マルチマイク録音のレベル調整もカンタン、8系統マイク・プリアンプ搭載のUSBオーディオインターフェイス「OCTA-CAPTURE」
ローランドは、8系統の新設計マイク・プリアンプによる透明感のあるサウンドと、新開発のオーディオ・ストリーミング技術による、業界最高レベルの低レイテンシーを実現した、10イン/10アウト、最大24bit/192kHz対応のUSBオーディオインターフェイス「OCTA-CAPTURE」を9月下旬より発売する。
「OCTA-CAPTURE」は、8系統マイク・プリアンプ搭載で、多くのマイクをセットするバンド演奏やドラム録音のようなマルチ・レコーディングに適したオーディオインターフェイス。8系統のマイク・プリアンプはもちろんファンタム電源に対応、各チャンネル個別でのオン/オフできるので、ダイナミック・マイク/コンデンサー・マイクに関係なく、柔軟なマイク・セッティングが可能だ。また、デジタル入出力も備えるので、合計10 IN/10 OUT構成となっている。本体は1.32kgと軽量モバイル・タイプなので、ノート・パソコンと一緒に練習スタジオに持ち込むなど、手軽にレコーディングが行える。
「OCTA-CAPTURE」の型番は「UA-1010」となっており、2003年に発売された同じくUSB 2.0、10 IN/10 OUT対応の「UA-1000」を思い起こさせるが、新たに192kHzにも対応するほか小型化、低価格化が図られており、より魅力的な製品となっている。
最大の特徴は、新開発のマイク・プリアンプ「VS PREAMP」を8系統搭載すること。業界最高レベルの透明感のある高品位なサウンドが得られる。さらに注目したいのが、8系統の入力レベルを自動設定する「オート・センス」機能の新搭載だ。ボタン一つで、一定時間の音量変化を解析し適正値を算出、最大8系統同時に入力レベルを自動で調整するので、セッティング時間の限られたレコーディング現場で活躍する。ドラムのマルチ録音など、ダイナミック・レンジが広く調整の難しい音源でも、ミスなく確実に録音できるというわけだ。
新開発のオーディオ・ストリーミング・テクノロジー「VS STREAMING」採用もポイントだ。ドライバとハードウェアの技術融合により、「OCTA-CAPTURE」本体内で高精度なオーディオ専用クロックを生成するので、パソコンの性能に依存することなく、システムの同期が安定し、レイテンシーの少ないクリアなサウンドが得られる。高いパフォーマンスを実現するハイ・スピードUSB2.0の採用や、WindowsだけでなくMac OSにも対応。最大2台の同時使用(24 IN/20 OUTのオーディオ・インターフェースとして使用可能)や、ローランドの音楽制作システム「VSシリーズ」(V-STUDIO 700やV-STUDIO 100など)との組み合わせも可能なので、用途に合わせた快適な音楽制作環境が構築できるようになっている。ASIOおよびCore Audio対応のDAWアプリケーションでは、V-STUDIOとOCTA-CAPTUREをひとつのオーディオ・デバイスのシステムとして認識するので、全入出力をシームレスに扱うことができる点を喜ぶ人は多いはずだ。
フレキシブルな4系統のダイレクト・モニター・ミキサーの内蔵もうれしいところ。本体またはコントロール・パネルによるミキシングおよび出力先を自由にパッチングすることが可能となっている。ダイレクト・モニター・ミキサーの内部処理は40ビットの高性能DSPによって行われ、高音質でゼロ・レイテンシーのモニター環境を実現。また、入力されたソースにダイレクト・モニタリングでリバーブをかけることができるなど、レコーディング時のさまざまなモニター環境の構築に威力を発揮する。
ソフトウェアとしては、音楽制作がすぐに始められる「Cakewalk Production Plus Pack」が同梱される。DAWソフトウェアの「SONAR LE」(Windowsのみの対応)、アコースティックからエレクトリックまで150種類のサウンドを厳選して内蔵した「Cakewalk Sound Center」、ロックやジャズ、ヒップホップなど多彩なジャンルに対応するドラムセットを多数内蔵した「Studio Instruments Drum Kit」、そして「RAPTURE」の音づくりの魅力が体感できる「RAPTURE LE」を収録されるので、これだけでも幅広いジャンル、サウンドの楽曲制作が可能だ。
<おもな仕様>
