ケツメイシ、強いメッセージ性を含んだ最新アルバム『ケツノポリス7』リリース
約1年間の活動休止をはさみ、前作から3年ぶりのニューアルバム『ケツノポリス7』がいよいよリリースされる。YANAGIMANやNaoki-Tなどおなじみのプロデューサーたちが手がけたトラックは、期待通りにポップなエンタテインメント性にあふれた素晴しいクオリティだが、このアルバムの主題はかつてない強いメッセージ性を放つ歌詞にあると言っていい。長いインターバルの間にアーティストとして、人間として、大きく成長した4人の姿がはっきりと見える、大人のラップ・グループとしての存在感の大きさを見せ付ける会心の一作がここにある。
◆ケツメイシ、強いメッセージ性を含んだ最新アルバム『ケツノポリス7』リリース~拡大画像~
まさかこれほどまでに手応えのずしりと重い、メッセージソングの詰まったアルバムになるとは予想していなかった。などと言うとメンバーに怒られそうだが、ケツメイシの約2年9か月ぶりのニューアルバム『ケツノポリス7』は、間違いなくこれまでで最もメッセージ性の濃い、大人のラップ・グループとしてのスキルの高さと志の大きさを見せ付けた、味わい深い作品になった。リリックのテーマは多岐に渡るが、基本的には「世知辛い現実に物申し、人間本来の感情を取り戻す」というスタンスで貫かれ、RYOJIに言わせると「説教アルバム」ということになるのだが、こんな説教ならいくらされてもいい。トラックやメロディはあくまでキャッチーでポップなエンタテインメント性にあふれつつ、激しい言葉さえも心地よくスンナリと胸に収まってしまう、こんな芸当はケツメイシにしかできないだろう。
まず1曲目に登場する「出会いは成長の種」を聴くだけでも、このアルバムの特長は明らかだ。この曲の制作をリードしたRYOはこんなふうに言う。
「今まで生きてきて出会った人についての歌で、まず最初にオギャーと生まれてから、親がいたりとか、近所の人とか、友達とか、育ちというよりは出会う人によって自分の性格ができあがったと思うし、逆にその人を見ればなんとなく親がわかるとか、そういうこともあると思うので。会社でちょっと嫌な上司がいたとして、最初は嫌だなと思ってたけど、その人のおかげで鍛えられて今では感謝してるとか、嫌だなと思ってる人でも、ほかの人にとっては大切な人だったりとか。そういういろんな人間の、支えつつ支えられ感を歌にしてみました」(RYO)
大蔵が主導した曲も、非常に具体的なテーマに基づくものだ。2010年の忘年会シーズンを沸かせた先行シングル「闘え!サラリーマン」も彼のアイディアから始まった曲で、日々を懸命に働く者たちの目線で世の中を見たものだったが、アルバム曲の「流れ星」にも同じテーマが貫かれている。
「最近30代前後の友達が転職することが多くて、1年で変わる人もいるし、長く勤めていたところをやめた人もいて、それがきっかけですね。だいたい3年働けばなんとなく社会の枠組みが見えてきて、自分の立ち位置とかを考えられるようになるという言葉を聞いたので、社会に出て3年戦って、いろんな期待や夢がある中で、思い通りに行く人もいるし思い通りに行かない人もいて、思い通りに行かない時にもう一回踏ん張ってみようよという応援歌ができればいいなと思って作りました。流れ星に願いを託して、もう一回頑張ってみようということですね」(大蔵)
そしてRYOJIの発案で始まった曲は、男という生き物の目線でのラブソングを極めた「バラード」や、「出会いは成長の種」につながるテーマを持つ「君とつくる未来」、友達の大切さをあらためてかみしめた「仲間」や、世界で起きている様々な問題やエコロジーについて触れた「フューチャートラックス」「『S.O.S』、そして未来の子供たちへのメッセージソング「伝えたいこと」など、どれも現実の体験に基づくリアルなもの。言いたいことがあふれて仕方がないという、ストレートな情熱がそのまま楽曲の持つ熱につながっている。
「「仲間」で歌ってるのは、最後はやっぱり仲間かなということですね。苦しい時でも、みんなで同じ街に住んで遊ぼうぜとか、働かなくても遊べるようになろうぜとか、そういう約束をしておくだけで、今を頑張れたりするのかなと。やっぱり自分が一人じゃないと思えることは大切だし、それはバーチャルではないすごくリアルな世界だと思うので。僕は、今はバーチャルとリアルの間にすごく隙間があると思っていて、いずれどっちが主導権を握るとか、そういうことを考えたら怖い話ですけど、僕はずっとリアルで生きてきたので、リアルのほうを信じたいなと思う中での「仲間」という曲じゃないかなと思います」
