すべてのタムとスネアに「DTX-PAD」を採用し、表現力や演奏性を強化したヤマハのエレドラ「DTX750K」「DTX700K」
▲DTX750K
「DTX750K」「DTX700K」は、すべてのタムとスネアに「DTX-PAD」を採用し、表現力に富んだ音色を搭載した電子ドラム。「DTX-PAD」は、高感度と静粛性、耐久性を実現するために、ドラムパッドとしての素材や構造から見直し完成させたもの。ドラマーにとって叩き続けたくなる打感の良さを分析し、これを実現するまったく新しい成型技術による打面「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」を採用している。
同社のフラッグシップモデル「DTX900シリーズ」よりもこのパッドの口径が小さく、それが価格が抑えられている要因の1つとなっている。さらに、リアルなドラム音色、パーカッション音色やデジタルエフェクトサウンドなど、幅広いジャンルをカバーする1,396もの音色を収録。練習などにも便利な電子ドラムならではの機能や音楽制作のためのコンピューターと親和性も高めながらも、高いコストパフォーマンスを実現したドラムトリガーモジュール「DTX700」を搭載する。自宅での練習からステージでのライブ演奏まで、幅広いニーズに応えるモデルとなっている。
▲DTX700K
2つのセットはともに、好評を得ている「DTX-PAD」をすべてのタムとスネアに搭載、コンパクトで安定したセッティングができる新開発のラックシステムを採用している(各パーツは単体発売もされる)。「DTX-PAD」の打面には、特殊複合材料と独自成型技術による「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」を採用。素材だけでなく成型時に内部に細かく封じ込められた気泡によって、自然で心地よいスティックのはね返りが得られる。この打面は、ヤマハ独自に開発したもので、打感だけでなく、静粛性の向上にも寄与しており、耐久性にも優れているのが特徴だ。いずれのセットもこの「DTX-PAD」に加え、エッジ部を押さえるチョーク奏法が可能な3ゾーンシンバルパッドや上下可動式のハイハットパッドを採用しており、リアルな演奏表現が可能となっている。
▲音源モジュールDTX700
一方、「DTX700K」は、タムにはコンパクトな「XP70」を採用、シンバルを2枚としたセット。幅1,100mm×奥行1,000mmという小さな面積があれば設置することができるのがうれしいところ。
電子ドラムならではのトレーニングや演奏の機能の充実も注目だ。あらゆるジャンルをカバーする44の練習曲で練習ができるほか、カスタマイズ可能な高機能メトロノーム、パッドを叩くタイミングの正確さをチェックするグルーブチェック機能、正確なショットのみを発音するリズムゲート機能などで、充実したトレーニングを行うことが可能。リアルタイムレコーディング機能により、自分の演奏を振り返ることもできる。
また、AUX IN端子に携帯音楽プレーヤーなどを接続して、音楽に合わせて演奏できるのも楽しい。さらに一つのパッドで4つまでの音色が割り当てられるスタック機能や、1打毎に鳴らす音色を変えるオルタネート機能といったトリガーファンクション機能により、通常のアコースティックドラムだけではできない演奏も可能にする。
パソコンとの連携ができるのも大きな特徴。PC/Macとドラムトリガーモジュール「DTX700」は、別売のUSBケーブル1本で接続可能。スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase AI」を同梱しており、クオリティの高い音楽制作環境を簡単に構築することができる。また、「DTX700 Extension」をダウンロードすれば「DTX700」のパネルから「Cubase AI」を操作することが可能だ。
4月26日に開催された発表会ではドラマーのZAK BOND氏が演奏を披露し、DTX-PADの打感について「ナチュラルなフィーリング」とコメント。電子ドラムとして、「ハネ過ぎない」「固すぎない」ことから「叩き続けられる」点が強調された。また、マンションなどでも練習できる静粛性や、ロール時の音量の大小(ダイナミクス)をしっかり再現できる点もアピールされた。
◆ヤマハ エレクトロニックドラム DTX drums DTX750K
価格:325,500円
発売日:2011年6月20日
◆ヤマハ エレクトロニックドラム DTX drums DTX700K
価格:226,800円
発売日:2011年6月20日
◆DTX700シリーズ 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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