高品位マイクプリ搭載、2系統のアナログ入出力・デジタル入出力装備のUSBオーディオインターフェース「QUAD-CAPTURE」

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ローランドは、コンパクト・ボディながら高機能で、透明感のある高音質の音声をパソコンへ取り込み/再生できる4イン/4アウトのUSBオーディオ・インターフェース「QUAD-CAPTURE」を、2011年5月下旬に発売する。

「QUAD-CAPTURE」は、パソコンを使って手軽に高音質なレコーディングができるオーディオ・インターフェース。ボーカル用マイクやギター、シンセサイザーなどの電子楽器を直接接続可能。USB2.0に対応、2系統のアナログ入出力とデジタル入出力(ステレオ)を装備する。アナログとデジタルあわせて4イン/4アウトというわけだ。

最大24ビット192kHzに対応(2チャンネル時。4チャンネル使用時は最大最大24ビット96kHz)。本体全面パネルに備えられた2系統のアナログ入出力部には、高品位マイク・プリアンプ「VS PREAMP」を搭載。業界最高レベルのノイズレスで透明感のある高品位なサウンドが得られる。また、独自のオーディオ・ストリーミング・テクノロジー「VS STREAMING」採用も特徴の1つ。レコーディング時に問題となるモニター音の遅れを極小に抑え、パソコンの性能に依存することなく安定した動作を実現している。

同社の「OCTA-CAPTURE」で注目を浴びた「AUTO SENS(オート・センス)」機能も装備。ボタン一つで入力レベルを自動設定するこの機能を使えば、弦を叩くようにはじくギターのスラップ演奏など、ダイナミック・レンジが広く、調整の難しい音源でも、最適な入力レベルを自動的に算出。ミスのない録音が可能となり、時間の限られたレコーディング作業で、大いに活躍してくれる。

なお、「AUTO SENS」は本体ボタンのほか、新開発のコントロール・パネル・ソフトを使ってパソコンからON/OFF操作が可能。コントロール・パネルでは、デジタル・コンプレッサーやダイレクト・モニタリングなどすべてのパラメーターをグラフィカルに確認可能。ピーク・インジケーター付きのレベル・メーターや、コンプレッサーのゲイン・リダクション・メーターも搭載しており、ハードウェア・エフェクター感覚でストレスなく操作することが可能だ。設定はパソコンに保存でき、シチュエーションに応じた最適なレコーディング環境を瞬時に再現することも可能となっている。

USBバスパワー駆動なので、ノート・パソコンと組み合わせて、自宅、ステージ、スタジオなど、場所を選ばずレコーディング可能なのもうれしいところ。USBバス電源を本体内部で再生成し、電圧をワイドレンジ化することでさらなる高音質と安定動作を可能としているのも注目だ。最新の音楽制作ソフト「SONAR X1 LE」(Windows用)も付属しているので、購入したその日からレコーディングや音楽制作が楽しめる。ドライバはWindows環境のWDM/ASIO 2.0およびMac環境のCoreAudioに対応する。

◆QUAD-CAPTURE
価格:オープン (予想実売価格 26,000円前後)
発売日:2011年5月下旬

◆QUAD-CAPTURE 製品詳細ページ
◆ローランド
◆シンセファン必見の歴史的イベント「ローランド・シンセサイザー・デイ」が6月12日開催
◆BARKS 楽器チャンネル
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