ノエル・ギャラガー、子供を私立の学校へ通わせる理由

ずっと私立校出身者に対し冷ややかだったノエル・ギャラガーだが、自分の子供たちは私立校へ通わせることに決めたそうだ。『The Mail On Sunday』紙のインタビューでその理由について話した。

「学校から戻った子供たちにアリ・G（サシャ・バロン・コーエン演じるコメディのキャラクター。ギャングスタ・ヒップホップ・スタイルが特徴）みたいな話し方して欲しくない」という。

「俺のような立場になると、子供たちを朝、金属探知機を通り抜けなきゃいけないような学校へは通わせないようにする義務がある」

「近くの学校で朝、機動隊が出動してたことがある。ギャング同士の刃物による抗争があったんだ。学校に機動隊なんて、おかしいだろ。メイダベール（閑静な住宅街）での話だぜ。（治安が悪めな）トッテナムやハンズワースでの出来事じゃない。俺は自分の子供をそんな学校へ行かせたくない。ロシアの新興財閥の子供らに囲まれてるほうがましだ」

また、自分の若いときにくらべいまの若者にはイマジネーションが足りないとも話した。「いまの子供たちは『America's Hardest Prison』見て、ギャングになりたいって考える。イマジネーションがない。俺が16のとき『ゴッドファーザー』見て“よし、床屋へ行って見かじめ料取ってやろう”なんて思わなかった。俺らの世代はもっと“この近くに俳優養成スクールはあるのか？ 誰がサウンドトラック作ったんだ？ フランシス・フォード・コッポラって誰だ？”ってこと考えた」

オアシス・デビュー当時のヤング・ノエルがこれを聞いたら、どう思っただろう？

Ako Suzuki, London