和音も認識可能なピッチシフト/タイムストレッチソフトの新バージョン「MELODYNE EDITOR 2」登場
フックアップは、ドイツCelemony社のポリフォニックオーディオ認識ピッチシフト/タイムストレッチソフト「MELODYNE EDITOR」の新バージョン「MELODYNE EDITOR 2」を発売する。
2001年秋に衝撃のデビューを果たしたピッチシフト/タイムストレッチソフト「MELODYNE」が、ポリフォニック(和音)を認識する革新的な技術DNA(Direct Note Access)を搭載し、「MELODYNE EDITOR」に進化したのが一昨年のこと。「MELODYNE」は解析したオーディオデータをノート(音符)単位で表示し、あたかもMIDIデータを扱うようにオーディオを編集できる、つまりオーディオを音楽的に編集できるソフトウェアなのだ。今回の「MELODYNE EDITOR 2」へのアップデートではさらなる機能強化を果たし、よりツールとしての使い勝手を追求。また「MELODYNE EDITOR 2」の発売を記念して、数量限定の教則DVD付きのパッケージも用意されている。
「MELODYNE EDITOR 2」は、デビュー以来革新的なオーディオ編集ソフトウェアとして進化を続けてきた、「MELODYNE」シリーズの最新版。「MELODYNE」シリーズは、オーディオデータを解析し音符単位で波形を表示するというユニークなユーザーインターフェースにより、オーディオを音楽的に編集できるという画期的なツール。音程はもちろんのこと、フォルマントやビブラート音量といった要素を豊富なツールで直感的に編集可能だ。
そのラインアップの中でも「MELODYNE EDITOR」は、従来は不可能とされていたポリフォニック(和音情報)を検出し編集を可能にするDNA技術が搭載されたもので、例えばピアノやギターといった楽器の和音演奏の修正やコーラスグループの修正を可能にしている。単なる修正にとどまらずループ素材のコードを変更する、録音済みの素材のコード進行を変更してしまうといった、今まで考えられなかった次元のオーディオ編集が可能なのが特徴だ。また、オーディオデータからMIDIファイルをエクスポートすることも可能となっている。スタンドアロンで動作するほか、各フォーマットのプラグインとしても動作、さまざまなアプリケーションに合わせて使用可能。今回のメジャーアップデートでは数々の新機能により、これまで以上に音楽的な操作とより踏み込んだ素材の編集が行えるようになっている。
MELODYNE EDITOR 2のおもな新機能は以下のとおり。
●音階と調律
すべての音楽を西洋音階で表すには限界がある。それぞれの文化には独自の伝統音楽があり、また実験的音楽には完全な柔軟性も必要となるからだ。新しい「True Scale & Tuning」機能は、アラブ、インド、コンテンポラリー、微分音の各音楽の制作におけるMELODYNEを使用した編集に理想的な機能を提供する。また「True Scale & Tuning」は、従来の音楽制作にも大いにパワーを発揮。繊細な雰囲気を持つさまざまな音階と平均律を使用し、独自の音楽を構築することができるはず。注目は「Scale Detective」機能。サンプルや楽曲を解析し、音階やチューニングを簡単に変更することができるというもの。ユーザーに特別な知識は必要ない。
●よりパワフルになったタイミングツール
これまでもタイミング編集が可能だったが、「MELODYNE EDITOR 2」ではこの機能がさらにパワフルに。新しい「Attack Speed」ツールでは、サウンドを決定づける冒頭のトランジェントをノートごとに個別に編集可能。非常に重要となる新しい編集ツールで、その用途はパーカッシブなサウンドだけにとどまらない。さらに、新しい「Time Handle」により、各音の内部の時間進行すら変形できる。他のツールと併用することにより、ボーカルのより詳細な編集が可能となる。
●ReWireに対応
Celemony社ではMELODYNEをできるだけ多くのプロデューサー/ミュージシャンに使用してもらえるよう、さまざまなDAWへの対応を進めている。今回「MELODYNE EDITOR 2」はReWireに対応。これでプラグインに対応していないDAWや、これまでMELODYNEに対応していなかったDAWでも「MELODYNE EDITOR 2」を使用できるようになった。
