-異種格闘技対談-Ring【round2】第21回/しずる

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-異種格闘対談-Ring【round2】第21回

逹瑯(ムック/Vo)ゲスト しずる 村上 純 池田 一真

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村上:池田に興味持っちゃいました(笑)?
逹瑯:うん(笑)。

池田:っていうかですね、僕、人と交わることができなかったんです。どのグループにも属せなくて。だから、どうやって目立とうかなって考えて、そこで脱ぐってことを覚えたんですよね。

逹瑯:でも、その脱ぐっていうのが通用するのは小学生までですよね?

村上:ごもっとも!

池田:そうなんですよ。中学生くらいから脱いでもそこまでウケなくなってきたから、あれ? なんか様子が変だぞ? って思い始めたっていう(笑)。

逹瑯:村上さんはいつから面白いんですか?

村上:僕は小学生の頃すごく太ってたんですよ。色も白くて運動神経もなかったから、太ってるっていう理由で苛められていて。でも、なんとか目立ちたくって面白いこと言ったりやったり騒いでいたら、そっちの方向に自然と導かれたって感じでしたね。

逹瑯:なるほど。お2人とも関東ですよね? 関西のお笑いには対抗意識あるんですか?

村上:大阪にもNSCってあるんですけど、やっぱ最初の頃は関西チームの方が関東に対して対抗意識がありましたね。東京には負けねぇ! っていうのがすごくありましたね。

池田:めちゃめちゃ敵対してたって言ってたしね、関西の同期の奴らも。

逹瑯:誰と同期なんですか?

村上:藤崎マーケット、かまいたち、天竺鼠とかですね。1つ上の先輩でジャルジャルさんがいるんですけど、ジャルジャルさんとも最初は一切話しませんでしたからね。

池田:なんかね、意識してないふりするんですけど、ピリピリっとした空気があるんですよね(笑)。今はもうまったくないですけど(笑)。バンドにもそういうのあるんですか? 同期バンドはすごく意識しあって牽制しあってる、みたいな。

逹瑯:ありますよ。バンド界も今はもうないですけどね。楽屋隣りでも絶対絡まないとか。イベントライヴで一緒になっても、リハもモニターではチェックしてるんだけど、絶対に会場までは見にいかないとかね(笑)。なんかそういうのあるんですよね。仲良くなっちゃうとめちゃめちゃ仲良くなるんですけどね、なんかそのきっかけがね。

村上:照れくさいというか。

池田:本当は仲良くしたいんですよね。なんかそれすげぇ解ります!

逹瑯:でも、上下関係とかって芸人さんの方が厳しそうですからね。

村上:いや、でもみなさんが思っているほど、そんなでもないですよ。やっぱり挨拶とか最低限の礼儀は絶対ですけど、そこまで無理なこと言われないし。お酒呑めない奴に無理矢理勧めたりもしないし。

池田:僕お酒呑めないんで、あんまりそういう場に誘われないですから(ぼそり)。

逹瑯:あははは。でも、俺もあんまお酒強くないですけど、お酒の場とかよく行きますよ。そういう場は嫌いじゃないし、俺、飲んでる人よりテンション高い自信ありますからね(笑)。でも、たしかに、昔と上下関係も変わってきたかもしれないですよね。昔は先輩から誘われたら絶対に断れなかったし、断っちゃいけないもんだったけど、今の若い奴らは平気で断りますからね。知り合いのミュージシャンが後輩を飯に誘ったら、“今ダイエットしてるんで”ってあっさり断られたって言ってましたからね(笑)。いやいや、その日くらい食っちゃえよ! みたいなね(笑)。

村上:たしかに(笑)。あ、でもそういう意味では、後輩には絶対にお金を出させないっていう風習は昔から守られてますね、お笑い業界は。でも、先輩の酒は絶対に断れない! ってのはないですから。

池田:芸歴が1年でも下だったら絶対におごるっていうルールはありますね。

逹瑯:へぇ。すごいですね。池田さんは飲みの席にもいかないとなると、休みの日は何してるんですか?

池田:僕、本当にインドアなんで、DVD見たり漫画読んだりしてます。

逹瑯:漫画は何読むんですか?

池田:『DRAGON BALL』も『SLAM DUNK』も読んできましたけど、最近は『ヴィルトゥス』っていうちょっとグロイ漫画があるんですけど、それとか好きですね。

逹瑯:映画は何見るんですか?

村上:池田に興味持っちゃいました(笑)?

逹瑯:うん(笑)。

池田:あ、どうも(笑)。映画は……これもちょっとグロイ系のが好きなんですよ。僕、人が死んだり病気だったりっていう内容のモノしか感動できないんですよ。

逹瑯:あはははは。

池田:なんか、衝撃的な解りやすい何かがないとグッとこないというか。昨日見たのは韓国の映画で『悪魔を見た』っていう、殺人鬼に婚約者を殺されちゃう映画なんですけど。

逹瑯:じゃぁ、漫画とか古谷実先生の作風とか好きなんじゃないんですか?

池田:好きですね。でも、そこは村上も好きですからね。そこは一般的レベルだと思うんですよ。

村上:そうそうそう(笑)。池田は一般的レベルを超えて、かなりマニアックなモノ好きですからね(笑)。

池田:逹瑯さんはマニアックだったりします?

逹瑯:どうなのかな? 俺は古谷先生の漫画の中だったら『ヒミズ』が1番好き。

池田:『ヒミズ』暗いですよね!

村上:ちょっと話合っちゃう系かもしれないですね! 池田と(笑)。

逹瑯:あ、ホントです!? 衝撃的なシーンがないとグッとこないっていう池田さんは、AVはどういうのが好みなんですか?

――ってどうして今日は下に走るかな? 会話が(苦笑)。

村上:あははは。みんなきっと疲れてるんですよ(笑)。でもね、たしかに、逹瑯さん読みが深いですよ! お察しのとおり! そっちもかなりマニアックですから!

池田:マニアックですよ、そこも(笑)。

村上:そこが精通してる先輩とはすごく話が合うんで、そこについての談義が始まると止まりませんからね(笑)。

逹瑯:あははは。絶対に企画モノ好きですよね、きっと。

池田:当り。そうですそうです! 僕、そんなに本数見てないし、種類もそんなに見てないんですけど、AVの監督で1人すっごい好きな監督がいるんですよ!

逹瑯:監督なんだ(笑)!

村上:おかしいでしょ(笑)。

逹瑯:監督チョイスなんだ!

池田:いや、でもね、その監督の作品が好きっていう訳じゃないんですよ。何が好きって、その監督が好きなんですよ。昔「Dogma」っていうレーベルがあって、そのレーベルを作った人なんですけど。作品を撮ってるのに、自分がいろいろと演技指導してる声まで作品に入っちゃってるっていう

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