ラーズ・ウルリッヒ、『キル・ビル』の音楽を依頼されていた

ポスト
メタリカのラーズ・ウルリッヒがクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』の音楽を手掛けるチャンスを断っていたという。ラーズはタランティーノ監督と一緒にサンフランシスコで夕食をとっていた際、メタリカの曲に合わせた『キル・ビル』の格闘シーンを執筆したと監督から言われたという。

「僕の人生の中で一番現実感のなかった30分間の1つは、クエンティン・タランティーノが俺の目の前にいて、目は動きまくりでアニメみたいになっていて、メタリカの『エンター・サンドマン』と『サッド・バット・トゥルー』に合わせて映画(『キル・ビル』)の中の主要格闘シーン2箇所の脚本と動きを考えたかを教えてくれた時だね。タランティーノの生み出す次世代レベルの映画の魔法がメタリカの音楽と結婚し、全てが変わるんだ」

そう語ったラーズは、タランティーノから脚本が送られてくるまではこの話に乗り気だったと言う。「脚本だよ。分厚くて濃くて。ほとんどが自分の理解できる範囲の言葉じゃないことに気がついた。俺にとっては格闘技やアジアの神話っていうのは非常に外国の文化で、こんな話には出会ったことがなかったよ。デンマーク人の出来の悪い頭じゃ理解できなかったね」

結局この以来を断ったラーズは、その決定が「創造的な分野で最大の過ちの一つ」だと思っているそうだ。

メタリカとルー・リードのアルバム『ルル』は日本では11月2日に発売されることになっている。

BANG Japan

◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報