「「フューチャートラックス」では、矛盾を歌にしたかったんですよ。自分がクラブにいて何が気持ちいいかというと、最先端の照明だったりしたんですよね。「ここの照明は新しくていいな」という感じなんですけど、そこにいて次に何を楽しむかというと、やっぱり人との交流だという、そういう矛盾ですね。最先端の照明を一番にほめておきながら、でも人と交流したいみたいな、さっき言ったバーチャルとリアルの問題じゃないですけど、結局リアルは必要不可欠だということを、それによって証明したかったんですよ。進化することも便利になることも、バーチャルな世界も、すべてが悪いわけじゃなくて、リアルにつながっていければいいのかなっていうことですよね。どっちかに偏ってしまう怖さが僕にはすごくあって、たとえばボーカロイドを使って音楽を作っていく人が増えたり、映像を作る人が増えたりするのは、楽しめてるうちはいいと思うんですよ。でもその先にバーチャルとリアルとの差がどんどん開いていくことは、僕にとっては怖いだけで、少なからず僕は危険だと思っているよということを歌にしたかったので」(RYOJI)
すべての曲に、その曲が生まれるきっかけとなる現実の出来事があり、それをRYOJIの言う「リアル」な感覚で見つめ直すことで、単なるメッセージ以上の実感が伝わる『ケツノポリス7』。ミディアム・テンポの多いサウンドの心地よさにゆったりと揺られながら、じわじわと言葉が沁み込んでくる、まさに「長く愛せるアルバム」(大蔵)と言える新たな名作の誕生だ。
「今の若い人たちにどういうふうに伝わるかはわかんないですけど、「僕らは今こんなことを考えていますよ」というものが詰まっているので。けっこう角のあるアルバムだと思います、いい意味で。何かに引っかかってくれるとうれしいなと思います」(DJ KOHNO)
「世の中の移り変わりもより速くなってきてるし、情報もありすぎるし、僕らの若い頃とは比べられないくらいのことが起きているので僕らなりの目線で今の現場を見た言葉を、若い子たちが聴いて、そこから何かを感じたり考えてくれたり、「違うな」と思ってもいいですし、「違うけど、僕はこう思う」ということでもいいし、そういうきっかけになってくれればうれしいですね」(大蔵)
『ケツノポリス7』
2011.03.16 Release
TFCC-86343 \3,059(tax in)
初回特典:“ケツメイシ”×「パチスロろくでなしBLUES」激情コラボCD(書き下ろし2曲収録)
*先着のため、無くなり次第終了
1.出会いは成長の種
2.お二人Summer
3.現実は戦場
4.君とつくる未来
5.流れ星
6.リディムドライバー
7.叫び
8.仲間
9.君と僕の季節
10.ランジェリーパブ
11.闘え!サラリーマン
12.フューチャートラックス
13.バラード
14.『S.O.S』
15.伝えたいこと
■ケツメイシ2011年全国アリーナツアー
<あれっ?このおじさん達見たことある!そうです!下の方でFes2011テッテレー♪>
3/19(土)静岡エコパアリーナ 7月22日(金)に延期
3/20(日)静岡エコパアリーナ 7月23日(土)に延期
3/28(月)大阪城ホール
3/29(火)大阪城ホール
4/02(土)アスティとくしま
4/03(日)アスティとくしま
4/09(土)広島グリーンアリーナ
4/16(土)マリンメッセ福岡
4/17(日)マリンメッセ福岡
4/23(土)さいたまスーパーアリーナ
4/24(日)さいたまスーパーアリーナ
4/30(土)幕張メッセイベントホール
5/01(日)幕張メッセイベントホール
5/07(土)神戸ワールド記念ホール
5/08(日)神戸ワールド記念ホール
5/14(土)名古屋日本ガイシホール
5/15(日)名古屋日本ガイシホール
5/21(土)仙台セキスイハイムスーパーアリーナ
5/28(土)代々木第一体育館
5/29(日)代々木第一体育館
6/04(土)石川県産業展示館4号館
6/11(土)和歌山ビッグホエール
6/18(土)朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
6/25(土)真駒内セキスイハイムアイスアリー
6/29(水)横浜アリーナ
6/30(木)横浜アリーナ
