三浦大知、夢の日本武道館公演が決定。「次のステップに進んでいいぞ、というOKサインが出された気持ち」
そして本日一番のサプライズといえば、最後に発表された2012年のツアー開催決定と、2005年のソロデビュー時からずっと抱き続けてきた夢・日本武道館公演の発表だった。
「今回、このツアーを通して、自分の成長できたところ、まだまだなところ、いろいろ見つけることができました。素敵な時間をありがとうございました。僕は不器用で、ライヴをしながら、みなさんと成長していきたいな、と、思うわけですよ。……で、11月30日にアルバムが出まして、そのアルバムの曲も、パフォーマンスしていきたいわけでして。2012年も面白い年にしていきたいな、と。」
大知の何か言いたげなMCに、オーディエンスの期待感も高まっていくのがわかる。そして、「そのアルバムの曲をメインに、ツアーをやることが決定してます。」と2012年のツアー決定の報告。大知の言葉を借りるなら、日程は、「3月9日から、横浜、大阪……などなど(笑)」だそうで、<Synesthesia>ツアーでは訪れることができなかった仙台での公演も4月1日に予定として組み込まれている(すでにオフィシャルサイトで日程は明らかになっている)。
「そして。」
これだけで発表ごとは終わりかと思われたところで、「さらに」と、言葉を続ける大知。
「ツアー、終わりまして。まぁ、3月頭から4月頭まであるんですよ、そのツアーが。そこでまた成長できるだろう、と。さらに、5月3日……に……武道館でライヴをすることが決定しました!」
武道館という言葉が三浦大知の口から出た瞬間、「おめでとう!」の声が会場を飛び交い、この日一番の大歓声、大きな拍手が巻き起こる。
「みんな聞きました? 武道館ですよ? あの、正直、「武道館きまったぞ」と、言われた時に、もちろん嬉しいですけど、不安しかなくて。大丈夫かな、って思っていたんですけど。今、発表して、みなさんがこんだけパワーをくださったので、かならず成功するだろう、と、確信しました。」
「ほんとに変な話ですけど、なんかこうね、僕の夢でも、夢というか、ひとつの目標が叶うということで、なにかひとつ、また認められたというか、さらに次のステップに進んでいいぞ、というOKサインが出されたような、そんな気持ちになっています。でもここまでこれたのは、ツアーを重ねるごとに集まってくださった、みなさんのおかげです。本っ当に、ありがとうございます!」
三浦大知は喜びを爆発させながら、2012年のツアー、武道館公演、そしてこれからの活動を通じて、音楽でファンに恩返ししていきたい、と想いを語る。そして、「こっからが大変なんですよ。あはは(笑)。発表して、ちょっとホッとした気持ちもあるんですけど。しっかり新しい三浦大知を見せられるように、これからも新しいこと、いろんな音楽を届けていきます。これからも三浦大知をよろしくお願いします。」と、さらなる飛躍を誓った。
なお、11月30日リリースのニューアルバム『D.M.』の初回盤には、日本武道館公演のメモリアルピクチャーチケットが当たる、プレミアム先行リザーブシート抽選用シリアルナンバーが封入されている。
そんな発表もあったアンコールは、こちらもアルバムからの新曲「Shout It」などダンスチューン4曲を立てつづけに披露。最後の最後まで三浦大知は、ダンサー陣と息のあった激しいパフォーマンスをしながら、歌い続けた。
それはまるで、音という海を泳ぐ魚のよう。大知は、ステージ上に立っているのと同時に、敷き詰められた音の上に立ち、身を委ね、華麗に身を翻す。呼吸をするかのように体全体でリズムを刻み、そして会話をするかのように歌い、ダンスをパフォーマンスする。しかも、観ているオーディエンスよりも楽しそうに、そして時に「すごいでしょ?」と、言ってほしそうな、無邪気な少年のような表情を浮かべながら。
笑顔の裏にどれだけの努力があったのかは我々の想像を超えるだろう。しかし、ライヴで大知は、そんな裏側の努力を微塵も感じさせない。まるでそれが普通で、当たり前で、観に来てくれたオーディエンスが楽しんでくれるなら、自分も楽しい。それこそがすべて。いや、三浦大知に限っては“これだけ頑張っています”という一生懸命さの押し売り的エンターテインメントは不要。そんなもの必要としないほどの完成度の高い一流のエンターテインメント、一流のライヴパフォーマンスで、この日も存分に魅せてくれた。
◆ ◆ ◆
ところで、終演後。出口の向かいにある階段の踊り場で、母親に連れられて三浦大知のライヴを観に来たのであろう、幼稚園に行くか行かないかくらいの男の子が、三浦大知の真似をして、一生懸命踊っていた(もっとも、帽子を押さえるポーズで、その子供が大知の真似をしていると気づいた訳だが)。
子供の純真な感覚に、嘘偽りはない。こんな小さな子供までも魅了して、踊らせてしまう三浦大知。もはやあらためて言う必要もないだろう。しかし、言わずにはいられない。
彼は、本物だ。
