており、これに加えシングル「LAW'S」以降となる2年半ぶりのソロでの新譜リリースもありそうだ。デビュー以降、毎年1枚ないし2枚のオリジナルアルバムを発表し続けてきた清春は20周年を視野に入れ、ますます濃密でアートな景色を見せてくれそうだ。

text by 大西智之

  ◆  ◆  ◆

黒夢は、初のアジアツアー開催にともない、2011年11月に発売したアルバム『Headache and Dub Reel Inch』のアジアでのリリースが決定。台湾は2月17日より、2月22日以降からは香港にて順次、販売を開始する。

また、中国版のツイッターとも言える「新浪微博(シンランウェイボー)」も開始し、現在は約18000人にフォローされ、現在もその数は増え続けている。

【<8/18>セットリスト】
1. 唯一遠くへ
2. 2月
3. 蝶
4. Masquerade
5. Dance
6. Sitar
7. Room
8. 空白の世界
9. ALSTROMERIA
10. シクラメンのかほり
11. 新曲
12. 泥沼に浮かぶ花
13. 新曲
14. 流星(新曲)
15. ボヘミアン
16. WIZARD
17. Depravity Day
18. Alien Masked Creature
19. Come Home

En.1
20. 光
21. I Know

En.2
22. garret
23. Happy Birthday

En.3
24. FAIDIA
25. 星座の夜
26. EMILY
27. 飛行船

◆BARKS ヴィジュアル系 チャンネル
◆清春 オフィシャルサイト
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