7/9(土)沖縄 宜野湾市海浜公園屋外劇場
7/10(日)沖縄 宜野湾市海浜公園屋外劇場
<延期>
7月22日(金)静岡エコパアリーナ
7月23日(土)静岡エコパアリーナ
◆ケツメイシ オフィシャルサイト
◆ケツメイシ レーベルサイト
◆「KTM APPAREL」
◆ケツメイシ、強いメッセージ性を含んだ最新アルバム『ケツノポリス7』リリース~拡大画像~
まさかこれほどまでに手応えのずしりと重い、メッセージソングの詰まったアルバムになるとは予想していなかった。などと言うとメンバーに怒られそうだが、ケツメイシの約2年9か月ぶりのニューアルバム『ケツノポリス7』は、間違いなくこれまでで最もメッセージ性の濃い、大人のラップ・グループとしてのスキルの高さと志の大きさを見せ付けた、味わい深い作品になった。リリックのテーマは多岐に渡るが、基本的には「世知辛い現実に物申し、人間本来の感情を取り戻す」というスタンスで貫かれ、RYOJIに言わせると「説教アルバム」ということになるのだが、こんな説教ならいくらされてもいい。トラックやメロディはあくまでキャッチーでポップなエンタテインメント性にあふれつつ、激しい言葉さえも心地よくスンナリと胸に収まってしまう、こんな芸当はケツメイシにしかできないだろう。
まず1曲目に登場する「出会いは成長の種」を聴くだけでも、このアルバムの特長は明らかだ。この曲の制作をリードしたRYOはこんなふうに言う。
「今まで生きてきて出会った人についての歌で、まず最初にオギャーと生まれてから、親がいたりとか、近所の人とか、友達とか、育ちというよりは出会う人によって自分の性格ができあがったと思うし、逆にその人を見ればなんとなく親がわかるとか、そういうこともあると思うので。会社でちょっと嫌な上司がいたとして、最初は嫌だなと思ってたけど、その人のおかげで鍛えられて今では感謝してるとか、嫌だなと思ってる人でも、ほかの人にとっては大切な人だったりとか。そういういろんな人間の、支えつつ支えられ感を歌にしてみました」(RYO)
大蔵が主導した曲も、非常に具体的なテーマに基づくものだ。2010年の忘年会シーズンを沸かせた先行シングル「闘え!サラリーマン」も彼のアイディアから始まった曲で、日々を懸命に働く者たちの目線で世の中を見たものだったが、アルバム曲の「流れ星」にも同じテーマが貫かれている。
「最近30代前後の友達が転職することが多くて、1年で変わる人もいるし、長く勤めていたところをやめた人もいて、それがきっかけですね。だいたい3年働けばなんとなく社会の枠組みが見えてきて、自分の立ち位置とかを考えられるようになるという言葉を聞いたので、社会に出て3年戦って、いろんな期待や夢がある中で、思い通りに行く人もいるし思い通りに行かない人もいて、思い通りに行かない時にもう一回踏ん張ってみようよという応援歌ができればいいなと思って作りました。流れ星に願いを託して、もう一回頑張ってみようということですね」(大蔵)
そしてRYOJIの発案で始まった曲は、男という生き物の目線でのラブソングを極めた「バラード」や、「出会いは成長の種」につながるテーマを持つ「君とつくる未来」、友達の大切さをあらためてかみしめた「仲間」や、世界で起きている様々な問題やエコロジーについて触れた「フューチャートラックス」「『S.O.S』、そして未来の子供たちへのメッセージソング「伝えたいこと」など、どれも現実の体験に基づくリアルなもの。言いたいことがあふれて仕方がないという、ストレートな情熱がそのまま楽曲の持つ熱につながっている。
「「仲間」で歌ってるのは、最後はやっぱり仲間かなということですね。苦しい時でも、みんなで同じ街に住んで遊ぼうぜとか、働かなくても遊べるようになろうぜとか、そういう約束をしておくだけで、今を頑張れたりするのかなと。やっぱり自分が一人じゃないと思えることは大切だし、それはバーチャルではないすごくリアルな世界だと思うので。僕は、今はバーチャルとリアルの間にすごく隙間があると思っていて、いずれどっちが主導権を握るとか、そういうことを考えたら怖い話ですけど、僕はずっとリアルで生きてきたので、リアルのほうを信じたいなと思う中での「仲間」という曲じゃないかなと思います」
