辻井伸行のカーネギー・デビューに、ニューヨーカーは拍手喝采

ポスト
ニューヨークはマンハッタンにある“音楽の殿堂”カーネギーホールにて、辻井伸行のニューヨーク・デビューリサイタルが11月10日夜8時(日本時間11日)に行なわれ、大成功をおさめた。

◆辻井伸行 画像@2011.11.10 NY カーネギー・ホール

辻井が演奏に臨んだのは<Keyboard Virtuosos II(鍵盤の達人2)>と銘打たれたピアノリサイタルのシリーズ。公演では、ムソルグスキー「展覧会の絵」をはじめ、ベートーベンのソナタ「テンペスト」やリストを熱演。会場を埋め尽くしたニューヨーカーたちのスタンディングオベーションによる拍手喝采に応えて、アンコールには、世界初演となる自作曲としてフォスターの「金髪のジェニー」をモチーフにした「ジェニーへのオマージュ 作品1」を披露。さらに東日本大震災への追悼と悲哀への癒しを込めて作曲した「それでも、生きてゆく」で聴衆の涙を誘った。

「大舞台での演奏の機会を得て感謝の気持ちでいっぱいです。これはゴールでなくスタートライン。もっと上を目指し世界に羽ばたくピアニストになりたいです。」── 辻井伸行

辻井伸行のカーネギー公演の模様は、12月28日にCDで、2012年1月25日にはDVDとBlu-rayでリリースされる。また、NHKでは12月末、BS朝日では2012年の元旦に辻井のドキュメンタリー番組を放送する予定だ。

(C)Yasuko Shiratsuchi
◆辻井伸行 オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報