●新チュートリアル
「MELODYNE EITOR 2」の起動時に選択できるビデオチュートリアルでは、作業に関する情報やアドバイスを提供。新たに追加されたビデオでは、次のトピックを扱っているいる。
・リードボーカル編集のテクニック
・数音から斬新なギターパートを作成する方法
・プレイバックからリードボーカルを抽出しリミックスする方法
・ワンショットサンプルからのビートの構築
・音量ツールとフォルマントツールのクリエイティブな使用方法
●ARA - Audio Random Access
「ARA - Audio Random Access」技術で、Celemony社は既存のオーディオプラグインインターフェースに先駆的な拡張機能を提示する。ARAはプラグインとDAWの間のコミュニケーションを拡張し、DAW上に展開されたオーディオデータへの音楽的なアクセスを容易にプラグインに提供する。今回はまず、PreSonus社とのコラボレーションにより、PreSonus社のDAWであるStudio One 2(新バージョン)にMELODYNEの現行バージョン1.3とともに搭載される。その他のメーカーおよび製品にも今後対応の予定。
<最低動作環境>
●Windows
OS: Windows XP(SP2 または SP3)、Windows Vista または Windows 7
CPU: Intel、またはAMDデュアルコアプロセッサー
メモリー : 4GB以上
CD-ROM/DVD-ROMドライブ(インストール用)
インターネット接続(ライセンス取得のため必須)
ASIO 対応のオーディオインターフェース
●Mac
OS: Mac OS 10.5以降
CPU:Intel デュアルコアプロセッサー
メモリー : 4GB以上
CD-ROM/DVD-ROMドライブ(インストール用)
インターネット接続(ライセンス取得のため必須)
◆MELODYNE EDITOR 2
価格:39,900円
◆MELODYNE EDITOR 2 教則DVDバンドル
価格:41,790円
発売日:2011年12月26日
◆MELODYNE EDITOR 2 製品詳細ページ
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
2001年秋に衝撃のデビューを果たしたピッチシフト/タイムストレッチソフト「MELODYNE」が、ポリフォニック(和音)を認識する革新的な技術DNA(Direct Note Access)を搭載し、「MELODYNE EDITOR」に進化したのが一昨年のこと。「MELODYNE」は解析したオーディオデータをノート(音符)単位で表示し、あたかもMIDIデータを扱うようにオーディオを編集できる、つまりオーディオを音楽的に編集できるソフトウェアなのだ。今回の「MELODYNE EDITOR 2」へのアップデートではさらなる機能強化を果たし、よりツールとしての使い勝手を追求。また「MELODYNE EDITOR 2」の発売を記念して、数量限定の教則DVD付きのパッケージも用意されている。
「MELODYNE EDITOR 2」は、デビュー以来革新的なオーディオ編集ソフトウェアとして進化を続けてきた、「MELODYNE」シリーズの最新版。「MELODYNE」シリーズは、オーディオデータを解析し音符単位で波形を表示するというユニークなユーザーインターフェースにより、オーディオを音楽的に編集できるという画期的なツール。音程はもちろんのこと、フォルマントやビブラート音量といった要素を豊富なツールで直感的に編集可能だ。
そのラインアップの中でも「MELODYNE EDITOR」は、従来は不可能とされていたポリフォニック(和音情報)を検出し編集を可能にするDNA技術が搭載されたもので、例えばピアノやギターといった楽器の和音演奏の修正やコーラスグループの修正を可能にしている。単なる修正にとどまらずループ素材のコードを変更する、録音済みの素材のコード進行を変更してしまうといった、今まで考えられなかった次元のオーディオ編集が可能なのが特徴だ。また、オーディオデータからMIDIファイルをエクスポートすることも可能となっている。スタンドアロンで動作するほか、各フォーマットのプラグインとしても動作、さまざまなアプリケーションに合わせて使用可能。今回のメジャーアップデートでは数々の新機能により、これまで以上に音楽的な操作とより踏み込んだ素材の編集が行えるようになっている。
