サッズ、新曲連発のツアーが開幕

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11月10日にニュー・シングル『DISCO』をリリースし、翌日からTOUR<ANDROGYNY INSANITY>をスタートしたサッズ。

初日は、清春のソロ公演で訪れた07年の12月以来となる高崎Club FLEEZ。キャパ・オーバーかと思うほどすし詰め状態のフロアが、開演時間の18時半を10分ほど過ぎた頃、オープニングSEと同時に一気に前方に押し寄せる。

◆サッズ 画像

予想を大きく裏切って、1曲目は未発売である「ANDROGYNY INSANITY」。この曲は12月8日発売のミニ・アルバム『Lesson2』に収録予定のものだが、すでに数回演奏されており、ファンの間ではもう周知の楽曲。もう完全に曲の構成を覚えているファンも多い様子だ。

冒頭のMCで清春が言ったとおり、この日は『Lesson2』収録曲の中から1曲を除き、全ての曲が演奏された。中でも11曲目の新曲では、K-A-Z(G)とクボタケイスケ(B)が、清春とかけ合いのようなコーラスを執るのが印象的なナンバーだ。13曲目から“ドラム殺し”のキラー・チューンを連発し、本編ラストは今まで1曲目で演奏されていた新生サッズの第1弾音源「EVIL」で終わるというセットリストが実に意外であった。

しかし、本当の“ドラム殺し”はアンコール2以降に待っていた。ラスト「CRACKER'S BABY」ではステージ上にセキュリティが何人も上ってダイバー客を捌く状態。とてつもないフロアーは大爆発を起こし、21時頃、TOUR初日が無事終了した。

アンコール3では当初予定していた新曲を変更し、「See A Pink Thin Cellophane」が演奏されたが、この変更した新曲のPVが終演後の会場モニターで急遽放映されるという、まさかの演出。なお、清春によるとこのPVは、先日の清春バースデーLIVE終演後に撮影が行なわれたものであり、「Lesson2」のDVDに収録される。

高崎の夜を見事制圧したサッズのTOURは、残り11本。恐るべきモンスター・バンドのニュー・アルバムがいち早く聞けるLIVE、これは1本たりとも見逃せない。

【<Sads tour 『ANDROGYNY INSANITY』>日程】
11月11日 高崎Club FLEEZ
11月15日 京都MUSE HALL
11月16日 京都MUSE HALL
11月18日 仙台CLUB JUNK BOX
11月19日 仙台CLUB JUNK BOX
11月23日 浜松 Live House 窓枠
11月24日 なんばhatch
11月26日 福岡DRUM LOGOS
11月29日 水戸LIGHT HOUSE
11月30日 水戸LIGHT HOUSE
12月03日 品川Stellar Ball
12月06日 名古屋CLUB DIAMOND HALL

◆サッズ・オフィシャルサイト
◆このライヴのセットリスト
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