UAD-2ソフトウェア新バージョン5.8リリース、Mac OS X 64ビット環境をサポート&新プラグイン

ポスト
フックアップは、米Universal Audio社のDSPベースのプラグインシステム「UAD」シリーズに対応したソフトウェア新バージョン5.8のリリース開始を発表した。

ビンテージなアウトボードをシミュレートしたエフェクトプラグインを、コンピューター本体にほとんど負荷を与えずに使用できるソフトウェアとハードウェアからなるシステム、「UAD」シリーズのソフトウェアバージョンが5.8になりリリースされた。今回新たに3つのプラグインが追加されると同時に、ドライバーにも改良が加えられている。新しいバージョン5.8ソフトウェアの特長は以下のとおり。

●新プラグイン追加:UAD Studer A800 Multichannel Tape Recorder(テープシミュレーター)
 Studerに認可を受け伝説のA800 Multichannel Tape Recorderを4つのテープ形式を備えUADモデルにエミュレーション
●新プラグイン追加:UAD SSL E Series Channel Strip(チャンネルストリップ)
 英Solid State Logic 社の綿密な協力により開発されボイシングされた4000 シリーズのサーキットをエミュレーション
●新プラグイン追加:UAD SSL G Series Bus Compressor(コンプレッサー)
 英Solid State Logic 社により公式に認可、許諾された4000シリーズのマスターコンプレッサー
●Mac OS X環境での64ビットカーネルモードに対応
●Mac OS X 10.4.x "Tiger"のサポートを終了

Mac OS Xの対応については、UADドライバーがMac OSX環境での64ビットカーネルモードに対応することにより、OSカーネルが64ビットモード(最新のMac Proでは初期設定)で動作している場合でもUADプラグインが動作する。また、ドライバーは64ビット化されたが、UADプラグインは32ビットモードで動作する。

新たにリリースされたV.5.8ソフトウェアをインストールすることにより、新プラグインが14日間のデモモードで使用可能となる。継続して使用する場合はライセンスをUniversal Audio社のオンラインストアで購入しなければならない。決済にはUAD-2パッケージに付属のバウチャーかクレジットカードが必要だ。また、「UAD-2 QUAD OMNI GOLD」では、V.5.7ソフトウェアまでの全プラグインが付属するが、V.5.8ソフトウェアの3つのプラグインは別売りとなるので注意が必要だ(UAD SSL E Series Channel StripとUAD SSL G Series Bus Compressorは有償アップグレード)。

◆UAD-2 最新バージョン V5.8 詳細ページ
◆UNIVERSAL AUDIO UAD-2シリーズラインナップ
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル

この記事をポスト

この記事の関連情報