text by ytsuji a.k.a. BARKS編集部(つ)
◆三浦大知 オフィシャルサイト
「今回、このツアーを通して、自分の成長できたところ、まだまだなところ、いろいろ見つけることができました。素敵な時間をありがとうございました。僕は不器用で、ライヴをしながら、みなさんと成長していきたいな、と、思うわけですよ。……で、11月30日にアルバムが出まして、そのアルバムの曲も、パフォーマンスしていきたいわけでして。2012年も面白い年にしていきたいな、と。」
大知の何か言いたげなMCに、オーディエンスの期待感も高まっていくのがわかる。そして、「そのアルバムの曲をメインに、ツアーをやることが決定してます。」と2012年のツアー決定の報告。大知の言葉を借りるなら、日程は、「3月9日から、横浜、大阪……などなど(笑)」だそうで、<Synesthesia>ツアーでは訪れることができなかった仙台での公演も4月1日に予定として組み込まれている(すでにオフィシャルサイトで日程は明らかになっている)。
「そして。」
これだけで発表ごとは終わりかと思われたところで、「さらに」と、言葉を続ける大知。
「ツアー、終わりまして。まぁ、3月頭から4月頭まであるんですよ、そのツアーが。そこでまた成長できるだろう、と。さらに、5月3日……に……武道館でライヴをすることが決定しました!」
武道館という言葉が三浦大知の口から出た瞬間、「おめでとう!」の声が会場を飛び交い、この日一番の大歓声、大きな拍手が巻き起こる。
「みんな聞きました? 武道館ですよ? あの、正直、「武道館きまったぞ」と、言われた時に、もちろん嬉しいですけど、不安しかなくて。大丈夫かな、って思っていたんですけど。今、発表して、みなさんがこんだけパワーをくださったので、かならず成功するだろう、と、確信しました。」
「ほんとに変な話ですけど、なんかこうね、僕の夢でも、夢というか、ひとつの目標が叶うということで、なにかひとつ、また認められたというか、さらに次のステップに進んでいいぞ、というOKサインが出されたような、そんな気持ちになっています。でもここまでこれたのは、ツアーを重ねるごとに集まってくださった、みなさんのおかげです。本っ当に、ありがとうございます!」
三浦大知は喜びを爆発させながら、2012年のツアー、武道館公演、そしてこれからの活動を通じて、音楽でファンに恩返ししていきたい、と想いを語る。そして、「こっからが大変なんですよ。あはは(笑)。発表して、ちょっとホッとした気持ちもあるんですけど。しっかり新しい三浦大知を見せられるように、これからも新しいこと、いろんな音楽を届けていきます。これからも三浦大知をよろしくお願いします。」と、さらなる飛躍を誓った。
なお、11月30日リリースのニューアルバム『D.M.』の初回盤には、日本武道館公演のメモリアルピクチャーチケットが当たる、プレミアム先行リザーブシート抽選用シリアルナンバーが封入されている。
そんな発表もあったアンコールは、こちらもアルバムからの新曲「Shout It」などダンスチューン4曲を立てつづけに披露。最後の最後まで三浦大知は、ダンサー陣と息のあった激しいパフォーマンスをしながら、歌い続けた。
それはまるで、音という海を泳ぐ魚のよう。大知は、ステージ上に立っているのと同時に、敷き詰められた音の上に立ち、身を委ね、華麗に身を翻す。呼吸をするかのように体全体でリズムを刻み、そして会話をするかのように歌い、ダンスをパフォーマンスする。しかも、観ているオーディエンスよりも楽しそうに、そして時に「すごいでしょ?」と、言ってほしそうな、無邪気な少年のような表情を浮かべながら。
笑顔の裏にどれだけの努力があったのかは我々の想像を超えるだろう。しかし、ライヴで大知は、そんな裏側の努力を微塵も感じさせない。まるでそれが普通で、当たり前で、観に来てくれたオーディエンスが楽しんでくれるなら、自分も楽しい。それこそがすべて。いや、三浦大知に限っては“これだけ頑張っています”という一生懸命さの押し売り的エンターテインメントは不要。そんなもの必要としないほどの完成度の高い一流のエンターテインメント、一流のライヴパフォーマンスで、この日も存分に魅せてくれた。
◆ ◆ ◆
ところで、終演後。出口の向かいにある階段の踊り場で、母親に連れられて三浦大知のライヴを観に来たのであろう、幼稚園に行くか行かないかくらいの男の子が、三浦大知の真似をして、一生懸命踊っていた(もっとも、帽子を押さえるポーズで、その子供が大知の真似をしていると気づいた訳だが)。
子供の純真な感覚に、嘘偽りはない。こんな小さな子供までも魅了して、踊らせてしまう三浦大知。もはやあらためて言う必要もないだろう。しかし、言わずにはいられない。
彼は、本物だ。
text by ytsuji a.k.a. BARKS編集部(つ)
◆三浦大知 オフィシャルサイト
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