ヤマハ、iPhone/iPad用MIDIインターフェース「i-MX1」&対応iOSアプリはテノリオンも
ヤマハは、デジタル楽器関連の新製品として、iPhone/iPod touch/iPad用MIDIインターフェース「i-MX1」を7月1日より発売する。それに先駆けて、「i-MX1」対応のMIDI楽器向けアプリがApp Storeで6月20日より発売が開始された。
「i-MX1」は、MIDI端子を搭載した楽器とiPhone/iPod touch/iPadとの接続を可能にするMIDIインターフェース。30ピンDockコネクタに接続するだけで、MIDI対応機器のMIDI IN/OUT端子と接続することが可能となる。MIDI機器との接続ケーブルはIN用、OUT用の2本が付属、「i-MX1」側のコネクタはミニプラグとなっっており、ケーブル長は約1.5m。Core MIDI対応アプリケーションとMIDI端子搭載の楽器や機器との通信が可能となる。外形寸法は45.8(W)×11(H)×30(D)mm、重量は11g。対応機種は、iPhone 4、iPhone 3GS、iPad 2、iPad、iPod touch(第3世代、第4世代)で、対応OSはiOS 4。旧モデルに対応しない点には注意が必要だ。
「i-MX1」と楽器を接続すれば、App Storeで配布されているCore MIDI対応アプリケーションからMIDI対応楽器を演奏したり、電子ピアノや電子ドラムから対応アプリケーションへの入力や演奏が行えるようになる。6月20日に行われた発表会では、「i-MX1」の利用方法として、AppleのiPad用ソフトウェア「GarageBand」をヤマハのシンセサイザー「MOX6」の鍵盤で演奏するというデモンストレーションを披露。また、これとは逆に、同じくiPad用アプリ「Music Studio」に入力されたMIDIシーケンスデータを「MOX6」の音源で鳴らすというデモも行われた。
「i-MX1」によって、「今までの楽器の機能を拡張する新しい楽しみ方を提案する」としたヤマハからは「i-MX1」の登場に先駆けて、8種類の対応アプリが6月20日にリリースされている。FadersとTNR-iはiPhone/iPod touchに対応、ほかはすべてiPad専用。iOS機器をコントロールサーフェスにしたり、シンセサイザーのエディターとして使ったりと、なかなか興味深いものばかり。iOS版TENORI-ON(テノリオン)である「TNR-i」が画面の小さなiPhone/iPod touchにも対応しているのを喜ぶ人は多いはず。
●Faders (無料)
唯一の無料アプリ。4つのフェーダーを装備。フェーダーを動かすことでボリュームやモジュレーションなどの音色変化を楽しむことができる。それぞれのフェーダーに2つのMIDIコントロールチェンジ信号を設定し、50個までテンプレートに登録することが可能。iPad/iPhone/iPod touchに対応。
●Faders & XY Pad (450円)
8つのフェーダーとXYパッドを備え、ユニークな音色変化を楽しむことができるiPad専用アプリ。8本のフェーダーにそれぞれ3つのMIDIコントロールチェンジ信号を設定し、50個までテンプレートに登録することが可能。XYパッドモードでは、画面上のボールを動かすことで複数のフェーダーを同時に動かせるのがユニーク。パートの抜き差しで展開を構成するようなトラックものに威力を発揮しそう。
●Keyboard Arp & Drum Pad (450円)
鍵盤は苦手という人でもかっこいい演奏を可能にしてくれるiPad用アプリ。アルペジエーター機能やドラムパッド入力を持たないMIDI楽器でも、アルペジエーターやドラムパッドを使って演奏できる。アルペジエーターを使ってドラム、キーボード、ギターなどさまざまな楽器のフレーズを指1本で演奏可能。ドラムパッドを使えば、鍵盤では演奏しにくいドラムフレーズの演奏をしたり、1つのパッドに複数のノートをアサインすることでコード演奏もOK。アルペジエーター部分とドラムパッド部分はMIDI信号を異なるチャンネルに送れるので、アルペジエーターでドラムビートを鳴らしながらパッドでコード演奏をすることもできる。
●Voice Editor Essential (450円)
iPad からヤマハシンセサイザーの音色エディットを行うアプリケーション。MOTIF XF、MOTIF XS、MOTIF-RACK XS、MOX、S90XS/70XSに対応。