「「フューチャートラックス」では、矛盾を歌にしたかったんですよ。自分がクラブにいて何が気持ちいいかというと、最先端の照明だったりしたんですよね。「ここの照明は新しくていいな」という感じなんですけど、そこにいて次に何を楽しむかというと、やっぱり人との交流だという、そういう矛盾ですね。最先端の照明を一番にほめておきながら、でも人と交流したいみたいな、さっき言ったバーチャルとリアルの問題じゃないですけど、結局リアルは必要不可欠だということを、それによって証明したかったんですよ。進化することも便利になることも、バーチャルな世界も、すべてが悪いわけじゃなくて、リアルにつながっていければいいのかなっていうことですよね。どっちかに偏ってしまう怖さが僕にはすごくあって、たとえばボーカロイドを使って音楽を作っていく人が増えたり、映像を作る人が増えたりするのは、楽しめてるうちはいいと思うんですよ。でもその先にバーチャルとリアルとの差がどんどん開いていくことは、僕にとっては怖いだけで、少なからず僕は危険だと思っているよということを歌にしたかったので」(RYOJI)
すべての曲に、その曲が生まれるきっかけとなる現実の出来事があり、それをRYOJIの言う「リアル」な感覚で見つめ直すことで、単なるメッセージ以上の実感が伝わる『ケツノポリス7』。ミディアム・テンポの多いサウンドの心地よさにゆったりと揺られながら、じわじわと言葉が沁み込んでくる、まさに「長く愛せるアルバム」(大蔵)と言える新たな名作の誕生だ。
「今の若い人たちにどういうふうに伝わるかはわかんないですけど、「僕らは今こんなことを考えていますよ」というものが詰まっているので。けっこう角のあるアルバムだと思います、いい意味で。何かに引っかかってくれるとうれしいなと思います」(DJ KOHNO)
「世の中の移り変わりもより速くなってきてるし、情報もありすぎるし、僕らの若い頃とは比べられないくらいのことが起きているので僕らなりの目線で今の現場を見た言葉を、若い子たちが聴いて、そこから何かを感じたり考えてくれたり、「違うな」と思ってもいいですし、「違うけど、僕はこう思う」ということでもいいし、そういうきっかけになってくれればうれしいですね」(大蔵)
『ケツノポリス7』
2011.03.16 Release
TFCC-86343 \3,059(tax in)
初回特典:“ケツメイシ”×「パチスロろくでなしBLUES」激情コラボCD(書き下ろし2曲収録)
*先着のため、無くなり次第終了
1.出会いは成長の種
2.お二人Summer
3.現実は戦場
4.君とつくる未来
5.流れ星
6.リディムドライバー
7.叫び
8.仲間
9.君と僕の季節
10.ランジェリーパブ
11.闘え!サラリーマン
12.フューチャートラックス
13.バラード
14.『S.O.S』
15.伝えたいこと
■ケツメイシ2011年全国アリーナツアー
<あれっ?このおじさん達見たことある!そうです!下の方でFes2011テッテレー♪>
3/19(土)静岡エコパアリーナ 7月22日(金)に延期
3/20(日)静岡エコパアリーナ 7月23日(土)に延期
3/28(月)大阪城ホール
3/29(火)大阪城ホール
4/02(土)アスティとくしま
4/03(日)アスティとくしま
4/09(土)広島グリーンアリーナ
4/16(土)マリンメッセ福岡
4/17(日)マリンメッセ福岡
4/23(土)さいたまスーパーアリーナ
4/24(日)さいたまスーパーアリーナ
4/30(土)幕張メッセイベントホール
5/01(日)幕張メッセイベントホール
5/07(土)神戸ワールド記念ホール
5/08(日)神戸ワールド記念ホール
5/14(土)名古屋日本ガイシホール
5/15(日)名古屋日本ガイシホール
5/21(土)仙台セキスイハイムスーパーアリーナ
5/28(土)代々木第一体育館
5/29(日)代々木第一体育館
6/04(土)石川県産業展示館4号館
6/11(土)和歌山ビッグホエール
6/18(土)朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
6/25(土)真駒内セキスイハイムアイスアリー
6/29(水)横浜アリーナ
6/30(木)横浜アリーナ
7/9(土)沖縄 宜野湾市海浜公園屋外劇場
7/10(日)沖縄 宜野湾市海浜公園屋外劇場
<延期>
7月22日(金)静岡エコパアリーナ
7月23日(土)静岡エコパアリーナ
◆ケツメイシ オフィシャルサイト
◆ケツメイシ レーベルサイト
◆「KTM APPAREL」
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