ハウィー・D インタビュー、城田優を初めて見て「“あ、日本の僕だ”って思った」

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11月9日にアルバム『バック・トゥ・ミー』でついにソロデビューする、バックストリート・ボーイズのハウィー・D。全世界の女の子たちを虜にしてきたスーパーグループの彼が、ソロプロジェクトについて語ったオフィシャルインタビューが届いたので、紹介しよう。

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■ オフィシャルインタビュー

ハワード・ドゥエイン・ドロー、通称ハウィー・D。バックストリート・ボーイズ“最後の男”が立ち上がった。

「最初はワールドワイドなリリースではなく、南米にフォーカスした作品づくりをしていたんだ。ラテン語は僕の第2言語だから。でも作業をするうちに、日本やヨーロッパのファンにも聴いてもらいたいという欲求が高まってきて。僕の音楽のテイストや感性、そしてエネルギーを感じてもらえる作品を作りたいと思うようになったんだ。」

デビュー・アルバム『バック・トゥ・ミー』では、“丸ごと自分を感じてもらいたい”と語るハウィー。8月24日に先行配信されたシングル「100」も、まさにそんな気運から選ばれた楽曲だという。

「今作ではライターとして曲を作るパートと、作品全体を俯瞰するプロデューサーとしてのパートを担っていて、ライターとして自己表現するのはもちろん、たくさんの素敵な曲との出会いがあった。この『100』もそんな曲のひとつ。最初はマネジャーから“すごくキャッチーな曲だよ”と紹介されて、聴くたびに好きになっていって。歌詞も僕らしいんだよね。僕はラテン系だから、100のキスをあげたい。ニックは典型的アメリカンだから、たったひとつのキス(Just One Kiss)だけ!(笑)。とくに狙ったわけではないけど、面白い対比になったね。アルバムの1stシングルは作品の第一印象につながるものだから、アーティストにとっては勝負どころ。アップテンポでポジティブで……僕自身を表現するのにピッタリなこの曲と出会えたのはラッキーだったと思う。」

アルバムには、洗練されたダンス・トラックから切ないバラードまで、感情をゆさぶられる楽曲がずらり。人気ライターとのコラボレーションもとことん楽しんだようだ。

「『ドミノ』と『オーバー・マイ・ヘッド』は親友でもあるウェイン・ロドリゲスとの共作。彼はナターシャ・ベディングフィールドのヒット作『アンリトゥン』でおなじみのライターだけど、ふたりでものすごい時間と改良を重ねて形になったんだ。ニックと共作した『ピュア』は、アップテンポなダンスナンバー。パーティ好きのふたりらしい曲だね。実はニックはこの曲を次のグループのアルバムまでキープしておきたかったんだけど、僕は“自分のアルバムに入れちゃえ!”って(笑)。ほかにもお気に入りの曲はたくさんあるよ。フロリダの親友と書いた『ディス・イス・ホワット・アイ・ニーディド』はクールなヒップホップテイストの曲で、ちょっと昔にタイムスリップしたというか、原点に立ち返ったような懐かしい気持ちの中で生まれた曲。あとは『グリー』でおなじみのアダム・アンダースと書いた『ウェイ・トゥ・ユア・ハート』とか、とにかくすべてがお気に入りだよ。」


日本盤ならではの試みとしては、ハウィー自身3度目となるJ-POPアーティストとのコラボレーションが実現。シンガーのU(城田優)とのデュエット「イフ・アイ・セイ」は、ふたりのヴォーカルとコーラスワークが胸に染み入るドラマチックなバラードだ。

「事前に優のビデオを見たときに、“あ、日本の僕だ”って思ったんだ。ふたりにラテンという共通のバックグラウンドがあることを知ってうれしかったよ。実際に会ってみると謙虚な青年で、快適な環境でレコーディングすることができた。優は英語の発音ひとつひとつにすごくこだわって、“パーフェクトに発音したい”と、真剣に取り組む姿に感動してしまったくらい。日本のアーティストとコラボするのはいつでも楽しいね。今回はよりナチュラルな状態で、心地よく作業することができたと思うんだ。」

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ハウィー・Dは、11月12日に来日イベントをお台場ヴィーナスフォートにて開催する。

【イベント情報】
<HOWIE D来日記念イベント>
日時:2011年11月12日(土) 16:00~
場所:お台場ヴィーナスフォート教会広場

◆HOWIE D オフィシャルサイト
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