サッズ、ライブで新曲披露、「ヤバい!」
9月15日、<LIQUIDROOM 6th ANNIVERSARY presents>と銘打たれたサッズのライヴが、恵比寿リキッドルームで行なわれた。
2010年、清春はソロ名義だけでも1月から3月までに5回、サッズでは5月のファンクラブ限定ライヴ<VIP ONLY>で1回の、合計6回も恵比寿リキッドルームでライヴを開催。また7月にはアルバム『THE 7 DEADLY SINS』発売を記念した爆音試聴パーティーを行なうなど、清春にとって、恵比寿リキッドルームはもはや“ホーム”と呼んでもおかしくないほどのライヴハウスだ。もちろんファンにとってもおなじみの会場でもある。
この日のライヴは、開演時刻の19時を20分ほど回った頃、荘厳なSEでメロイックサインを掲げたサッズメンバーがステージに登場。1曲目の「EVIL」は、新生サッズにとって、もはやオープニング1曲目として定番化しつつある楽曲であり、会場は早くも熱気に包まれた。
「SADISM」「GOTHIC CIRCUS」とアルバム曲が続いたあと、4曲目に披露されたのは、なんと11月10日リリースのニューシングル「DISCO」。この曲はジャジーなイントロから始まり、そして重厚なグルーヴが襲いかかる。3曲目に披露された「GOTHIC CIRCUS」同様のシャッフルナンバーだ。サビではメンバーのコーラスに合わせ「DISCO!! DISCO!!」とファンが応える。レコーディングを終えたばかりであろう新曲で、もちろん初披露であったにもかかわらず、これほどまでバンドとファンとの一体感を作りだせるところは、さすがサッズ。そしてそんなサッズの音を貪欲に欲し続けてきたファンのなせるところといえる。
さらに「MALIBU SUGAR」「SATAN」と、すでに熱気で膨れ上がる会場は、なおもジリジリと熱量を高めんとする。K-A-Zのギターソロパートの後は懐かしい曲のラッシュ。10曲目の「ACME」の後は、強烈なGOのドラムソロ。そして11曲目「FOR YOU」のドラムフレーズが始まって、再びメンバーが登場する。
スーツ姿からフェティシッシュなレザー衣装に着替え、鞭を何度も激しく叩きつける清春。それはまるで、オーディエンスを自分たちと同じ、邪悪なるサウンドモンスターへと調教しているかのよう。それがきっかけとなったのかは定かではないが、12曲目の「MAKING MOTHER FUCKER」では、オーディエンスも崩壊。激しく突き刺さるギターと押しつぶしてくるようなヘヴィーなリズム、清春の叫び、そして客席はダイヴの嵐。眼前にはサッズの描く、混沌とした世界が広がった。
「VENOM」「WEEKEND IN THE LUST」とアルバム曲を放った後は、妖しくも艶めかしいポエトリーリーディングが印象的な「Darkness Is My Spiral Mind」、そして「Because」「THANK YOU」と続いて本編は17曲で終了した。
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