RME、USB&FireWire対応のハイエンドオーディオインターフェイス「Fireface UCX」を発表

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ドイツのRMEはアメリカアナハイムで開催された2012 NAMM ショーにおいて、ハイエンドオーディオインターフェイス「Fireface UCX」を発表した。

「Fireface UCX」は、コンパクトなハーフラック・サイズのボディにスタジオやライブの現場で求められるプロフェッショナルな性能を実現した18イン18アウトのハイエンドオーディオインターフェイス。発表が行われたのは現地時間2012年1月19日(日本時間1月20日)。国内ではシンタックスジャパンから発売される。発売時期、価格は未定。後日発表される予定となっている。

「楽器のグラミー賞」とも讃えられるMIPA Award 2011に輝いた「RME Fireface UFX」の遺伝子を受け継ぎながらも、さらなる革新的なテクノロジーを搭載した「Fireface UCX」。まず注目は、さらなるサウンド・クオリティの向上だ。「Fireface UCX」は最新鋭のAD/DA コンバーターと優れたアナログ回路設計を採用し、すべてのTRS、XLR 入出力、そしてヘッドフォン出力においても極めて低ノイズ、高音質、卓越したS/NとTHDを保証するとしている。

RMEの大きな特徴である「低レイテンシー」は「Fireface UCX」でより極められている。クラス最高峰の低レイテンシーを実現する新設計のAD/DAコンバーターを搭載、AD変換時は14サンプル、DA変換時は7サンプルと驚異的な値を実現している。

プロ用オーディオ・インターフェイスとしては初のクラス・コンプライアントへの対応もトピックの1つ。これにより、専用ドライバのインストールを必要とせず、OS標準ドライバによるプラグ&プレイで使用することが可能だ(ただし、レコーディング用途では機器のポテンシャルを最大限引き出せる、RME 提供のデバイス・ドライバ使用が推奨される)。また、Apple iPad/iPad 2 と接続(Camera Connection Kit経由)をすれば、「Fireface UCX」の高品質な入出力と機能(マイク・プリアンプ、EQとダイナミクス、FX、Auto Set)をiPad で使用することができ、iPadにインストールしたAppや楽曲を最大24bit/96kHzの高音質で楽しめる。

便利なBasic Remote Controlが同梱されるのうれしいところだろう。これは、モニタリングのボリューム調整やファンクションの切替を容易に行える外付けデバイスで、頑丈なメタル製のボディに、エンコーダー・ダイヤルと2つのプッシュ・ボタン、長さ5mの接続用ケーブルを備え、コンパクトながらも抜群の利便性を提供する。

このほか、RME独自のジッター抑制技術Steady Clock、フレキシブルなモニタリングとシステム構築が可能、強力なDSPエフェクトを搭載するTotalMix FX、レコーディング時のオーバーロードを防ぐインテリジェントなAuto Set、USB 2.0 & FireWire 400の両ポートに対応するHammerfall X-Core、スタンド・アローン対応など、世界中で成功を収めたRME製品の長所を組み合わせたオーディオインターフェイスに仕上がっている。

◆Fireface UCX 製品詳細ページ
◆シンタックスジャパン
◆BARKS 楽器チャンネル
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