●Multi Editor Essential (450円)
iPadの画面上でヤマハシンセサイザーのソングとパターンをミキシングできるアプリケーション。MOTIF XF、MOTIF XS、MOTIF-RACK XS、MOX、S90XS/70XS に対応。
●Performance Editor Essential (450円)
iPad からヤマハシンセサイザーのパフォーマンスエディット(ライブ演奏用の音色の組み合わせ)を行うアプリケーション。MOTIF XF、MOTIF XS、MOX、S90XS/70XS に対応。
●Set List Organizer (450円)
ライブ演奏時に必要なセットリスト(演奏曲順のメモ)を編集・表示できるアプリケーション。iPadからシンセサイザーなどへ、ライブで演奏する曲ごとのプログラムチェンジ(音色を切り替えるMIDI信号)を送ったり、それぞれの曲での詳細なメモを表示できる。「i-MX1」を使えば、あらゆるMIDI機器に対応可能。
●TNR-i (2,300円)
まったく新しい音楽インターフェースにより、世界中で支持されている「TENORI-ON」(TNR-W、TNR-O)をiPad/iPhone/iPod touchで再現したアプリ。音楽知識がなくても、音を置いていく感覚で直感的に音楽を作っていくことができ、16×16のマトリクスボタンで見える音楽を奏でる。アプリ単体で楽しむことができるだけでなく、Game Centerを使って遠く離れた友人など「TNR-i」ユーザー同士で最大4人までネットワーク経由の同時演奏セッションを行うことも可能。さらに、従来からの「TENORI-ON」(TNR-W、TNR-O)をV2.1にアップデートしてMIDIで接続し「TNR-i」と共に使用すれば、「TENORI-ON」(TNR-W、TNR-O)を使ってもセッションができるようになるのも大きな魅力。
◆i-MX1
価格:オープン(市場予想価格 6,000円前後)
発売日:2011年7月1日
◆i-MX1 製品詳細ページ
◆i-MX1 プレスリリース
◆MIDI楽器向けアプリケーション プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
「i-MX1」は、MIDI端子を搭載した楽器とiPhone/iPod touch/iPadとの接続を可能にするMIDIインターフェース。30ピンDockコネクタに接続するだけで、MIDI対応機器のMIDI IN/OUT端子と接続することが可能となる。MIDI機器との接続ケーブルはIN用、OUT用の2本が付属、「i-MX1」側のコネクタはミニプラグとなっっており、ケーブル長は約1.5m。Core MIDI対応アプリケーションとMIDI端子搭載の楽器や機器との通信が可能となる。外形寸法は45.8(W)×11(H)×30(D)mm、重量は11g。対応機種は、iPhone 4、iPhone 3GS、iPad 2、iPad、iPod touch(第3世代、第4世代)で、対応OSはiOS 4。旧モデルに対応しない点には注意が必要だ。
「i-MX1」と楽器を接続すれば、App Storeで配布されているCore MIDI対応アプリケーションからMIDI対応楽器を演奏したり、電子ピアノや電子ドラムから対応アプリケーションへの入力や演奏が行えるようになる。6月20日に行われた発表会では、「i-MX1」の利用方法として、AppleのiPad用ソフトウェア「GarageBand」をヤマハのシンセサイザー「MOX6」の鍵盤で演奏するというデモンストレーションを披露。また、これとは逆に、同じくiPad用アプリ「Music Studio」に入力されたMIDIシーケンスデータを「MOX6」の音源で鳴らすというデモも行われた。
「i-MX1」によって、「今までの楽器の機能を拡張する新しい楽しみ方を提案する」としたヤマハからは「i-MX1」の登場に先駆けて、8種類の対応アプリが6月20日にリリースされている。FadersとTNR-iはiPhone/iPod touchに対応、ほかはすべてiPad専用。iOS機器をコントロールサーフェスにしたり、シンセサイザーのエディターとして使ったりと、なかなか興味深いものばかり。iOS版TENORI-ON(テノリオン)である「TNR-i」が画面の小さなiPhone/iPod touchにも対応しているのを喜ぶ人は多いはず。