オーディオ録音再生チャンネル数:サンプリング周波数=44.1kHz、48kHz、96kHz:録音=12チャンネル、再生=10チャンネル、サンプリング周波数=192kHz:録音= 4チャンネル、再生: 4チャンネル
信号処理:PCインターフェース=24ビット、AD/DAコンバーター=24ビット、内部処理=40ビット
サンプリング周波数:AD/DAコンバーター=44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHz、DIGITAL(IN/OUT)=44.1kHz、48kHz、96kHz
規定入力レベル(可変):INPUT 1~6(XLRタイプ)=-56~-6dBu、INPUT 7~8(XLRタイプ)=-50~+0dBu、INPUT 1~8(TRS標準タイプ)=-46~+4dBu
規定出力レベル:OUTPUT 1~8=+0dBu(バランス)
ヘッドルーム:16dB
入力インピーダンス:INPUT 1~6(XLRタイプ)=5kΩ以上(バランス)、INPUT 7~8(XLRタイプ)=10kΩ以上(バランス)、INPUT 1~8(TRS標準タイプ):17kΩ以上(バランス)、INPUT 1~2(TRS標準タイプ:Hi-Z時):740kΩ以上(アンバランス)
出力インピーダンス:OUTPUT 1~8=1.8kΩ(バランス)、PHONES:47Ω
周波数特性:192.0kHz=60kHz~90kHz (+0/-8dB)、192.0kHz=20Hz~60kHz (+0/-2dB)、96.0kHz=20Hz~40kHz (+0/-2dB)、48.0kHz=20Hz~22kHz (+0/-2dB)、44.1kHz=20Hz~20kHz (+0/-2dB)
ノイズレベル:INPUT 1~2→OUTPUT 1~2=-87dBu typ.(GAIN:min.、入力 600Ω終端、IHF-A)※内部Direct Monitor Mixer設定:Stereo Link=on、入力チャンネル・フェーダー=ユニティ
ダイナミックレンジ:AD部 INPUT 1~8=104dB typ.(GAIN:min.)、DA部(OUTPUT 1~8=113dB typ.)
接続端子:INPUT 1~8(XLRタイプ(バランス、ファンタム電源)、TRS標準タイプ(バランス)* INPUT 1、2はハイ・インピーダンスに対応)、PHONES(ステレオ標準タイプ)、OUTPUT 1~8(TRS標準タイプ(バランス))、COAXIAL IN、COAXIAL OUT、MIDIコネクター(イン、アウト)、USBコネクター
インターフェース:USB2.0(Hi-Speed)、デジタル入出力(コアキシャル・タイプ(IEC60958に準拠))、MIDI入出力
ディスプレイ:128×64ドット・グラフィックLCD(バック・ライト付LCD)
電源:DC9V(ACアダプター)
消費電流:1.45A
付属品:取扱説明書、Driver CD-ROM、USBケーブル、ACアダプター、ラック・マウント・アングル 2個、Cakewalk Production Plus Pack DVD-ROM、保証書、ローランド・ユーザー登録カード
外形寸法:幅(W)284mm×奥行き(D)158mm×高さ(H)50mm
質量:1.3 kg
<おもな動作条件>
●Windows版
対応OS:Microsoft Windows 7、Microsoft Windows Vista、Microsoft Windows XP Home/ XP Professional SP2以上 ※すべて日本語版
対応パソコン:USB 2.0ポートを標準で装備しているWindows対応パソコン
CPU/クロック:Intel Core2プロセッサ/1.6GHz以上
メモリー:1.0GB以上
必要なハードウェア:DVD-ROMドライブ(インストールに必要)
●Macintosh版(SONAR LEはMacintoshでは動作しない)
対応OS:Mac OS X v10.4.11以上 ※すべて日本語版(Cakewalk Production Plus Packを使用の場合はMac OS X v10.5.7以上)
対応パソコン:USB 2.0ポートを標準で装備している Apple Macintoshシリーズ
CPU/クロック:Intel Coreプロセッサ
メモリー:1.0GB以上(2.0GB以上を推奨)
必要なハードウェア:DVD-ROMドライブ(インストールに必要)
※Windowsが動作しているMacintoshはサポート対象外。
◆OCTA-CAPTURE
価格:オープン
発売日:2010年9月下旬
