ローランド、電子楽器で映像をコントロールする新規格「MIDI Visual Control」対応製品を開発

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ローランドは、、AMEI(社団法人音楽電子事業協会)とMMA(MIDI Manufacturers Association Incorporated)が制定した、電子楽器で映像をコントロールする世界共通規格「MIDI Visual Control」に対応する製品を今後、開発、拡充していくことを発表した。

「MIDI Visual Control」は電子楽器同士をつなぐ規格であるMIDIに新たに追加された規格。ケーブル1本で電子楽器と映像機器をつなぐだけで、楽器演奏に連動した映像の切り替えや、映像の再生スピード、色や形のコントロールを実現するというもの。

近年のコンサートでは巨大スクリーンにビジュアル・イメージを映し出し、それを演奏とシンクロさせるなど、音楽と映像は切り離せない存在になっている。またプロジェクター等の性能も飛躍的に向上し、価格も手頃となっているため、中小規模のライブハウスなどでも映像設備を導入するところが増えている。このような背景の中、ローランドでは演奏家自身が楽曲に合わせて映像をコントロールしたいというニーズはさらに高まると考え、2002年に電子楽器の演奏で映像をコントロールする独自機能「V-LINK」を開発。「V-LINK」対応製品は現在までに90万台が出荷されている。さらに2008年には「V-LINK」の仕様を無償公開し、業界標準化を推進してきた。「MIDI Visual Control」はこの「V-LINK」を元にし、すべてのメーカーが使えるように汎用性を高めた規格となっている。

ローランドは今後「V-LINK」とともに、この「MIDI Visual Control」をサポートした新製品の開発を推進。そして、「MIDI Visual Control」の普及を促進し、「電子楽器で映像を演奏する」という新しい表現方法や楽しみ方を広め、楽器業界、音楽業界、そして映像業界の発展に寄与するよう努めるとしている。

◆プレスリリース
◆ローランド
◆BARKS 楽器チャンネル

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