MELODYNE EDITOR 2のおもな新機能は以下のとおり。
●音階と調律
すべての音楽を西洋音階で表すには限界がある。それぞれの文化には独自の伝統音楽があり、また実験的音楽には完全な柔軟性も必要となるからだ。新しい「True Scale & Tuning」機能は、アラブ、インド、コンテンポラリー、微分音の各音楽の制作におけるMELODYNEを使用した編集に理想的な機能を提供する。また「True Scale & Tuning」は、従来の音楽制作にも大いにパワーを発揮。繊細な雰囲気を持つさまざまな音階と平均律を使用し、独自の音楽を構築することができるはず。注目は「Scale Detective」機能。サンプルや楽曲を解析し、音階やチューニングを簡単に変更することができるというもの。ユーザーに特別な知識は必要ない。
●よりパワフルになったタイミングツール
これまでもタイミング編集が可能だったが、「MELODYNE EDITOR 2」ではこの機能がさらにパワフルに。新しい「Attack Speed」ツールでは、サウンドを決定づける冒頭のトランジェントをノートごとに個別に編集可能。非常に重要となる新しい編集ツールで、その用途はパーカッシブなサウンドだけにとどまらない。さらに、新しい「Time Handle」により、各音の内部の時間進行すら変形できる。他のツールと併用することにより、ボーカルのより詳細な編集が可能となる。
●ReWireに対応
Celemony社ではMELODYNEをできるだけ多くのプロデューサー/ミュージシャンに使用してもらえるよう、さまざまなDAWへの対応を進めている。今回「MELODYNE EDITOR 2」はReWireに対応。これでプラグインに対応していないDAWや、これまでMELODYNEに対応していなかったDAWでも「MELODYNE EDITOR 2」を使用できるようになった。
●新チュートリアル
「MELODYNE EITOR 2」の起動時に選択できるビデオチュートリアルでは、作業に関する情報やアドバイスを提供。新たに追加されたビデオでは、次のトピックを扱っているいる。
・リードボーカル編集のテクニック
・数音から斬新なギターパートを作成する方法
・プレイバックからリードボーカルを抽出しリミックスする方法
・ワンショットサンプルからのビートの構築
・音量ツールとフォルマントツールのクリエイティブな使用方法
●ARA - Audio Random Access
「ARA - Audio Random Access」技術で、Celemony社は既存のオーディオプラグインインターフェースに先駆的な拡張機能を提示する。ARAはプラグインとDAWの間のコミュニケーションを拡張し、DAW上に展開されたオーディオデータへの音楽的なアクセスを容易にプラグインに提供する。今回はまず、PreSonus社とのコラボレーションにより、PreSonus社のDAWであるStudio One 2(新バージョン)にMELODYNEの現行バージョン1.3とともに搭載される。その他のメーカーおよび製品にも今後対応の予定。
<最低動作環境>
●Windows
OS: Windows XP(SP2 または SP3)、Windows Vista または Windows 7
CPU: Intel、またはAMDデュアルコアプロセッサー
メモリー : 4GB以上
CD-ROM/DVD-ROMドライブ(インストール用)
インターネット接続(ライセンス取得のため必須)
ASIO 対応のオーディオインターフェース
●Mac
OS: Mac OS 10.5以降
CPU:Intel デュアルコアプロセッサー
メモリー : 4GB以上
CD-ROM/DVD-ROMドライブ(インストール用)
インターネット接続(ライセンス取得のため必須)
◆MELODYNE EDITOR 2
価格:39,900円
◆MELODYNE EDITOR 2 教則DVDバンドル
価格:41,790円
発売日:2011年12月26日
◆MELODYNE EDITOR 2 製品詳細ページ
◆フックアップ
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