◆OCTA-CAPTURE 製品詳細ページ
◆ローランド
◆ローランドからシンセ、デジタルピアノ、ギターアンプ&エフェクターなどを全世界同時発表
◆BARKS 楽器チャンネル
「OCTA-CAPTURE」は、8系統マイク・プリアンプ搭載で、多くのマイクをセットするバンド演奏やドラム録音のようなマルチ・レコーディングに適したオーディオインターフェイス。8系統のマイク・プリアンプはもちろんファンタム電源に対応、各チャンネル個別でのオン/オフできるので、ダイナミック・マイク/コンデンサー・マイクに関係なく、柔軟なマイク・セッティングが可能だ。また、デジタル入出力も備えるので、合計10 IN/10 OUT構成となっている。本体は1.32kgと軽量モバイル・タイプなので、ノート・パソコンと一緒に練習スタジオに持ち込むなど、手軽にレコーディングが行える。
「OCTA-CAPTURE」の型番は「UA-1010」となっており、2003年に発売された同じくUSB 2.0、10 IN/10 OUT対応の「UA-1000」を思い起こさせるが、新たに192kHzにも対応するほか小型化、低価格化が図られており、より魅力的な製品となっている。
最大の特徴は、新開発のマイク・プリアンプ「VS PREAMP」を8系統搭載すること。業界最高レベルの透明感のある高品位なサウンドが得られる。さらに注目したいのが、8系統の入力レベルを自動設定する「オート・センス」機能の新搭載だ。ボタン一つで、一定時間の音量変化を解析し適正値を算出、最大8系統同時に入力レベルを自動で調整するので、セッティング時間の限られたレコーディング現場で活躍する。ドラムのマルチ録音など、ダイナミック・レンジが広く調整の難しい音源でも、ミスなく確実に録音できるというわけだ。
新開発のオーディオ・ストリーミング・テクノロジー「VS STREAMING」採用もポイントだ。ドライバとハードウェアの技術融合により、「OCTA-CAPTURE」本体内で高精度なオーディオ専用クロックを生成するので、パソコンの性能に依存することなく、システムの同期が安定し、レイテンシーの少ないクリアなサウンドが得られる。高いパフォーマンスを実現するハイ・スピードUSB2.0の採用や、WindowsだけでなくMac OSにも対応。最大2台の同時使用(24 IN/20 OUTのオーディオ・インターフェースとして使用可能)や、ローランドの音楽制作システム「VSシリーズ」(V-STUDIO 700やV-STUDIO 100など)との組み合わせも可能なので、用途に合わせた快適な音楽制作環境が構築できるようになっている。ASIOおよびCore Audio対応のDAWアプリケーションでは、V-STUDIOとOCTA-CAPTUREをひとつのオーディオ・デバイスのシステムとして認識するので、全入出力をシームレスに扱うことができる点を喜ぶ人は多いはずだ。
フレキシブルな4系統のダイレクト・モニター・ミキサーの内蔵もうれしいところ。本体またはコントロール・パネルによるミキシングおよび出力先を自由にパッチングすることが可能となっている。ダイレクト・モニター・ミキサーの内部処理は40ビットの高性能DSPによって行われ、高音質でゼロ・レイテンシーのモニター環境を実現。また、入力されたソースにダイレクト・モニタリングでリバーブをかけることができるなど、レコーディング時のさまざまなモニター環境の構築に威力を発揮する。
ソフトウェアとしては、音楽制作がすぐに始められる「Cakewalk Production Plus Pack」が同梱される。DAWソフトウェアの「SONAR LE」(Windowsのみの対応)、アコースティックからエレクトリックまで150種類のサウンドを厳選して内蔵した「Cakewalk Sound Center」、ロックやジャズ、ヒップホップなど多彩なジャンルに対応するドラムセットを多数内蔵した「Studio Instruments Drum Kit」、そして「RAPTURE」の音づくりの魅力が体感できる「RAPTURE LE」を収録されるので、これだけでも幅広いジャンル、サウンドの楽曲制作が可能だ。
<おもな仕様>
オーディオ録音再生チャンネル数:サンプリング周波数=44.1kHz、48kHz、96kHz:録音=12チャンネル、再生=10チャンネル、サンプリング周波数=192kHz:録音= 4チャンネル、再生: 4チャンネル
信号処理:PCインターフェース=24ビット、AD/DAコンバーター=24ビット、内部処理=40ビット
