新曲から「なでしこジャパン」「乳首マグネット事件」まで飛び出した、倖田來未の神奈川公演
倖田來未のライヴツアー<Koda Kumi Live Tour 2011 ~Dejavu~>神奈川公演が7月19日、神奈川県民ホールにて開催された。39公演目となったこの日の公演では、8月17日リリースのニューシングル「4 TIMES」から「Poppin'love cocktail feat. TEEDA」をライヴで初解禁したほか、なでしこジャパンの話題から、マルモリダンスまでが飛び出すなど、倖田來未らしい目一杯のエンターテインメントでオーディエンスを魅了した。
◆倖田來未 画像@2011.07.19<Koda Kumi Live Tour 2011 ~Dejavu~>
<Koda Kumi Live Tour 2011 ~Dejavu~>は、倖田來未史上最多となる全国31カ所60公演。約15万人の観客動員を見込む、自身4年ぶりとなるホールツアーだ。デビュー11年目を迎えて、少しでもファンに近い場所でパフォーマンスしたいとの考えから計画された。
しかし、ツアー開始直前となる3月11日に発生した東日本大震災で、状況は一変する。未曾有の被害を目の当たりにして、当初、ツアー自粛も考えていたという。そんな折に、倖田來未は、実際に被災した人と話をする機会を得る。さらに、全国で倖田來未の公演を待ち望んでいるファンの声を聞く。
「倖田來未だからこそできることがあるんじゃないかなって、考え方を変えさせられました。」
これまでファンに支えられて活動してきた倖田來未だからこそ、今度は倖田來未がファンの支えになり、これまで支えてくれた多くの人への恩返しがしたい。それは、いつも通りのライヴを実施すること。音楽に倖田來未の声を載せて、元気や勇気を届けたい。
「いつも通りの倖田來未のライヴをやってもいいですか?」
公演前、倖田來未は、そんな震災発生後からの想いをステージ上にて自らの口で語り、オーディエンスに問いかける。集まったオーディエンスは、そんな倖田來未の想いに拍手で応え、ライヴはいよいよスタートした。
今回のライヴはキャンディー工場がモチーフ。倖田來未は、工場長をイメージしたワンショルダーのテーラードドレス姿や、ロイヤルブルーのプリンセスドレス、アリスをイメージしたグリーンのパフスリーブワンピース、クリアカラーのパーカーに黒のレギンス、そしてツアーTシャツなど、計8パターンの衣装を用意。
本編では、瞬きをするほどのわずかな時間で衣装をチェンジしたり、女性ファンに超至近距離で濃厚かつ妖艶、セクシーに迫るといった“倖田 色”全開のパフォーマンスが展開される。10代20代の女性を中心としたオーディエンスは、そんないつもと変わらない倖田來未のファンサービスたっぷりのエンターテインメントに、ただただ、目を輝かせて声をあげていた。
また、新曲「Poppin'love cocktail」をライヴで初解禁(ただし間違えた!)した後でのMCでは、「女子はすごい! 私、前から言ってるやん、“女の時代”やって。」と切り出し、なでしこジャパンの活躍を興奮気味に語り始める。倖田は女子サッカーW杯決勝をテレビで観戦し、優勝の喜びそのままのテンションで歌番組に生出演(東方神起とのトーク中に飛び出した「イエス・ノー枕」発言もそんなテンションのせい、だそうだ)。その上、倖田は、仕事終わりに“なでしこジャパンカラー”になっていた東京タワーを目にして、さらにテンションが上がったとトークを続ける。ところが、そのあとに立ち寄った某ディスカウントストアで買い物をしている最中、誰かの悪戯で、買うつもりのない「乳首マグネット10個入り」をこっそりと入れられてしまい、おかげで会計時にレジの店員に「倖田來未が乳首マグネットを購入しようとしていた」と誤解された(結局、会計時に気づいて購入しなかった)、という恥ずかしい事件が発生していたことを報告。誰もが予想していなかった話の展開に、客席は爆笑した。
このほか、オーディエンスからのリクエストの声を受けて、出演した歌番組内で踊った“マルモリダンス”を急遽、ステージ上で披露したり、「よく聴くと、くぅちゃんの感じてるところが……入ってたりする!?」という新曲「KO-SO-KO-SO」(同じく8月17日リリース「4 TIMES」収録)を少しだけ歌唱したりと、歌やパフォーマンス、演出、トークで存分に“欲しがりやさん”なくぅちゃんファン2500人を楽しませた。
