クランチからハイゲインまで、幅広い歪みとスタックアンプ特有のパワー感を融合、BOSSコンパクトにパワースタック「ST-2」登場

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ローランドは、BOSSコンパクト・シリーズの最新モデルとして、ビンテージ・スタックアンプの弾き心地と迫力ある歪みサウンドを楽しめるパワー・スタック「ST-2」を9月17日より発売する。

「ST-2」は、ビンテージ・スタック・アンプの弾き心地やパワー感と、BOSSオリジナルの歪みサウンドを融合した新開発の歪み系エフェクター。ギターアンプの名機を徹底的に解析したノウハウにより、アンプ・キャビネットが作り出す箱鳴り感や独特の音圧感を味わうことができる。また、ピッキングの強弱やギター側のボリューム・コントロールによって音質変化する弾き心地までもリアルに再現。激しく歪むハードロックやメタル系、軽い歪みのクランチ・サウンドで演奏するブルース系ギタリストにも最適なエフェクターに仕上がっている。

BOSSコンパクトらしくサウンドメイキングも簡単だ。ゲインとサウンド・キャラクターを同時に変化させる「SOUNDつまみ」を使って、幅広い歪みサウンドが生み出せるのだ。たとえば、SOUNDつまみが中央の「DRIVE」位置ならBOSS王道の力強いドライブサウンド。汎用性が高くどんなジャンルにもマッチする。右に回すと、「ULTRA」なディストーション・サウンド。スタック・アンプをフルテンにした状態でも出力することがむずかしいような、超ハイ・ゲインの歪みを加えられる。ハードロックやメタル系ギタリストには最適なサウンドだ。さらに左の「CRUNCH」側にまわすと、粒立ちのいいファットなクランチ・サウンドに変化。色気のある上質な歪みはブルージーなフレーズも甘く繊細に響かせられる。

この「SOUNDつまみ」は単なる歪みキャラクターの変化だけでなく、演奏に追従するセッティングへと同時にアジャストすることが可能。たとえば、ピッキング・ニュアンスを敏感に反映させた繊細な歪み具合を生み出すので、高度で表現力豊かな演奏が行える。また、ボリューム・コントロールによっても音色は細かく変化。入力されたレベルに応じて、ダイナミクスを損なわない臨場感のある歪みサウンドが出力される。

スタック・アンプ特有のサウンド特性のシミュレートも大きな特徴だ。アンプサウンドはビンテージ・モデルのスタック・アンプを参考にし、特有のパワー感を演出。低出力のギター・アンプで鳴らす場合でも、力強いアンプサウンドに変化させられるようになっている。また、スタック・アンプを大音量で鳴らした場合に、キャビネットの共鳴で生み出される箱鳴りも再現。よりリアルで迫力のあるアンプ・サウンドが得られる。

先に触れた「SOUNDつまみ」のほか、LEVELおよびトーン・コントロールが行えるようBASS/TREBLEつまみをそれぞれ装備。欲しいギター・サウンドやバンドアンサンブルのほかの楽器音とのバランスなどに応じて音質を簡単に補正することが可能となっている。

<おもな仕様>
規定入力レベル:-20dBu
入力インピーダンス:1MΩ
規定出力レベル:-20dBu
出力インピーダンス:1kΩ
推奨負荷インピーダンス:10kΩ以上
電源:DC 9V マンガン電池(9V形)/アルカリ電池(9V形)、ACアダプター(PSA-100:別売)
消費電流:36mA(DC 9V)※連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なる) マンガン電池=約3時間、アルカリ電池=約10時間
付属品:保証書、取扱説明書、チラシ(安全上のご注意、使用上のご注意、サービスの窓口)、アルカリ電池(9V形、本体に接続済み)
外形寸法:幅(W)73 mm×奥行き(D)129 mm×高さ(H)59mm
質量:440 g

◆ST-2
価格:オープン
発売日:2010年9月17日

◆ST-2 製品詳細ページ
◆ローランド
◆ローランドからシンセ、デジタルピアノ、ギターアンプ&エフェクターなどを全世界同時発表
◆BARKS 楽器チャンネル
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