シンセサウンドとギターモデリングを融合、ローランドからギター・シンセサイザー「GR-55」

ローランドは、リアルで多彩な音色を備えたPCMシンセサイザー音源2基と、COSMギター・モデリング音源を融合したハイブリッド方式の新音源を搭載したギター・シンセサイザー「GR-55」を、2011年1月28日から発売する。

「GR-55」は、ハイブリッド方式の新音源を搭載、ギター一本で、ピアノ、オルガン、弦/管楽器など900種類以上のリアルなシンセ・サウンドや、多彩なギター・サウンドなど革新的なサウンドをつくり出し、まったく新しい演奏表現を可能とするモデル。専用のピックアップを装着することで、ギター奏法はそのままに、たとえば、ギター音に、ストリングス音色とシンセ・リード音色をブレンドして、ギタリスト一人で弾いていると思えないような重厚な演奏もできるようになっている。

マルチ・エフェクターの最上位機種BOSS「GT-10」クラスの多彩なCOSMアンプとエフェクトも搭載。歪み系などギターの基本的な音づくりはもちろん、シンセ・サウンドのエフェクト処理にも威力を発揮、より幅広いサウンドづくりが可能だ。また、最新のピッチ検出技術と、レイテンシーのないギター・モデリングにより、完璧なレスポンスで速弾きに対応。指弾きのマイルドな音や、ピック弾きの鋭い音など、ピッキングのニュアンスの違いまでサウンドに反映し、繊細な表現も可能だ。

大型LCD画面の搭載もうれしいところ。操作もより直感的、シンプルになっている。初心者にありがたいのが、ロックやポップスなどに即戦力となる270種類ものギター・プリセット・サウンドの内蔵。イメージにあわせてカーソルを動かすだけで好みの音に調整できる「EZエディット」も搭載し、思いのままにギター・サウンドをつくることが可能だ。また、ベース専用モードでは、ベース・サウンド専用に作られた90種類のプリセットサウンドも搭載している。

このほか、サウンド・オン・サウンドによる演奏が行えるフレーズ・ループ機能も注目。ペダル操作による録音／再生が簡単にでき、リアルタイムでのライブ・パフォーマンスに威力を発揮する。また、USB端子を搭載しており、USB AUDIO機能およびUSB MIDI機能を搭載しているので、DAWソフトウェアなどへのオーディオ・レコーディングはもちろん、ギター／ベースからのMIDIレコーディングも可能だ。加えて、USBメモリー用の端子も装備。オーディオ・データの再生や、本体に内蔵したユーザー音色のバックアップなどをサポートする。

◆GR-55
価格：オープン
発売日：2011年1月28日

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