●Faders (無料)
唯一の無料アプリ。4つのフェーダーを装備。フェーダーを動かすことでボリュームやモジュレーションなどの音色変化を楽しむことができる。それぞれのフェーダーに2つのMIDIコントロールチェンジ信号を設定し、50個までテンプレートに登録することが可能。iPad/iPhone/iPod touchに対応。
●Faders & XY Pad (450円)
8つのフェーダーとXYパッドを備え、ユニークな音色変化を楽しむことができるiPad専用アプリ。8本のフェーダーにそれぞれ3つのMIDIコントロールチェンジ信号を設定し、50個までテンプレートに登録することが可能。XYパッドモードでは、画面上のボールを動かすことで複数のフェーダーを同時に動かせるのがユニーク。パートの抜き差しで展開を構成するようなトラックものに威力を発揮しそう。
●Keyboard Arp & Drum Pad (450円)
鍵盤は苦手という人でもかっこいい演奏を可能にしてくれるiPad用アプリ。アルペジエーター機能やドラムパッド入力を持たないMIDI楽器でも、アルペジエーターやドラムパッドを使って演奏できる。アルペジエーターを使ってドラム、キーボード、ギターなどさまざまな楽器のフレーズを指1本で演奏可能。ドラムパッドを使えば、鍵盤では演奏しにくいドラムフレーズの演奏をしたり、1つのパッドに複数のノートをアサインすることでコード演奏もOK。アルペジエーター部分とドラムパッド部分はMIDI信号を異なるチャンネルに送れるので、アルペジエーターでドラムビートを鳴らしながらパッドでコード演奏をすることもできる。
●Voice Editor Essential (450円)
iPad からヤマハシンセサイザーの音色エディットを行うアプリケーション。MOTIF XF、MOTIF XS、MOTIF-RACK XS、MOX、S90XS/70XSに対応。
●Multi Editor Essential (450円)
iPadの画面上でヤマハシンセサイザーのソングとパターンをミキシングできるアプリケーション。MOTIF XF、MOTIF XS、MOTIF-RACK XS、MOX、S90XS/70XS に対応。
●Performance Editor Essential (450円)
iPad からヤマハシンセサイザーのパフォーマンスエディット(ライブ演奏用の音色の組み合わせ)を行うアプリケーション。MOTIF XF、MOTIF XS、MOX、S90XS/70XS に対応。
●Set List Organizer (450円)
ライブ演奏時に必要なセットリスト(演奏曲順のメモ)を編集・表示できるアプリケーション。iPadからシンセサイザーなどへ、ライブで演奏する曲ごとのプログラムチェンジ(音色を切り替えるMIDI信号)を送ったり、それぞれの曲での詳細なメモを表示できる。「i-MX1」を使えば、あらゆるMIDI機器に対応可能。
●TNR-i (2,300円)
まったく新しい音楽インターフェースにより、世界中で支持されている「TENORI-ON」(TNR-W、TNR-O)をiPad/iPhone/iPod touchで再現したアプリ。音楽知識がなくても、音を置いていく感覚で直感的に音楽を作っていくことができ、16×16のマトリクスボタンで見える音楽を奏でる。アプリ単体で楽しむことができるだけでなく、Game Centerを使って遠く離れた友人など「TNR-i」ユーザー同士で最大4人までネットワーク経由の同時演奏セッションを行うことも可能。さらに、従来からの「TENORI-ON」(TNR-W、TNR-O)をV2.1にアップデートしてMIDIで接続し「TNR-i」と共に使用すれば、「TENORI-ON」(TNR-W、TNR-O)を使ってもセッションができるようになるのも大きな魅力。
◆i-MX1
価格:オープン(市場予想価格 6,000円前後)
発売日:2011年7月1日
◆i-MX1 製品詳細ページ
◆i-MX1 プレスリリース
◆MIDI楽器向けアプリケーション プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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