USインディー界の秘宝アリエル・ピンク、遂にアルバム発売

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USインディー界最後の秘宝ことアリエル・ピンク率いるアリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティによるアルバム『ビフォー・トゥデイ』が、遂に7月21日に日本リリースとなる。

◆アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティ画像

アニマル・コレクティヴの秘蔵っ子アーティストとして2004年にデビューして以来、その奇天烈宅録ローファイ・ポップでじわりじわりと世界中に熱狂的な中毒者を増やしてきた2000年代最大のカルト・ヒーロー、アリエル・ピンク。デビューから一貫して自宅録音作品のみを発表し続け、いまをときめく“チルウェーヴ”の父と呼ばれるほど、次世代DIYミュージシャンたちに多大な影響を与えてきたカリスマ・アーティストだが、遂にUK名門4ADレコーズと満を持してのアルバム契約となった。フル・バンドを率いて初のスタジオ録音に挑んだニュー・アルバム『ビフォー・トゥデイ』の登場だ。

アリエル・ピンク初のスタジオ・アルバムとして早くから注目を集めていた本作は、6月に英米で一足早くリリースされるやいなや、PitchforkやNMEをはじめとする有力メディアから絶賛を浴び、一躍2010年ベスト・アルバムの最有力候補へと浮上。ついに時代がアリエル・ピンクに追いついたか?と、大きな話題を呼んでいる。

過去の作品にあったエキセントリックなローファイ・レコーディングから格段のスケールアップを遂げ、AORからサイケ&グラム・ロック、ファンクにソウルといった様々な要素を、最高にキャッチーなメロディと融合させたユニークなアリエル・サウンドが桃源郷のように広がる本作『ビフォー・トゥデイ』。ヘンテコなのにどこか懐かしい極上ヴァイヴ満載の、一度聴いたらクセになるアリエル流ポップ・ミュージックが渦巻いている。

宅録マニアのアリエルを見い出しデビューへと導いたアニマル・コレクティヴはもちろん、この秋の全米ツアーのオープニングにアリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティを抜擢したフレイミング・リップスや、アリエルの別プロジェクト“ホーリー・シット”のサポート・メンバーだったガールズのクリストファー・オーウェンスなど、ミュージシャンからも熱烈な支持を受けるアリエル・ピンク。世界各地で空前の盛り上がりをみせるこのニュー・アルバム『ビフォー・トゥデイ』、聞き逃しは厳禁で。

◆アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティ・マイスペース
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