OKAMOTO'S、「ヨーロッパ、アフリカ、ブラジルと夢は膨らむ」

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OKAMOTO'Sが11月3日、アルバム『オカモトズに夢中』を発売した。「自分たちの成長を早いタームで形にしたかった」という本作は5月に発売したアルバム『10'S(テンズ)』からわずか半年でのリリース。オリジナル曲のほか、RUN-D.M.C.の「Walk This Way」をカバーした楽曲では英語のラップを取り入れるなど音も発想も振り切っている。ボーカルのオカモトショウ、ギターのオカモトコウキ、ベースのハマ・オカモト、ドラムのオカモトレイジに聞く。

中学生の同級生同士で結成したというOKAMOTO'S。メンバーはまだ19、20歳であどけなさも残る。オカモトショウは「気が合う同士、野球をやる代わりに音楽をやっていた。当時は特に誰かが音楽に詳しいというわけじゃなく、一緒に好きな音楽を掘って行った。みんなとは家族よりも一緒にいる時間が長いから、レコーディングもステージも話さなくても考えが分かる。四つ子みたいな感じですね」と笑う。

2009年は月に10本を越えるライブ、2010年は米国、豪州、夏の音楽フェスティバルなど、さまざまな場でステージをこなした。オカモトレイジは「ライブをして、スタジオに入って、またライブをして、ここまで突っ走ってきた。アルバムのタイトルには(聴き手に)僕らに夢中になって欲しいっていうのと、オレたちがOKAMOTO'Sのことしかやってなくて、夢中っていう2つの意味が込められています」と語った。

アルバムは全12曲。オカモトショウは「1曲目の「20」で<♪これから始まる>と歌う通り、『10'S』を経て生まれたこのアルバムでようやくスタートラインに立てたと思う。ここからヨーロッパ、アフリカ、ブラジルと夢は膨らみます」と想いを語る。オカモトレイジも「結成してから、言ったことなかったけど、目標は世界制覇」、オカモトコウキも「アルバムを出して、まずは日本制覇。日本の新宿から発信していきたい」と気炎。ハマ・オカモトも「バンドとして大きくなりたい」とそれぞれ高い目標を掲げる。

12月には名古屋・東京・大阪でアルバム発売記念公演が控えている。オカモトショウは「アルバムは『10'S』『オカモトズに夢中』と次作で3部作になる予定。3枚目はワンマンで得たものが入るので成長を見に来てほしい。このスピード感、無茶苦茶さを生で感じてもらえたら」と呼びかけた。

<OKAMOTO'S LIVE TOUR 2010-2011「Bring The BEAT! Bring The NOISE!>
12月1日(水)名古屋 今池HUCK FINN
12月11日(土)大阪 梅田SHANGRI-LA
12月12日(日)東京 恵比寿LIQUIDROOM

◆OKAMOTO'Sオフィシャルサイト

文:西村綾乃
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