「震災があり今回ツアーをやるべきか悩みましたが、自分ができることはみなさんが元気になってもらえるように全力でパフォーマンスすることと信じて続けています。残り21公演も全力で頑張ります。」── 倖田來未
text by ytsuji a.k.a 編集部(つ)
◆倖田來未 オフィシャルサイト
◆倖田來未 画像@2011.07.19<Koda Kumi Live Tour 2011 ~Dejavu~>
<Koda Kumi Live Tour 2011 ~Dejavu~>は、倖田來未史上最多となる全国31カ所60公演。約15万人の観客動員を見込む、自身4年ぶりとなるホールツアーだ。デビュー11年目を迎えて、少しでもファンに近い場所でパフォーマンスしたいとの考えから計画された。
しかし、ツアー開始直前となる3月11日に発生した東日本大震災で、状況は一変する。未曾有の被害を目の当たりにして、当初、ツアー自粛も考えていたという。そんな折に、倖田來未は、実際に被災した人と話をする機会を得る。さらに、全国で倖田來未の公演を待ち望んでいるファンの声を聞く。
「倖田來未だからこそできることがあるんじゃないかなって、考え方を変えさせられました。」
これまでファンに支えられて活動してきた倖田來未だからこそ、今度は倖田來未がファンの支えになり、これまで支えてくれた多くの人への恩返しがしたい。それは、いつも通りのライヴを実施すること。音楽に倖田來未の声を載せて、元気や勇気を届けたい。
「いつも通りの倖田來未のライヴをやってもいいですか?」
公演前、倖田來未は、そんな震災発生後からの想いをステージ上にて自らの口で語り、オーディエンスに問いかける。集まったオーディエンスは、そんな倖田來未の想いに拍手で応え、ライヴはいよいよスタートした。
今回のライヴはキャンディー工場がモチーフ。倖田來未は、工場長をイメージしたワンショルダーのテーラードドレス姿や、ロイヤルブルーのプリンセスドレス、アリスをイメージしたグリーンのパフスリーブワンピース、クリアカラーのパーカーに黒のレギンス、そしてツアーTシャツなど、計8パターンの衣装を用意。
本編では、瞬きをするほどのわずかな時間で衣装をチェンジしたり、女性ファンに超至近距離で濃厚かつ妖艶、セクシーに迫るといった“倖田 色”全開のパフォーマンスが展開される。10代20代の女性を中心としたオーディエンスは、そんないつもと変わらない倖田來未のファンサービスたっぷりのエンターテインメントに、ただただ、目を輝かせて声をあげていた。
また、新曲「Poppin'love cocktail」をライヴで初解禁(ただし間違えた!)した後でのMCでは、「女子はすごい! 私、前から言ってるやん、“女の時代”やって。」と切り出し、なでしこジャパンの活躍を興奮気味に語り始める。倖田は女子サッカーW杯決勝をテレビで観戦し、優勝の喜びそのままのテンションで歌番組に生出演(東方神起とのトーク中に飛び出した「イエス・ノー枕」発言もそんなテンションのせい、だそうだ)。その上、倖田は、仕事終わりに“なでしこジャパンカラー”になっていた東京タワーを目にして、さらにテンションが上がったとトークを続ける。ところが、そのあとに立ち寄った某ディスカウントストアで買い物をしている最中、誰かの悪戯で、買うつもりのない「乳首マグネット10個入り」をこっそりと入れられてしまい、おかげで会計時にレジの店員に「倖田來未が乳首マグネットを購入しようとしていた」と誤解された(結局、会計時に気づいて購入しなかった)、という恥ずかしい事件が発生していたことを報告。誰もが予想していなかった話の展開に、客席は爆笑した。
このほか、オーディエンスからのリクエストの声を受けて、出演した歌番組内で踊った“マルモリダンス”を急遽、ステージ上で披露したり、「よく聴くと、くぅちゃんの感じてるところが……入ってたりする!?」という新曲「KO-SO-KO-SO」(同じく8月17日リリース「4 TIMES」収録)を少しだけ歌唱したりと、歌やパフォーマンス、演出、トークで存分に“欲しがりやさん”なくぅちゃんファン2500人を楽しませた。
「震災があり今回ツアーをやるべきか悩みましたが、自分ができることはみなさんが元気になってもらえるように全力でパフォーマンスすることと信じて続けています。残り21公演も全力で頑張ります。」── 倖田來未
text by ytsuji a.k.a 編集部(つ)
◆倖田來未 オフィシャルサイト