「WORLD SONIC NEWS VOL.18」ザ・ヴァクシーンズ「キャッチーでシンプルなロック・チューン」
今回は、ロンドン出身の新人ロック・バンド、ザ・ヴァクシーンズをフィーチャーします。
◆ザ・ヴァクシーンズ画像
2010年6月に、ヴォーカルとギター担当のジャスティンと、ギター担当のフレディーが中心となってロンドンで結成された4人組、ザ・ヴァクシーンズは結成して3ヶ月ほどでUKツアーを敢行。シングルもリリースしていない新人バンドなのに、シンプルなサウンドとキャッチーなメロディーが評判となり、英国放送協会BBCの名物番組に出演し、大注目されます。また、辛口で知られるUKメディアが彼らをこぞって絶賛。2011年、ブレイクが期待されている新人のギター・ロック・バンドです。
2011年3月にリリースしたデビュー・アルバム『WHAT DID YOU EXPECT FROM THE VACCINES?』はUKチャート初登場4位とさい先のよいスタートを切っています。ちなみに、バンド名は「ワクチン」のことなんです。
そんなザ・ヴァクシーンズがフジロックに参戦するために日本にやってきます。それではメンバーのコメント、お届けしましょう。
まず、ザ・ヴァクシーンズというバンドのオリジナリティを出すために、どんなことを大事にしているのでしょうか。ヴォーカルのジャスティンが答えてくれました。
「自分たちとしては特に“オリジナルであろう”と意識しているわけじゃないんだけど、むしろ自分たちのお気に入りの音楽をリフレッシュさせ、更新させていきたいという思いだね。もっとも重要なことは、フェイクだったり、ただコピーだけに終わるようなことはしたくないし、創作の上で自分たちに正直であること、自分たちにとって意味のあることを表現していきたいと思っているよ」──ジャスティン
続いて、バンドの目標について、ジャスティンはこんな風にコメントしています。
「バンドとしてのボクらの志は、アーティストとしてただ成長し続けること、それからライヴ・パフォーマンスを、より良いものに作り上げる努力をすること。それがボクたちにとっていちばん重要なことなんだ」──ジャスティン
フジロックに参戦するためにもうすぐ日本にやってくる彼ら、フジロックへの意気込みを、ドラム担当のピートはこう話しています。
「フジロックでプレイすることを本当に心待ちにしているよ!多くの素晴らしいバンドがプレイしている、世界でもっともイケてるフェスだと思うし、場所もすごく美しいと聞いているからとても楽しみだよ。フジロックに参加できるのは、本当にエキサイティングなことだね」──ピート
ザ・ヴァクシーンズが登場するのは7月29日(金)のグリーン・ステージです。フジロックに参加するかたは、ぜひ、ザ・ヴァクシーンズもチェックしてください。シンプルなロック・チューンがサイコー!パフォーマンスに期待大です。
text by kenji kurihara:UNITED PROJECTS
『WHAT DID YOU EXPECT FROM THE VACCINES?』
SICP-3080 2,100円
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