サンプリング周波数:AD/DAコンバーター=44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHz、DIGITAL(IN/OUT)=44.1kHz、48kHz、96kHz
規定入力レベル(可変):INPUT 1~6(XLRタイプ)=-56~-6dBu、INPUT 7~8(XLRタイプ)=-50~+0dBu、INPUT 1~8(TRS標準タイプ)=-46~+4dBu
規定出力レベル:OUTPUT 1~8=+0dBu(バランス)
ヘッドルーム:16dB
入力インピーダンス:INPUT 1~6(XLRタイプ)=5kΩ以上(バランス)、INPUT 7~8(XLRタイプ)=10kΩ以上(バランス)、INPUT 1~8(TRS標準タイプ):17kΩ以上(バランス)、INPUT 1~2(TRS標準タイプ:Hi-Z時):740kΩ以上(アンバランス)
出力インピーダンス:OUTPUT 1~8=1.8kΩ(バランス)、PHONES:47Ω
周波数特性:192.0kHz=60kHz~90kHz (+0/-8dB)、192.0kHz=20Hz~60kHz (+0/-2dB)、96.0kHz=20Hz~40kHz (+0/-2dB)、48.0kHz=20Hz~22kHz (+0/-2dB)、44.1kHz=20Hz~20kHz (+0/-2dB)
ノイズレベル:INPUT 1~2→OUTPUT 1~2=-87dBu typ.(GAIN:min.、入力 600Ω終端、IHF-A)※内部Direct Monitor Mixer設定:Stereo Link=on、入力チャンネル・フェーダー=ユニティ
ダイナミックレンジ:AD部 INPUT 1~8=104dB typ.(GAIN:min.)、DA部(OUTPUT 1~8=113dB typ.)
接続端子:INPUT 1~8(XLRタイプ(バランス、ファンタム電源)、TRS標準タイプ(バランス)* INPUT 1、2はハイ・インピーダンスに対応)、PHONES(ステレオ標準タイプ)、OUTPUT 1~8(TRS標準タイプ(バランス))、COAXIAL IN、COAXIAL OUT、MIDIコネクター(イン、アウト)、USBコネクター
インターフェース:USB2.0(Hi-Speed)、デジタル入出力(コアキシャル・タイプ(IEC60958に準拠))、MIDI入出力
ディスプレイ:128×64ドット・グラフィックLCD(バック・ライト付LCD)
電源:DC9V(ACアダプター)
消費電流:1.45A
付属品:取扱説明書、Driver CD-ROM、USBケーブル、ACアダプター、ラック・マウント・アングル 2個、Cakewalk Production Plus Pack DVD-ROM、保証書、ローランド・ユーザー登録カード
外形寸法:幅(W)284mm×奥行き(D)158mm×高さ(H)50mm
質量:1.3 kg
<おもな動作条件>
●Windows版
対応OS:Microsoft Windows 7、Microsoft Windows Vista、Microsoft Windows XP Home/ XP Professional SP2以上 ※すべて日本語版
対応パソコン:USB 2.0ポートを標準で装備しているWindows対応パソコン
CPU/クロック:Intel Core2プロセッサ/1.6GHz以上
メモリー:1.0GB以上
必要なハードウェア:DVD-ROMドライブ(インストールに必要)
●Macintosh版(SONAR LEはMacintoshでは動作しない)
対応OS:Mac OS X v10.4.11以上 ※すべて日本語版(Cakewalk Production Plus Packを使用の場合はMac OS X v10.5.7以上)
対応パソコン:USB 2.0ポートを標準で装備している Apple Macintoshシリーズ
CPU/クロック:Intel Coreプロセッサ
メモリー:1.0GB以上(2.0GB以上を推奨)
必要なハードウェア:DVD-ROMドライブ(インストールに必要)
※Windowsが動作しているMacintoshはサポート対象外。
◆OCTA-CAPTURE
価格:オープン
発売日:2010年9月下旬
◆OCTA-CAPTURE 製品詳細ページ
◆ローランド
◆ローランドからシンセ、デジタルピアノ、ギターアンプ&エフェクターなどを全世界同時発表
◆BARKS 楽器チャンネル
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